子育ての大きな悩みの一つが、習い事。今やほとんどの子どもが何か1つは習い事をしています。
でもその費用について、どれくらいが適正なのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこでさまざまな習い事の相場を徹底調査しました。
目当ての習い事に月いくら必要なのか相場を知って、教室やスクール、チーム選びの参考にしてみてください。
子どもの習い事の相場 全体の平均費用
子どもの習い事については、文部科学省が「子供の学習費調査」という統計を発表しています。
それによると、塾や家庭教師代を除いた「習い事代」は、公立の未就学児で年に6万1331円。
月額平均5000円程になります。
公立の小学生は年に13万1982円で、月額1万1000円程です。
これに対して私立の幼稚園や学校に通っている子どもは習い事の平均額も増える傾向に。
塾・家庭教師代も含めた一覧はこのようになります。
公立 | 私立 | |||||
習い事代 | 塾・家庭教師代 | 合計 | 習い事代 | 塾・家庭教師代 | 合計 | |
未就学 | 61,331 | 22,564 | 83,895 | 117,429 | 48,229 | 165,658 |
小学校 | 131,982 | 82,469 | 214,451 | 298,504 | 348,385 | 646,889 |
中学校 | 62,902 | 243,589 | 306,491 | 110,918 | 220,346 | 331,264 |
高校 | 29,018 | 147,875 | 176,893 | 56,915 | 193,945 | 250,860 |
(文部科学省「平成30年度 子供の学習費調査」より)
この調査によると、塾や家庭教師以外の「習い事」にかかる費用は小学生の時期に最も多くなることが分かります。
さらに詳しいデータを見ると、ピークになるのは公立の場合は小学4年生で、年平均14万5630円。
月額約1万2000円です。
私立はピークが小学1年生。
年平均35万3094円で、月額約3万円になります。
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子どもの習い事の相場 スポーツ以外
全体の平均は分かりましたが、実際の相場は習い事の種類によってまさにピンキリ。
では主な習い事の相場はどうなっているのでしょうか。
人気の習い事の相場を、まずはスポーツ以外で調査。
月謝は以下のようになることが分かりました。
*英会話(グループレッスン):8000円から1万円
*英会話(小人数レッスン):1万5000円前後
*英会話(マンツーマンレッスン):2万5000円前後
*ピアノ(初心者のグループレッスン):5000円前後
*ピアノ(小学生以上・レベルに応じて):5000円から3万円
*習字・書道:3000円台
*そろばん(週2〜3回の教室):4000円から1万円
*プログラミング(内容によって):7000円から2万円
これらは基本的に週1回のレッスンですが、そろばんは問題を多く解くことが必要になるため、回数は多くなります。
また月謝以外に入会金や教材費がかかることもありますから、注意が必要です。
子どもの習い事の相場 スポーツ
スポーツ関係の習い事の相場も、競技の種類によって大きな違いがあります。
それぞれの月謝と初期費用などを調査しました。
スイミング
数多くの習い事の中で人気1位となっているのがスイミング。
その費用の相場は、週1回の教室で月謝6000円から8000円。
年齢や地域によっては5000円という教室もあります。
入会金の相場は3000円前後。
水着、帽子などの購入費が約4000円です。
なおこれは、初級や中級コースの場合。
さらに上達して「選手コース」などに進むと、練習は週2回、月謝が1万円以上になることもあります。
サッカー
特に小学生以下に根強い人気を誇るサッカー。
こちらはサッカー少年団に入るか、サッカースクールに入るかで費用が大きく違ってきます。
サッカー少年団は地域の活動で、指導者などもボランティアが多く、費用は抑えられることに。月謝の相場は2000円から5000円です。
入会金や年会費は1000円から3000円というところが多くなっています。
一方、サッカースクールは優秀な専属コーチの指導を受けられる可能性がある代わりに費用は高め。
月謝の相場は5000円から7000円です。
入会金や年会費は6000円から1万2000円程になります。
入会金以外の初期費用は2万円から3万円程。
これはスパイクやユニフォーム、レガース、ボールなどの購入費です。
こだわらなければもっと安く済ませることもできます。
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野球
野球はスクールではなく地域の少年野球チームに入るのが一般的。
部費とも呼ばれる月謝の相場は1500円から4000円です。
ただし安いチームでは父母会費など別名義の徴収があることも。
合わせれば3000円台が最も多くなっています。
野球の初期費用はサッカーよりも高く、グラブ、バット、スパイク、バッグなどで4万円から5万円程度。
また小学校低学年から始めて長く続ける場合には、成長に合わせて何度かの買い替えが必要となります。
グラブとバットは2年に1回、スパイクは半年に1回が買い替えの目安です。
一方で入会金は徴収していない少年野球チームが多いようです。
剣道
剣道は地域の少年団と個人道場で費用が大きく違ってきます。
学校の体育館などを利用して行なっている少年団は指導者がボランティアということもあり、月謝は2000円から3000円が一般的。
地域によっては数百円台の少年団もあります。
個人道場の月謝は5000円から1万円が相場となります。
剣道は防具や竹刀などの初期費用が高そうと思う人も多いはず。実際に小学生が全て揃えると3万円から4万円程になります。
しかし少年団や道場では小さくなった防具をお下がりとして譲り受けることも。
消耗品となる竹刀だけを買えば1200円程で済むこともあります。
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ダンス
中学の必修科目になっていることもあって人気のダンス。
中でも一般的な「ストリートダンス」は1レッスン1500円から3000円で、月謝5000円から1万円が相場となっています。
「レッスン受け放題」というプランが多いのもダンス教室の特徴。
その場合の月謝は1万円から1万5000円が多くなっています。
初期費用に関しては1万円前後の入会金以外はあまりかかりません。
ただし発表会が行われると、その参加費や衣装代、発表会向けのレッスン代などが必要に。
1回の発表会につき2万円から5万円程かかることになります。
まとめ
習い事の相場は内容次第で千差万別。
特にスポーツの習い事では、入ったスクールやチームによってその金額差はとても大きくなります。
長く続ければ数十万円単位の差がつくことも。一方で月謝が高くてもそれに見合ったスクールやチームもたくさんあります。
習い事は内容と費用をしっかり吟味して選びたいものです。
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