サッカーには背番号というものがあり、選手は試合で背番号を着用して出る決まりがあります。
ただの数字というだけでなく、背番号自体に意味を持つこともあります。
背番号11番にもサッカーにおいて特別な意味を持つ数字です。
背番号11番にはどんな意味があるのでしょうか。
背番号11番にはどんな意味がある
点取屋が多い
サッカーにおいて背番号11番の選手は「トップ下」や「ウィング」などのポジションについていることが多い傾向にあります。
「トップ下」とは最前線のフォワードから1.5列目に位置するポジションで、オフラインギリギリのところで駆け引きを行い、ディフェンスの裏に走り込んで、ディフェンスを引きつけるなどの動きをします。
フォワードに攻撃のスペースを空けてサポートするだけでなく、自らも得点に絡むポジションです。
「ウィング」はドリブルでサイドから中央へ切り込んで突破することや、サイドから突破するなど、ドリブルが得意な選手が多い傾向にあります。
そのままディフェンスを突破して、ゴールを狙います。
このことから両ポジション共に点取屋が多いことがわかります。
背番号11番を背負った選手
どんな選手が背番号11番を背負ったことがあるのでしょうか。
代表的な選手を紹介します。
三浦和良
【個人プロフィール】
生年月日:1967年2月26日
出身地:静岡県
利き足:右足
プロサッカー歴:サントス、パルメイラス、マツバラ、CRB、キンゼ・デ・ジャウー、コリチーバ、サントス、ヴェルディ川崎、ジェノア、ディナモ・ザグレブ、京都パープルサンガ、ヴィッセル神戸、横浜FC、シドニーFC、鈴鹿ポイントゲッターズ
タイトル・表彰歴:日本サッカーリーグ優勝、ダイナスティカップ優勝、AFCアジアカップ優勝、ヤマザキナビスコカップ優勝、Jリーグ2ndステージ優勝、プルヴァHNL優勝、J2優勝、コダックオールスター最優秀選手賞、日本サッカーリーグ最優秀選手賞、Jリーグ最優秀選手賞、日本プロスポーツ大賞、W杯アメリカ大会アジア最終予選得点王、AFC年間最優秀選手、Jリーグ得点王、Jリーグベストイレブン
日本サッカー界において背番号11番といえばまず、「キングカズ」こと「三浦和良」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
三浦和良は背番号11番へのこだわりが強いことでも有名です。
背番号11番をつけるようになったのは、ブラジルに渡ってからで、当時のブラジルは背番号が固定制でなく、先発メンバーが1番から11番をつけるシステムになっており、左ウィングの背番号が11番だったために、11番をつけるようになりました。
その後、帰国した三浦和良は読売クラブで11番が既に埋まっていたため、24番をつけましたが、翌シーズンは希望通り背番号11番をつけました。
94年に日本代表に選ばれた際に、当時監督であったファルカン監督からキャプテン番号である「10番」をつけるように勧められましたが、これを断るほどのこだわりを見せたことで有名です。
さらには、練習のビブスでも11番、車のナンバーも11番、駐車場で停める番号も11番という背番号11番へのこだわりはとても強いことがわかります。
巻誠一郎
【個人プロフィール】
生年月日:1980年8月7日
出身地:熊本県
利き足:右足
プロサッカー歴:ジェフユナイテッド千葉、アルカム・ベルミ、深圳紅鑽、東京ヴェルディ、ロアッソ熊本
タイトル・表彰歴:Jリーグカップ、Jリーグ功労選手賞
弟は元プロサッカー選手、妹はハンドボール選手というスポーツ一家に生まれた巻誠一郎も背番号11番をつけてプレーしました。
2005年・2006年・2007年と日本代表にも選ばれるなど、日本を代表するフォワード選手の1人です。
アリエン・ロッペン
【個人プロフィール】
生年月日:1984年1月23日
出身地:ベドゥム
利き足:左足
プロサッカー歴:フローニンゲン、PSV、チェルシー、レアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘン、フローニンゲン
タイトル・表彰歴:オランダ最優秀選手賞、ブラヴォー賞、U-21欧州年間最優秀選手、ドイツ年間最優秀選手、FIFAワールドカップブロンズボール、FIFAワールドカップベストイレブン
チェルシー、レアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘンという名門クラブチームを渡り歩いたアリエン・ロッペンはオランダを代表する選手の1人です。
2003年から2018年という長い間、オランダ代表に選ばれ続け、代表では常に11番を背負ってプレーしていました。
世界屈指のカットインとミドルシュートで得点を量産した点取屋です。
ネイマール
【個人プロフィール】
生年月日:1992年2月5日
出身地:モジ・ダス・クルーゼス
利き足:右足
プロサッカー歴:サントスFC、FCバルセロナ、パリ・サンジェルマン
タイトル・表彰歴:コパ・ド・ブラジル得点王、南米年間最優秀選手賞、FIFAプスカシュ賞、ボーラ・ジ・オーロ、南米ユース選手権 得点王、FIFAコンフェデレーションズカップゴールデンボール、FIFAコンフェデレーションズカップブロンズブーツ、FIFAワールドカップブロンズブーツ、UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAチャンピオンズリーグベストチーム、FIFA/FIFPro世界イレブン、リーグ1年間最優秀選手賞、リーグ1年間最優秀チーム賞
数々の賞を獲得してきたネイマールはサッカーのことをよく知らないという方でもその名前を知っているのではないでしょうか。
ウィングや攻撃的なミッドフィルダーとしてプレーし、豊富な運動量と創造性を活かし、得点だけでなく、パスによりチャンスを作り続けています。
そんなネイマールもサントスFCとバルセロナ時代に背番号11番を背負ってプレーしました。
まとめ
背番号11番はチームの中でも点取屋が多い選手が多い傾向にありました。
数々のエース級の選手が歴代背負っていきましたが、今後どんな選手が背番号11番を背負って活躍するのでしょうか。
代表的な選手が現れることを期待しています。