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【スポーツ】壁当て競技3選|おもしろいルールと特徴を詳しく解説!

壁を使うスポーツといえば、すぐに思い浮かぶのはスカッシュかラケットボールではないでしょうか。

スカッシュの起源には諸説ありますが、狭い城壁内か刑務所内でボールを打ち合ったのが始まり。壁ですぐに跳ね返ってくるスピード感から愛好者が増え、スポーツとして定着しました。

では他に壁を使ったスポーツはないのでしょうか?

実はそのようなスポーツは他にもたくさんあり、多くがエキサイティングで楽しいと評判なのです。

ここでは、日本ではまだマイナーですが今後大流行するかもしれない、壁を使ったスポーツをご紹介します。

壁当てスポーツ①ウォーリーボール

ウォーリーボールは壁を使ったバレーボール。別名「リバウンドバレーボール」とも呼ばれている通り、壁のバウンドを利用できるバレーボールです。

1978年、アメリカのミネソタ州で冬の間のスポーツとして誕生。アメリカでは非常に多くの人に親しまれています。

ウォーリーボールのルール

ウォーリーボールのコートは、長さ12.1m、幅6.1m、高さ6.1m。その周囲は全て壁に覆われています。実はこれはラケットボールのコートを流用したもの。その中央にバレーボールとほとんど同じ高さのネットを張り、1チーム2〜6名(3名が一般的)でプレイします。

ボールもバレーボールと同じ。バレーボールと違うのは、壁でバウンドしても良いことです。

ウォーリーボールの特徴

壁を使っても良いというルールのため、ウォーリーボールでは、バレーボールではありえないような角度からボールが飛んできます。反射神経が求められる上、戦略の幅が広がるのが面白いところ。

一方で、バレーボールより遥かに狭いコートで強烈なアタックを打ち合うことになるため、かなりのスリルも味わえます。

壁当てスポーツ②ジョーキーボール

ジョーキーボールは壁を使ったサッカー。狭いコートの中で壁や天井も使ってトリッキーなプレイが楽しめるスポーツです。こちらは1987年にフランスで誕生。ガレージの中で考案され、今ではヨーロッパやカナダ、メキシコなど多くの国で楽しまれています。

ジョーキーボールの「JORKY」はフランス語の「Jeux Original Rapide en Kit」の略。オリジナル・クイックスポーツ・キットという意味で、透明な壁の組み立てキットを使えばいろいろな場所で楽しめます。

ジョーキーボールのルール

ジョーキーボールのコートは、長さ9.8m、幅4.8m、高さ2.7m。フットサルコートの8分の1ほどの非常に小さいスペースが透明な壁に覆われています

ゴールのサイズは幅1.1m、高さ1.1mで、ボールは直径16㎝の小さなものを使います。しかもその材質はフェルト生地で200gと軽量です。

選手の人数は1チーム2名。1名がフォワード、1名がディフェンスと決まっていて、ディフェンスはコートの前の方に出ることはできません。フォワードも相手ゴール付近のエリアに侵入することは禁止です。また自陣で7秒以上ボールを保持することはできません。

試合は時間制限ではなく、7点先取の3セットマッチが基本となります。

ジョーキーボールの特徴

小さくて軽いフェルトのボールを使いますが、その迫力はかなりのもの。狭いコート内を猛烈な速度でボールが飛び交い、攻守が一瞬で入れ替わります

一方で、選手の背後に回り込むことやスライディングは禁止、足を腰より高く上げてボールを止めることができないなど、安全性にも気を使ったルールです。そのことからフィットネススポーツとしても楽しめると言われています。

壁当てスポーツ③ガガボール

ガガボールは壁を使ったドッジボール

1950年ごろにイスラエルで誕生したスポーツで、「ガ」は「ヒット」や「タッチ」という意味のヘブライ語です。低い壁の中に大勢が入り、一人が手で打ったボールをドッチボールのように避けます。

ガガボールのルール

ガガボールのコートは「ピット」と呼ばれます。プラスチックや木でできた低い壁で、プレイする人数によって広さもさまざま。基本は八角形ですが、大きくなれば壁の数も増えて円形に近くなっていきます。

その中に大勢が入り、ボールを投げ上げてスタート。このとき、バウンドに合わせて全員で「ガ!ガ!ボール!」と叫ぶのが決まりです。3バウンドしたら誰でもボールを手で打つことがでます。投げたり蹴ったりすることは禁止。

一人が打ったボールが直接、または壁でバウンドして膝より下に当たるとアウトで、ピットの外に退場です。アウトにならないようにジャンプなどをして避け、チャンスがあれば手でボールを打って敵を狙います。最後まで残った一人が勝者です。

ガガボールの特徴

もともとはキャンプのレクリエーションとして始まったガガボールは、ゆるくて楽しいドッジボール。アメリカやオーストラリアでは子どもたちに大人気となっています。

とはいえ膝下に当たらなければセーフというルールなので、相手が打つ瞬間に逆立ちで避けるなどの高等技術も。壁のバウンドを計算する必要もあり、奥が深いスポーツと言えます。

まとめ

壁を使ったスポーツはスピーディーで楽しいものが多く、世界的にはフィットネスやレクリエーションスポーツとしても人気です。

狭い場所でできるのも魅力。

今回ご紹介したスポーツ以外にも、既存の競技と壁を組み合わせたニュースポーツが誕生するかもしれません。

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でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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