テニスを始めたばかりのころは、どのような練習をすべきか悩みますよね。
練習方法がわからなければ「テニスコートを借りたのに、時間を無駄にしてしまった」という事態にもなりかねません。
そこで本記事では、初心者向けのテニス練習方法をご紹介します。
テニスの練習を正しく取り組めば、上達のスピードも上がりますよ。
【テニス】初心者の取り組み方
実際の練習を始める前に押さえておきたいのが、テニスへの取り組み方。自主トレーニングにも役立つので確認しておきましょう。
自分に合ったラケットやガットを使う
テニスで使用するラケットは、商品によってフレームの重さ、面の大きさ、グリップの厚さなどが異なります。
ボールコントロールやメンタルにも影響するので、自分に合ったラケットを使用しましょう。
初心者がラケットを選ぶ際に重視したいポイントは、「面が大きい」「軽量」「よく弾む」の3つです。
具体的な面の大きさは100インチを基準にすると良いでしょう。面が大きいほど、ボールが当たりやすいので、初心者でも簡単に飛ばせます。
また重さは300グラム前後がおすすめです。
女性の場合、200グラム台のラケットであれば、軽く打てます。
スポーツ店では試し打ちを実施している店舗もあるので、購入前にラケットでボールを打ってみましょう。
ガット(ラケットの面の部分)の強弱はお店に頼めば、調節してもらえます。
自己流を避ける
自分の打ち方を試す前に、正しいフォームを身につけて、基礎を習得することが大切です。
テニスには、プロも身につけているような基本の打ち方があります。
しかし基本を習得せずに自己流でおこなうと、ボールが前に飛ばなかったり、身体を痛めてしまったりと、効果的な練習ができません。
さらには実際に練習を開始すると「思うように打てない」と悩んで、テニスに対するモチベーションが下がってしまいます。
最初は難しいと感じる場面もありますが、基本を習得することが上達の近道です。
限られた練習時間のなかで効率良く結果を出すためにも、最初は自己流を避けましょう。
基礎を繰り返し練習する
一度の練習で技術が飛躍的に向上することはないでしょう。
テニスに限らずどのスポーツにも共通しますが、反復によって身につくことがほとんどです。
一度できなかったことに対して悔やむのではなく、「次こそは」という意識で練習しましょう。
またすぐに上級者の練習に手を出して挫折するよりも、基礎を徹底したほうがテニスの全体像をつかめます。
無意識の状態でストロークやサーブの基本が身につけば、プレッシャーの多い試合でも、実力を出し切れるでしょう。
ある程度の基礎スキルが身についたら、中上級者向けの練習をこなしてみてください。
【テニス】初心者の練習方法5つ
さまざまな練習方法がありますが、まずは基本から始めましょう。
テニススクールや学校での練習にも役立つので、取り入れてみてください。
①ストローク
ストロークはテニスで基本となる動作です。
具体的な練習方法としておすすめなのが、自分でボールを地面に落として打つこと。自分の打ちやすい場所にボールを投げてみましょう。
最初は近い距離でも大丈夫なので、手打ちにならないように意識してください。手打ちとは、手や腕の動作だけでボールを打つことです。
手打ちになるとボールに威力がでません。
右利きの場合は左手をしっかり前に出して、腰の重心を下げます。
そして身体全体を大きくひねって、最後は左手でラケットをキャッチするようなイメージです。
慣れてきたら、仲間にボールを出してもらったり、距離を大きくしたりなど、徐々に難易度を高めましょう。
②サーブ
サーブは試合の開始合図となる重要な動作です。まずは相手コート内にボールを入れることから始めてみましょう。
トスを上げる際は、ボールを軽く持ちます。
そして腕を真横に伸ばし、真上に投げます。頭上にボールが来たら、そのまま手が伸びた状態になるように打ちましょう。
このとき身体が後ろに反ると、腰を痛めたり、ボールが変な方向に飛んだりします。身体はまっすぐな状態を保ちましょう。
サーブのグリップは、包丁持ちのようなコンチネンタルグリップがおすすめです。
打ちにくい場合は、少し面を緩やかにしてみてください。
ボールが打ちにくければ、素振りから始めるのもおすすめです。
③ボレー
ボレー壁打ちよりも実際に相手が居るほうが、効率的に練習できます。
最初は近い距離からお互いにボールを返す練習をしましょう。
ボレーはラケットの中心をしっかりとらえることで、威力が上がります。
打ち方は不格好になっても良いので、ラリーを複数回続けられるように意識してください。
構えはラケットヘッドを立てて、身体から少し離します。
また慣れてきたら、身体の向きを変えながら打ちます。
左右のどちらでも打てるように、身体の使い方を覚えていきましょう。
ボレーの際は身体の重心を下げて、ボールが来たら足を踏み込みます。
速い打球に対応できるようにワングリップ(グリップを握り替えない)で持ちます。
まとめ
初心者の段階では正しいフォームを身につけてから、徐々に難易度を上げましょう。
基礎が技術の土台となって、はじめて応用ができるようになります。
誰よりも練習して、テニスの上達を目指しましょう。
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