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【春高バレー】年齢制限はあるの?参加条件を詳しく解説!

野球やサッカー、ラグビーなどの団体競技が盛り上がっていますが、もうひとつ忘れてはならないメジャーな団体競技として挙げられるのがバレーボールです。

過去にオリンピックで男女とも数々のメダルを獲得し、隆盛を誇ったバレーボールは、その歴史と伝統を引き継ぎ、今でも盛んに行われています。その代表格が、高校野球における甲子園大会と並ぶ最高峰の大会である「春高バレー」です。

この記事では、春高バレーの歴史と経緯、参加条件や年齢制限、そして今年の大会概要について詳しく解説します。

春高バレーとは

春高バレーとは、毎年1月に開催される「全日本バレーボール高等学校選手権大会」を意味します。

この大会は2010年までは毎年3月に、名称も現在とは異なり「全国高等学校バレーボール選抜優勝大会」として開催されていましたが、高校3年生でも出場できるように開催時期を早めて、それまでの3月から1月に変更されたものです(開催時期変更の経緯は後述のとおり)。

毎年春に行われていたため、現在でも「春高バレー」の愛称で親しまれており、そのまま引き継がれています。

この春高バレーは、夏のインターハイ、秋の国民体育大会(国体)と並ぶ三大大会ともいわれており、全国のバレーボール部に所属する高校生にとっては憧れの舞台です。

春高バレーの歴史

春高バレーの歴史を辿(たど)ると、戦後間もない1948年にスタートした9人制の「全国高等学校バレーボール選手権大会」が起源となります。

その後、1964年東京オリンピックを翌年に控えた1963年に6人制でインターハイの種目として開催することとし、以後は各年度の「全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会」兼「全国高等学校バレーボール選手権大会」として、半世紀近く続きました。

その後、1970年から2010年までは「全国高等学校バレーボール選抜優勝大会」が正式名称となり、本大会は毎年3月に東京で開催されていました。

しかし、高校3年生も出場できるよう開催時期を1月にすることが決定され、翌年の2011年から冬のインターハイバレーボール大会が「全日本バレーボール高等学校選手権大会」へと改称され、「春の高校バレー」の愛称を引き継ぎました。

主催は日本バレーボール協会、全国高等学校体育連盟、フジテレビジョンなどとなっています。

春高バレーが1月開催となった経緯

春高バレーが従来の3月開催から1月開催に変更された経緯について解説します。

チームの主力となる3年生は、3月には既に卒業式を終えている場合が多く、インターハイまたは国体が終わったタイミングが3年生の引退のタイミングとなっていました。

高校を卒業後、大学や実業団でもバレーボールを続ける選手も多くいますが、こうした3年生の選手たちにとって、10ヶ月近いブランクが空いてしまうのは余りにももったいないことや、17~18歳という、まだまだ伸び盛りの時期としては大きなブランクになる矛盾がありました。

こうした多くの声に応える形で、3年生でも出場可能な1月の開催へと変更されたのが主な経緯です。

ただし、インターハイの後に3年生が部活動を続けるかどうかは、各高校や選手の状況によって判断が分かれており、春高バレーの各地方予選は毎年10月~11月に行われるため、春高バレーに出場しないチームの選手はこのタイミングでの引退となります。

春高バレーへの参加条件

春高バレーへの参加条件は、公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)の規定により定められています。

その中で、参加資格は、各年度にJVAの「チーム加盟および個人登録規定」に則(のっと)り、「高等学校男子・女子」と有効に登録された選手、およびベンチスタッフで構成されることとされています。

そして、春高バレーの具体的な資格項目については、JVAの傘下団体である全国高体連バレーボール専門部登録規程によって明確に規定されています。

以下に詳しく解説します。

参加資格

(1) 各都道府県の高等学校体育連盟(高体連)バレーボール男子・女子部の加盟校であること
(2) 年齢制限は4月2日を起算として19歳未満の者とする
(3) 中国残留日本人孤児およびその子女についても年齢制限を適用する
(4) 同一学年の出場は1回限りとする

なお、出場校は北海道・東京・神奈川・大阪がそれぞれ2校、他の都道府県は1校、さらに開催地枠で1校の合計52校が出場します。開催地枠はほぼ東京で固定されています。

年齢制限

気になる年齢制限ですが、上述のとおり「19歳未満」となります。

今回の大会概要

春高バレーの今回大会における開催概要は下記のとおりです。

大会名:ジャパネット杯春の高校バレー 第75回全日本バレーボール高等学校選手権大会
会場:東京体育館(代々木)
開催期間:2023年1月4日(水)~8日(日)
競技日程:
1月4日(水)開会式/男女1回戦(無観客)
1月5日(木)男女2回戦(無観客)
1月6日(金)男女3回戦、準々決勝戦(無観客)
1月7日(土)男女準決勝戦(有観客)
1月8日(日)男女決勝戦・閉会式(有観客)

まとめ

長い歴史と伝統を誇り、多くのファンに愛される春高バレーの意味と歴史、また1月開催となった経緯や、年齢制限を含む参加条件と、今年の開催要領について詳しく解説しました。

高校野球であれば春夏の甲子園、サッカーであれば正月の全日本高校サッカー選手権が有名ですが、この春高バレーもそれらに匹敵するメジャーイベントとして有名です。

今年の正月明けも、全国の厳しい予選を勝ち抜いたチームによる熱戦を期待したいものです。



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ミッシー

ミッシー

スポーツ全般を観るのもするのも大好きなスポーツファン

オールド野球ファンがドメインですが、他にもラグビー・サッカーなど、どんなスポーツでも大好きです。本格的なスポーツ経験は剣道で、趣味のスポーツとしては野球・水泳・ジョギングなどを愛好しています。

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