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【野球】バッテリーとは?意味や由来についてご紹介!

野球を観戦していると、投手と捕手が連携して試合をリードし、活躍した時などに「このバッテリーは素晴らしい」「バッテリーの力で勝利した」などと評価されることがあります。

この記事では、野球におけるバッテリーの意味と語源や由来、投手と捕手それぞれの役割や特徴などについて解説します。

バッテリーとは?

野球におけるバッテリーとは、投手と捕手の2人を一組(セット)にして呼ぶ際に使われる言葉です。

言うまでもなく、投手は打者に打たれないよう捕手に向かって投球し、捕手は投手の投げた球を捕球するのが主な役割ですが、主に捕手が投手に対して様々なサインを出し、相互に協力しながらプレーします。

投手と捕手の協力によって打者を封じ、試合に勝った場合などに、優れたバッテリーという言葉を用いて評価されます。

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バッテリーの語源と由来とは?

野球におけるバッテリーの語源と由来、そして意味について解説します。

バッテリーの語源

バッテリーの語源は、ラテン語のバットゥエレ(battuere)とされています。

このバットゥエレが本来持つ意味は「打つ」「叩く」「攻撃する」ですが、その後次第に意味が派生・拡大し、「大砲」や「砲台」といった意味にも使われるようになりました。

バッテリーの由来

野球におけるバッテリーのそもそもの由来は、上記のとおり派生した「大砲」に繋がっています。

投手がボールを投げる様子が大砲を打つ様子に似ていたことが、その根拠だというものです。

この、投手がボールを投げる様子を大砲に例えて、最初は投手のことをバッテリーと呼んでいたようです。

また、やや似た説としては、投手力を大砲の火力に見立てたものがあります。

1860年代に、アメリカの歴史家であり、また「野球の父」ともいわれるヘンリー・チャドウィック氏が、野球チームの投手力を火力に例えてバッテリーと呼んだことが始まりというものです。

当時は南北戦争時代の真っただ中で、アメリカ人にとって、大砲の火力に投手力を重ね合わせることは非常に理解しやすい表現だったようです。

それから時が経ち、次第に捕手も含めて、投手と捕手のペアを指す言葉としてバッテリーが使われるように表現が拡大していきました。

バッテリーが投手と捕手を指すようになったのは、二人の協力によって(一組で)打者を抑えることが関係しています。

バッテリーの意味

みてきたように、バッテリー(battery)は英語で「一組・一対のもの」、また「電池」や「強度」、「砲台」といった、さまざな意味に拡大して使用されてきました。

そして、変遷を経て、現在では野球におけるバッテリーは、上記のうち「(投手と捕手が)一組のもの・一対のもの」として広く理解されています。

このため、野球のバッテリーは試合で実際にプレーしている投手と捕手のことを指します。

なお、野球のバッテリーを日本語で表現する場合、「夫婦」に例えられることがあります。

野球では、やはり何といっても投手が花形ポジションであり、一番目立つ役割ですが、その一方、捕手の仕事は地味で目立たず、捕手としての活躍がなかなか表面に現われにくいため、正当に評価されるのが難しいポジションです。

こうした状況から、夫婦関係において投手が一家の大黒柱である旦那だとすれば、捕手は旦那を陰で支える奥さんの立場に似ているため、バッテリーは夫婦に例えられることが多いようです。

プロ野球の解説などでも、捕手のことを「恋女房」や「正妻」などと呼んで、夫婦関係における奥さんになぞらえることが多々あります。

バッテリーの関係

野球において、バッテリーである投手と捕手の関係は「対等」です。

対戦相手の打者を打ち取るためには、投手と捕手が互いに協力し合う必要があり、どちらかが一方的に主導権を握ったり、わだかまりがある状態でプレーをすると、パフォーマンスが低下してしまいます。

当然ながら、バッテリー間の年齢差などはプレーする上では全く関係がなく、捕手のサインに疑問があれば、遠慮せずに投手が首を振れる関係がバッテリーにとって最善の関係です。

次に、同じバッテリーでも役割が全く異なる、投手と捕手それぞれに適した気質と相性について解説します。

投手向きの気質

投手向きの気質を端的にいえば、「自信家で図太い神経の持ち主であること」が挙げられます。

野球の試合は、投手がボールを投げて試合が始まります。

そして、試合の8割は投手が支配するといわれています。

こうした圧倒的な支配的地位にいる投手には、プレーを支える強靭なメンタルと自信が最も重要な要素となります。

捕手向きの気質

一方、捕手向きの気質は、「コミュニケーション能力が高く、機転が利いて気配りのできること」が挙げられます。

プロ野球などの場合、チームのレギュラー捕手は大体一人であるのに対し、投手はローテーションを組んで多くの人数が登板します。

このため、捕手はさまざまな投手とバッテリーを組む必要があります。

投手によって性格はそれぞれ違うので、投手一人ひとりに気持ちよくピッチングさせるためには、高いコミュニケーション能力が必要です。

また、自分がバッテリーを組む投手だけでなく、相手打者から得られる情報なども参考となるので、打者の細かい変化や表情などに気づく観察力や洞察力も必要となります。

バッテリーの相性

バッテリーには、お互いに組みやすい、あるいはその逆に組みにくい、といった「相性」があります。

通常、投手が投げる球種やコースのサインは捕手が出します。

その際に、投手は自分の投げたいボールと捕手のサインが一致しないとストレスにつながり、信頼関係に影響します。

相互に十分連携をとり、認識のズレを修正しながら信頼関係を構築することができればよい相性だといえます。

その反面、お互いの感性や認識の齟齬がどうしても埋まらない場合には、相性が悪い結果となります。

投手も捕手も、お互いに一人の人間なので、最終的に相性の良し悪しがあるのは避けられません。

その意味では、可能な限り相性の良いバッテリーで試合に臨むことが重要だといえるでしょう。

まとめ

野球におけるバッテリーの意味と語源や由来、投手と捕手それぞれに向いた気質や相性について解説しました。

近代野球において、バッテリーの重要性はますます高まっています。

そして、プロ野球では毎年、最高のバッテリーを表彰する制度もあり、優秀なバッテリーが注目されます。

これからも、バッテリーの活躍に注目して野球を観戦したいものです。

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ミッシー

ミッシー

スポーツ全般を観るのもするのも大好きなスポーツファン

オールド野球ファンがドメインですが、他にもラグビー・サッカーなど、どんなスポーツでも大好きです。本格的なスポーツ経験は剣道で、趣味のスポーツとしては野球・水泳・ジョギングなどを愛好しています。

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