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【ライフセーバー】資格取得方法とは?講習会など詳しい情報を紹介!

海やプールで人命を守るライフセーバー。
体力や水泳の技術だけでなく、かなりの専門知識も必要な気がします。
ではライフセーバーになるためにはどのような資格を取ればよいのでしょうか。
今回は、ライフセーバーの資格取得方法を解説。
資格を取るための講習会なども詳しくご紹介します。

【ライフセーバー】資格

まず前提として、ライフセーバーには資格が必要なのでしょうか。
実はライフセーバーに資格は必要ありません。つまり、誰でもライフセーバーのアルバイトはできるし、ライフセーバーを名乗ることもできるということです。

あると良い資格

とはいえライフセーバーは人命にかかわる仕事。当然ながら一定以上の知識と技能を持っていることが望まれます。
その証明となるのが各種の資格
資格には以下のようなものがあります。

・日本ライフセービング協会の各種認定資格
・日本赤十字の赤十字救急法救急員や赤十字水上安全法救助員Ⅰ・Ⅱ

そのうち、ライフセーバーの一般的な目標となるのが、日本ライフセービング協会の認定資格です。
以下、具体的にご紹介します。

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【ライフセーバー】資格と講習会

日本ライフセービング協会の認定資格は一発試験ではなく、条件をクリアした上で講習会に参加して取得することになります。
講習会では水に関する知識や救助法、応急手当、蘇生法、サバイバルスイム、ビーチマネジメントなどの知識と実技を学習。
講習会は毎月数回、全国各地で行われています。

ウォーターセーフティ資格

各種資格のスタートとなるのが、ウォーターセーフティ資格。
受講資格は小学生を除く12歳以上で、25メートル泳げる健康な方となっています。
この資格は、水辺で自身を守れる知恵や技能を持つことが目的。「危機回避能力」を身につけることができます。
また教員や水泳インストラクター、マリンスポーツのインストラクターなど指導的な立場にある人にとっては、実践的な水辺の安全基礎資格となっています。

BLS(CPR+AED)資格

BLS(CPR+AED)資格は小学生を除く12歳以上が受けられる資格。
病気やケガ、不慮の事故、自然災害などで人が倒れた際の対処法を実践できるレベルにするのが目的で、救急隊や医師へ引き継ぐまでの数分間に行うべきことを、学科と実技講習で学びます。
質の高い心肺蘇生とAEDの習得を目指す資格です。

ベーシック・サーフライフセーバー資格

ベーシック・サーフライフセーバー資格は、海水浴場など海浜でのライフセービングを行うための基礎的な資格
中学生を除く15才以上が受講して取得できます。ただし有効期限内にウォーターセーフティ資格BLS資格を取得していることが条件。
また以下の泳力の条件をクリアする必要があります。

・400m:9分以内
・50m:40秒以内
・潜行:20m以上
・立ち泳ぎ:5分以上

講習会では海浜での事故防止に携わるために、自らの安全を確保し、監視・救助・救護等の安全管理ができる基礎的な知識と技能を身につけます。
講義時間は 28時間(4日間)。
学科では、ライフセービング概論、ライフセーバーの心がけ、海の知識、サーフパトロール、サーフレスキュー、応急手当、溺水者に対するBLSなど、実技ではフィットネストレーニング、サーフレスキュー、応急手当、溺水者に対するBLSなどを学びます。

アドバンス・サーフライフセーバー資格

アドバンス・サーフ・ライフセーバー資格は、海浜でのライフセービングに関してより高度な技能を持っていることを証明する資格
16歳以上が取得できます。
ただし有効期限内にベーシック・サーフライフセーバー資格を取得後、海浜での監視・救助・救護等の活動を経験していることが条件。
さらに以下の泳力の条件をクリアする必要があります。

・800m:14分以内
・50m:35秒以内
・潜行:25m以上
・立ち泳ぎ:10分以上

講習会はこちらも28時間(4日間)。
海浜で監視・救助・救護等の活動を経験した人が、周囲の安全を確保し、事故防止や水難事故に対して適切に対応できるように、より専門的で実践的な幅広い知識と技能を身につけます。
学科ではベーシック・サーフライフセーバー講習会より高度な内容に加えて、心肺蘇生なども学習。実技ではシミュレーションを含むサーフパトロールや熟練救助者向けのBLSなども学びます。

プールライフガード資格

プールライフガード資格は主にプールでの事故防止に携わるときに役立つ資格
受講条件は中学生を除く15歳以上で、規定のBLS資格などを持っているか、医師、歯科医師、看護師、救急救命士の資格を持つ現職者となります。
また泳力については以下が条件です。

・クロール又は平泳ぎ:100m以上
・潜水: 1.5m以上

講習会は14時間(2日間)。
学科ではプールに関する基礎知識、プール事故の原因と事故防止、プールの監視体制、プールライフガードの役割とコミュニケーション、応急手当などを学び、実技では溺者の確保と引き上げ方、救助器材を用いたレスキュー、溺水者に対するBLS(一次救命処置)などを学びます。

アドバンス・プールライフガード資格

アドバンス・プールライフガード資格は、プールでの事故防止に関して、より専門的で実践的な知識と技能を身につける資格
高校生を除く18歳以上で、プールライフガード資格ウォーターセーフティ資格を持っていることが受講条件になります。
また泳力の条件は以下のようになります。

・ヘッドアップクロール50m:50秒以内
・400m:8分以内
・潜行:25m以上かつ水中の3つの物体を回収
・立泳:1分以上

講習会は14時間(2日間)。
学科ではプールの構造と施設・衛生管理、緊急時対応計画(EAP)、プール事故と法的責任などを学び、実技ではより高度な救助技術、頚椎や頚髄損傷の疑いがある場合の対応、小児に対するBLS、熟練救助者が実施するBLSなどを学びます。

まとめ

日本ライフセービング協会の認定資格には、他にも、激しい潮流など厳しい環境下で救助を行う救助用ボート(IRB)の「IRBクルー資格」や、「IRBドライバー資格」もあります。
また子どもたちのライフセービング教室を開くための「リーダー資格」も存在。
水辺の安全を守るためのライフセーバー資格は、たとえそれを本職にしなくてもとても役立つものばかりです。
自分や大切な人の命を守るためにも、受講してみるとよいかもしれません。

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おおぱ!

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寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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