スポーツプロモーターという仕事をお金の面から徹底解説。イベント全体の責任者として、さまざまなスキルを求められるスポーツプロモーター。
たくさんの人を自分の企画したイベントで感動させたい方にピッタリな仕事です。
今回はイベントにかかる費用や給料まで徹底解説します。
スポーツプロモーターとは?
スポーツプロモーターは、スポーツに関するイベントの企画から運営、実地までを手掛ける縁の下の力持ちのような仕事です。スポーツプロモーターが担当する業務は多岐にわたります。
イベントの企画、出演者への交渉、場所や日時のセッティング、運営スタッフの手配、宣伝活動、メディアへの対応まで、イベントに関わるさまざまな業務に関わるのがスポーツプロモーターです。
イベントの出演者や関連企業との交渉ではコミュニケーション能力、管理や現場の指揮ではリーダーシップも求められます。大規模なスポーツイベントは個人のプロモーターよりも、大手の広告代理店による企画が多いのも特徴です。
個人でスポーツイベントを主催する例では、プロスポーツ選手や選手と契約したプロモーターによるイベントなどがあります。就職先の企業によっては大衆に向けたイベントだけでなく、社内運動会やスポーツテストなど、身近なスポーツイベントの運営に関われることも。
大きなイベントの裁量権を握ることも多いスポーツプロモーターは、億単位のお金を動かすこともあります。やりがいにスキルも要求されるスポーツプロモーターの仕事をお金の面から徹底解説します。
スポーツプロモーターの年収は?
スポーツプロモーターの年収は400万円前後といわれています。スポーツをはじめとするイベントは年間を通していくつも開催されているため、就職できれば比較的安定した仕事といえます。
スポーツプロモーターになれば、自分の企画したイベントで収益を上げたり、スポーツを盛り上げたりもできます。大きなスポーツイベントでは、総予算が何十億円を超えることも。スポーツプロモーターになれば、イベント運営のために億単位のお金を動かすこともあります。
スポーツプロモーターで年収を上げるなら、キャリアアップが必要です。
スポーツプロモーターの仕事でキャリアアップするには、自分の企画したイベントで実績を上げましょう。収益を上げられた、集客目標を達成できたなどの実績があれば次の仕事につながります。
企業で経験を積んだ後に独立して起業するのもキャリアアップの一つです。企画、運営、財務管理、交渉などの業務から得意なものに絞ってスキルを伸ばすのも良いでしょう。
スポーツプロモーターが動かすお金
スポーツプロモーターになると、さまざまな場面でお金が関わってきます。スポーツプロモーターの仕事を金銭面から見てみましょう。
スポーツイベントをするには人件費がかかります。イベントスタッフの給料、イベントの出演者のギャラなどを管理するのもスポーツプロモーターの仕事です。
大会運営にはその他にも会場費、物資が必要な場合は運搬費、広告宣伝費などさまざまな費用がかかりますが、大きな責任と裁量権を得られるのがスポーツプロモーターの大変さとやりがいの一つです。自治体や国から補助金を受け取るための資料を作ることもあります。
日本のスポーツプロモーター
大手の広告会社に所属するプロモーターが多い中、日本でも頭角を表したスポーツプロモーターがいます。
例えば、格闘技のK1元プロデューサーの谷川貞治。K1プロデューサーになる前は雑誌社に勤めていたが、元々は雑誌の編集者として働いていました。その後、格闘技のK1プロデューサーをしていた石井和義と親しくなったことでプロモーター、プロデューサーへの道を進んでいきます。
ユニークなマッチメイクや本格派選手の試合が人気を博したK1。谷川の力もあり、K1は億単位のお金が一晩で動くほどの人気イベントとして親しまれました。
日本では、アスリートが後進の育成やファンと交流するために自分でイベントを主催することもあります。サッカーの本田圭佑選手やマラソンの大迫傑選手など、現役中からイベント主催をしている選手もいます。
アスリートとしての実績を残して、イベントを主催するのもイベントプロモーターへの道の一つです。
海外のプロモーター
海外のプロモーターの中で、日本人選手が関わっているスポーツプロモーターをご紹介します。
2019年に日本のボクシング井上尚弥選手は、世界的な興行やマッチメイクを手掛けるトップランク社と契約。スター選手が揃うトップランク社の手掛ける興行では、ファイトマネーだけで数十億を超えた試合も行われました。
トップランク社を率いるプロモーターの一人ボブ・アラムは、アメリカを代表するスポーツプロモーターの一人です。プロモーターとして億単位のお金を動かしているだけでなく、個人の純資産でも数億円の資産を所持しているといわれます。
まとめ
スポーツプロモーターには、イベント運営にまつわるお金を動かすスキルが求められます。
成功すれば億単位の資産も得られるスポーツプロモーターですが、縁の下の力持ちとしてスポーツイベントを支える大切な役割を担っています。
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