サッカーでは「Jリーグ」というプロリーグがあります。
そしてサッカーから派生したフットサルにも「Fリーグ」というプロリーグがあるのはご存知でしょうか?
Jリーグは有名ですが、Fリーグにあまり知名度はありません。
そこで今回の記事では、よりFリーグについて知ってもらうために、プロフットサル選手になる方法やプロフットサル選手の現状などについてご紹介します。
プロフットサル選手になるには
日本でプロフットサル選手になるには、Jリーグと同様、Fリーグのクラブチームに入団・所属しなければなりません。
Fリーグのクラブに入るには大きく分けて2つの方法があります。
どうすればプロフットサル選手になれるのか、Fリーグの試合に出られるようになるのか、ここから2つの方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
・Fリーグに所属するチームのセレクション(入団テスト)を受ける
Fリーグのチームは年間を通して定期的に入団希望者向けにセレクションを行います。
そこでチームにフットサルの実力を見せて、合格点に達することができればチームに入団することができます。
セレクションでプロフットサル選手を目指す場合は、Fリーグに所属する各チームのセレクション情報を常に把握しておきましょう。
・スカウトを受ける
プロフットサル選手になる2つ目の方法は「スカウトを受ける」です。プロフットサルチームはFリーグのみですが、その下に各地域で開催されているフットサルリーグがあります。
プロではなくアマチュア選手のみ在籍しているリーグですが、プレーレベルは高いのでプロチームのスカウトも新選手を求めに観にくることも多いです。
そして、スカウトの前で活躍することによってFリーグのチームからスカウトされることがあります。
補足ですが、フットサルと似ているアマチュアのサッカー選手でも、フットサルチームからスカウトが来ることもあるようです。
ただ、サッカーとはルールやプレースタイルが異なるので、プロフットサル選手としてやっていくためにはフットサルの試合に通用するプレースタイルを身につける必要があります。
Fリーガーになるために必要なこと
プロフットサル選手になるための流れは上記で説明しました。
ここからは、Fリーガーになるためにしておくべきことをご紹介します。
具体的にどういったことをしておけば良いのかがわかるので、ぜひ参考にしてみてください。
・「試合」で成績を出し続ける
プロになるにはフットサル選手としてのポテンシャル・テクニックなどがもちろん必要です。
しかし、プロ選手として求められるのは「結果」です。優れた才能を持ち練習に励んでいても、試合で活躍できなければプロフットサル選手として大きな欠点となります。
これはどのプロスポーツにも当てはまる事ですが、「プロの世界は結果が全て」の厳しい世界です。
上記でもご紹介した各地域にあるフットサルリーグの試合で活躍し、良い成績を残しておくことがプロになる最大の近道です。
目に留まるような実績があれば、スカウトの耳に有望選手だと情報が入り、スカウトのきっかけに大きく繋がります。
・フットサルに関わるトレーニングに励む
プロのフットサル選手としてプレーしたいなら、トレーニングはやはり欠かせません。成績を出すことも大事、そしてその成績を維持することも大事です。
プロという世界で戦い続けられる「体力作り」「実践練習」をしっかりと練習で自分のスキルになるように積み上げておきましょう。
サッカー選手としてのキャリアのみでもフットサルのプロになれることがあるので、「今はサッカーの練習をしているけど将来的な進路としてプロフットサル選手も視野に…」という方であれば、フットサルに必要なテクニックを磨く練習も取り入れることをおすすめします。
プロフットサル選手の活動内容
プロフットサル選手は、試合でプレーするだけが仕事ではありません。本拠地となる地域に対する地域貢献活動やファンと交流するイベントなど、その活動は多岐に渡ります。
また、プロフットサル選手の多くはフットサルだけでは十分な収入が得られず、フットサルのコーチをしたり、別の仕事をしたりなど、「仕事」と「フットサル」のバランスを自分自身で作っています。
まとめ
フットサルにはFリーグというプロリーグがあります。
このFリーグでプレーできるプロフットサル選手になるにはチームの入団テストを受けたり、地方リーグやサッカーの試合で結果を出すことでスカウトを受けるなどの方法があります。
しかし、Fリーグでプレーしている選手でもプロとして契約を結び、フットサルプレーヤーとして生活しているのは、ごく一部の選手だけです。
プロフットサル選手になるだけではなく、フットサル選手として生活するだけでも狭き門と言えるのが、今の現状です。
ただ、発展途上なスポーツだからこそ、プロ選手を目指す価値はあります。
知名度を上げるのも、維持するのも、その選手次第。
これからフットサル業界を大きく盛り上げられるプロフットサル選手が増えるのが楽しみです。
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