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【車いすバスケットボール】ルールを解説!通常バスケとの違いとは

車椅子の車輪を利用して激しく衝突する車椅子バスケ。転倒したとしても、すぐ自力で起き上がり、すぐにプレーを続行します。

そんな迫力満点の車椅子バスケについてはまだ詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、車椅子バスケのルールや通常のバスケットボールとの違いについて解説します。

知れば知るほど、魅力たっぷりな競技なので、ぜひこの機会にルールを習得しましょう。

車椅子バスケの魅力

【車いすバスケットボール】ルールを解説!通常バスケとの違いとは①

車椅子バスケの魅力はなんと言っても、スピーディーなぶつかり合いです。巧みに車椅子を操り、ディフェンスの間をくぐり抜けます。

出場する選手のなかには片手両足切断の人もいます。障害の程度に差がありますが、車椅子バスケそのもののルールは変わりません。

個人の能力をどのように活かせるかはチームワークにかかっているため、緻密に計算された戦術も見られるでしょう。

注目のプレーは「スクリーンプレー」。相手選手のディフェンスをローポインターが壁となり、味方のシュートを手助けします。

またそのほかにも「ビック&ロール」と呼ばれるプレーもあります。車椅子で相手オフェンス二物仮、生まれたスペースに味方が移動しながらシュートを放つコンビネーション技です。

車椅子バスケの歴史

【車いすバスケットボール】ルールを解説!通常バスケとの違いとは②

車いすバスケットボールは1945年にイギリスで始まったとされています。その後アメリカを中心に広がりを見せ、1986年に現在の車椅子バスケに関する部門が設立されました。

日本における車椅子バスケの歴史は、東京パラリンピックからです。オリンピック開催後に徐々に国内で広まり、1975年に日本車椅子バスケットボール連盟が結成されました。

1990年時点で89チーム、1000名以上の選手が居たとされています。2020年の東京オリンピックでは、2つの会場で試合がおこなわれました。現在の日本代表の最高順位は7位です。

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車椅子バスケのルール!通常のバスケとの違い

【車いすバスケットボール】ルールを解説!通常バスケとの違いとは③

車椅子バスケの基本ルールは通常のバスケットボールと似ています。コートだけでなくゴールの高さ、ボールの大きさなどはすべて同じです。

しかし、車椅子ならではのルールももちろん存在するので、まずはその違いを見てみましょう。

ルール①試合時間

試合は第1ピリオドから第4ピリオドまであり、各ピリオドは10分間です。

また前半と後半の間には10分間のハーフタイムがあります。各ピリオドのインターバルは2分間です。

ルール②時間制限

車椅子バスケでは、審判からボールを受けた後、5秒以内にスローインをする必要があります。

その後、ボールが選手に届いたあとは、8秒以内に相手コートに運ぶことがルールです。

ほかにも以下のような時間制限があります。

・ボールを受けると24秒以内にシュートを打つ必要がある

・攻撃中はフリースローライン内に3秒以上留まってはいけない

通常のバスケットボールに比べると、車椅子で移動する分、少しボールの保持時間が長めです。

ルール③ファール

おもなファールには、通常のバスケットボールと同様に激しい接触プレーが挙げられます。もちろん相手を故意に倒したり、選手を叩いたりなども禁止です。

また試合中の車椅子は身体の一部と見なされるため、車椅子に直接攻撃するようなプレーも禁止されています。

ファールが重なり累積で5回の警告が出ると、退場になり、さらには試合の出場機会を失うことになります。

通常のバスケットボールでは3歩ですが、ボールを保持した状態で車椅子を3回操作するとトラベリングです。

車椅子がぶつかり転倒した場合は、基本的に選手自身が起き上がらなければなりません。しかし操作ができない場合は、審判により一時的に試合が中断され、周りの選手やスタッフのサポートを受けられます。

試合が中断すると、再開は相手チームのフリースローから開始されます。

ルール④クラス分け

車いすバスケは障害の程度が異なる選手が混合しているため、クラス分けがされています。

それぞれのクラス分けは以下の通りです。

・1.0:脊髄損傷では第7胸髄損傷以上で体幹を回旋できません。

・2.0:脊髄損傷では第10胸髄から第1腰髄損傷までの選手が対象です。

・3.0:第2腰髄から第4腰髄損傷の選手および両大腿切断者で断端長が2分の1以下の選手です。

・4.0:第5腰髄以下の選手及び両大腿切断で断端長が3分の2以上の選手、また片大腿切断で断端長が3分の2以下の選手が対象です。

・4.5:片大腿切断で断端長が3分の2以上の選手や、ごく軽度の下肢障害を持つ選手です。

試合の選手は合計の持ち点が14.0以下になる必要があります。上記のように持ち点が定められている理由は、障害が重い選手の出場機会を与えるためです。

チームで連携しながら、スピード感のある試合展開を楽しめることも車椅子バスケの魅力です。

まとめ

車いすバスケの魅力は迫力だけでなく、チームワークを活かした戦術などがあります。基本的なルールは通常のバスケットボールと同じです。

本記事で車いすバスケのルールを理解しながら、試合や観戦を楽しんではいかがでしょうか。

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よーへい

よーへい

健康第一クリエイター

栄養士資格取得後、フリーのWEBライターに転身。サイトの企画からライティング・デザインなど幅広い分野で活動しています。

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