あなたは野球界における「背番号11番」と聞いてどんな選手を思い浮かべるでしょうか。
野球に詳しい方なら色々な選手を思い浮かべることができたと思います。
高校野球などの学生野球で背番号11番は控え投手が着用することが多く、そのイメージがある人も多いのではないでしょうか。
しかし、プロ野球になればそのイメージはガラリと変わります。
今回はそんなプロ野球界における「背番号11番」について解説していきます。
背番号11番といえばどんな選手が多い?
プロ野球で「背番号11番」は特別な意味を持っています。
まずは、背番号11番がどんな選手が多いのか、その特徴を解説します。
背番号11番はエース級の投手が豊富
プロ野球で「背番号11番」を背負う選手は歴代でエース級の選手が多い傾向にあります。
現在(2022年)、以下10名の選手が背番号11番を背負っています。
・東京ヤクルトスワローズ:奥川恭伸投手
・読売ジャイアンツ:平内龍太投手
・広島東洋カープ:九里亜蓮投手
・中日ドラゴンズ:小笠原慎之介投手
・横浜DeNAベイスターズ:東克樹投手
・オリックス・バファローズ:山﨑福也投手
・千葉ロッテマリーンズ:佐々木千隼投手
・東北楽天イーグルス:岸孝之投手
・福岡ソフトバンクホークス:津森宥紀投手
・埼玉西武ライオンズ:今井達也投手
さらに、阪神タイガースはミスタージャイアンツである長嶋茂雄のライバルとして、名勝負を繰り広げた「村山実」が永久欠番となっており、北海道日本ハムファイターズは二刀流で世界的に有名となった「大谷翔平」以降不在となっています。
つまり、その2球団もエース級の投手が「背番号11番」を背負っていました。
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歴代背番号11番を背負っていた選手
では、歴代背番号11番を背負っていた選手にはどんな人がいたのでしょうか。
次は、代表的な選手を紹介します。
メジャーリーガーの先駆者:野茂英雄
生年月日:1968年8月31日
出身地:大阪府大阪市
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:近鉄バファローズ、ロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・メッツ、ミルウォーキー・ブルワーズ、デトロイト・タイガーズ、ボストン・デッドソックス、ロサンゼルス・ドジャーズ、タンパペイ・デビルレイズ、カンザスシティ・ロイヤルズ
タイトル・表彰歴(NPB):最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率、沢村栄治賞、最優秀選手、新人王、ベストナイン、野球殿堂競技者表彰
タイトル・表彰歴(MLB):最多奪三振(アジア人史上初)、新人王(アジア人史上初)、月間MVP
「ドクターK」のニックネームで親しまれている野茂英雄は、ワインドアップポジションからボールをリリースするまでに打者に一度背中を見せる「トルネード投法」で有名になりました。
今や日本人がメジャーリーグに挑戦することはさほど珍しいことではなくなってきましたが、当時はメジャーリーグに挑戦する日本人はいませんでした。
しかし、野茂英雄がメジャーに挑戦し活躍することにより、日本人のメジャー挑戦の扉が切り開かれます。
その後、多くの日本人選手がメジャーリーグに挑戦することから、「メジャーリーグの先駆者」と言われています。
NPB時代はパ・リーグ初の沢村栄治賞を受賞し、平成初の投手三冠王を達成する偉業を成し遂げました。
メジャーリーグに挑戦してからノーヒットノーランを2回達成し、最多奪三振を2回獲得、新人王受賞と、いずれもアジア史上初の快挙を達成しています。
そんな日本を代表する投手の野茂英雄が背番号11番を着用していたことから、背番号11番は日本人を代表する投手の証というイメージが定着しました。
大谷翔平
生年月日:1994年7月5日
出身地:岩手県水沢市
利き手(投・打):右・左
プロ野球歴:北海道日本ハムファイターズ、ロサンゼルス・エンゼルス
タイトル・表彰歴(NPB):最多勝利、最優秀防御率、最高勝率、最優秀選手、ベストナイン
タイトル・表彰歴(MLB):シーズンMVP、新人王、シルバースラッガー賞、エドガー・マルティネス賞、プレイヤー・オブ・マンス、ルーキー・オブ・ザ・マンス
野球のことが詳しくない人でも「大谷翔平」のことは知っているという人も多いのではないでしょうか。
「大谷翔平」は日本人初の二刀流としてメジャーデビューし、投手・打者の両方で活躍している世界的に有名な選手です。
テレビやネットで見ない日はないくらい注目されています。
投手で活躍する選手、打者として活躍する選手はいましたが、どちらもメジャーリーグで通用する選手は今までいませんでした。
メジャーに挑戦した当時も不安視されることは多々ありましたが、その不安を全て拭い払い、世界にその実力を認めさせることになります。
エースの証である背番号11番を象徴する選手の1人となりました。
ダルビッシュ有
生年月日:1986年8月16日
出身地:大阪府羽曳野市
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:北海道日本ハムファイターズ、テキサス・レンジャーズ、ロサンゼルス・ドジャース、シカゴ・ブルス、サンディエゴ・パドレス
タイトル・表彰歴(NPB):最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率、沢村栄治賞、最優秀選手、ベストナイン、ゴールデングラブ賞、最優秀投手
タイトル・表彰歴(MLB):最多勝利、最多奪三振、ピッチャー・オブ・ザ・マンス、ルーキー・オブ・ザ・マンス
ダルビッシュ有は日本を代表する投手の1人で、メジャーリーグでもその名を知らない人はいないほど有名な選手になりました。
2009年のWBCで世界一を勝ち取った最後のマウンドに立つなど、日本No1の投手と言っても過言ではありません。
ダルビッシュ有も「背番号11番」を代表する選手の1人です。
まとめ
今回はエース級の投手が多い背番号11番について解説しました。
現在背番号11番を背負っている選手が、今後どのような活躍をするのか楽しみです。
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