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ハンドボールで起こりやすい大きな怪我は○○!その予防法とは?

ハンドボールは日本でテレビ放送などすることが少なく、存在は知っているけど詳しく知らないといった人もいるのではないでしょうか。

しかし、世界ではとても人気のあるスポーツで、ヨーロッパで発祥したと言われています。

その後、日本に伝わり、1938年に日本送球協会(現在の日本ハンドボール協会)が設立しました。

日本ハンドボール協会に登録している競技者は2017年の時点で約9万5000人で、野球やサッカーなどのメジャースポーツと比べると、競技人口が少ないスポーツです。

その中でも高校生の競技者登録が多く、高校生の部活動で始めたという人も多いのではないでしょうか。

ハンドボールはコンタクトスポーツで激しくぶつかり合うため、相手選手とぶつかった際に怪我をすることも多く、気を付ける必要があります。

高校生になると身体が大きくなり、その分コンタクトの衝撃も大きくなります。

思わぬ怪我をしてしまうことで、パフォーマンスが低下してしまうだけでなく、大きな怪我の場合は選手生命を脅かすことにもなりかねません。

対人スポーツであるハンドボールは防ぐことが出来ない怪我もありますが、予備知識を持っていることで、予防することができることも多いです。

今回はハンドボールで起こる大きな怪我の代表例やその予防法をご紹介します。

ハンドボールで起こりやすい大きな怪我は?

ハンドボールはコンタクトスポーツということもあり、怪我の多いスポーツの1つです。

擦り傷、切り傷、打撲など程度により軽い怪我もありますが、中には競技を中止し、リハビリテーションに専念しないといけなくなるくらい大きな怪我もあります。

大きな怪我をすることで選手生命を脅かしてしまうこともあるため、どういった怪我があるのか是非覚えてください。

膝の前十字靭帯損傷

膝の前十字靭帯損傷は、スポーツをやっていたことがある人なら1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

膝の前十字靭帯は、大腿骨と呼ばれる太ももの骨と脛骨と呼ばれるスネの骨を繋ぐ靭帯のことです。

膝の前十字靭帯損傷はコンタクト時に起こるよりも非コンタクト時に起こる方が多いとされていて、着地の瞬間に発生しやすいです。

特に片足接地での急激な減速、切り返しなど、地面からの衝撃を上手く吸収出来ずに断裂するケースが多いとされています。

断裂した場合は手術が必要で、完治までに1年以上かかる場合も多いです。

完治した後も不安感や恐怖心が残り、パフォーマンスの低下に繋がることも少なくありません。

肩関節唇損傷

肩関節は他の関節に比べて自由度の高い関節で、肩甲骨にある窪み(肩甲骨関節窩)に腕の骨の丸み(上腕骨骨頭)がはまっています。

しかし、それだけでは肩が外れてしまうため、関節唇と呼ばれる組織が土手のように覆っています。

肩がぶれないように支える働きをしていますが、肩を使いすぎることにより剥がれてしまいます。

これが肩関節唇損傷と呼ばれる怪我です。

ハンドボールはボールを投げて、ゴールを決めるスポーツです。

そのため、ボールを投げる際に強い衝撃が加わり、関節唇が剥がれる場合もあります。

関節唇は一度剥がれてしまうと、自然に治ることがないので、手術をしない限りは痛みがなくても不安感が残ります。

アキレス腱断裂

アキレス腱断裂は頻繁に発生することはありませんが、発生すると即手術が必要になるほど大きな怪我の1つです。

アキレス腱はとても大きな靭帯のため、断裂した瞬間に「パンッ」と大きな断裂音が鳴り、一緒にプレーしている周囲の人も気づくことがあります。

ハンドボールは切り返し、片足着地、ジャンプを繰り返すスポーツです。

さらに空中でコンタクトをすることも多々あります。ほとんどが着地した瞬間の負荷により断裂してしまいます。

ハンドボールで起こりやすい大きな怪我の予防

先述した大きな怪我では手術が必要になることが多いため、そのリハビリテーションに長い期間を要します。

つまり、部活動でこのような怪我を経験した場合、部活動の期間のほとんどをリハビリテーションに費やしてしまい、練習や試合に出ることが出来ずに悔しい思いをする競技者も少なくはありません。

今回ご紹介する予防法は代表例ですが、取り組むことにより予防に繋がります。

前十字靭帯損傷:ボックス飛び降り

前十字靭帯は片足接地時に外側からのストレスが加わり、発生します。

損傷する際は、膝が内側に入っていることが多いため、ボックスを使って着地のトレーニングをします。

ハンドボールを想定するためには、空中でキャッチした後に着地するなどの工夫をすることも大事です。

肩関節唇損傷:ローテーターカフのトレーニング

関節唇損傷は肩を使いすぎることにより発生することが多いのですが、その周りには関節唇と同様に肩を補強するローテーターカフと呼ばれる筋肉があります。

インナーマッスルの1つであるこれらをトレーニングすることにより、関節唇の負担を減らすことが出来ます。

アキレス腱断裂:ストレッチ

アキレス腱断裂は突発的に起こることが多いのですが、ストレッチ不足によりアキレス腱が硬くなっていると発生しやすくなります。

つまり、準備運動や普段から入念にアキレス腱をストレッチすることが大切になります。

まとめ

ハンドボールで起こりやすい大きな怪我をご紹介しましたが、他の小さな怪我をしてもいいわけではありません。

今回ご紹介したような予備知識を予め持って備えることが、楽しくハンドボールを続けるコツになります。

【関連記事はこちら】⇩
ハンドボールの歴史・競技人口・ルール・大会【スポーツ辞典】
【ハンドボール】審判になるには?階級や心得まで徹底解説!



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トシ

トシ

医療資格のあるスポーツ大好きズッコケ隊長

初めまして、大阪出身ズッコケ隊長のトシです!鍼灸師やアスレティックトレーナーの資格など保有しており、リハビリや健康・ダイエット指導をしております!スポーツは中学から「バスケットボール」をやっておりました!関西人の個性を活かして、おもしろおかしく楽しい記事をお届けしていきます!

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