習い事は幼稚園や小学校低学年の頃に始めるのが一般的。
一方で中学生になったら習い事はやめてしまったという人もたくさんいます。
ところが、中学生のうちに習い事をすることのメリットはたくさんあるのです。
今回は中学生でも学びやすく、メリットの多いおすすめ習い事を厳選してご紹介。
習い事を選ぶ際に考慮すべきポイントも解説します。
中学生の習い事事情
まずは中学生の習い事事情から。小学生と比較してどのように変化しているかを見てみます。
学教育総合研究所の「中学生白書」(2020年8月調査)によると、中学生が現在行なっている習い事は以下のような順位になります。
順位 | 習い事 | 習っている割合 |
1位 | 受験・学校の補習のための塾 | 44.5% |
2位 | 通信教育 | 12.7% |
3位 | 英語塾・英会話教室 | 9.3% |
4位 | 音楽教室 | 6.8% |
5位 | スイミング | 3.2% |
6位 | 武道 | 3.2% |
9位 | サッカー・フットサル | 2.3% |
10位 | 野球・ソフトボール | 2.3% |
11位 | ダンス(バレエ以外) | 1.8% |
14位 | バスケットボール | 0.8% |
16位 | 体操 | 0.5% |
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小学生からの習い事の変化
中学生のデータを学研教育総合研究所の「小学生白書」(2021年8月調査)と比較すると以下のような結果に。
習い事 | 習っている割合 | |
小学生 | 中学生 | |
受験・学校の補習のための塾 | 18.7% | 44.5% |
スイミング | 25.7% | 3.2% |
武道 | 3.6% | 3.2% |
サッカー・フットサル | 6.4% | 2.3% |
野球・ソフトボール | 2.8% | 2.3% |
ダンス(バレエ以外) | 4.3% | 1.8% |
バスケットボール | 1.6% | 0.8% |
体操 | 6.6% | 0.5% |
中学では塾の割合が増え、代わりにスポーツ系の習い事を続ける人は大きく減っています。
特に、スイミングは小学生では全体の1位だったものが25.7%→3.2%と激減しています。
ただしこれは、小学生のうちに4種類の泳法を一通り覚えられる子どもが多いため。
そこで選手コースに進むかどうかを選ぶことになり、一区切りつける人が多いのです。
体操が6.6%→0.5%と大きく減っているのも似たような理由。
運動神経が大きく伸びるゴールデンエイジと呼ばれる時期は12歳まで。
この頃までに体操を習うことは大きなメリットになりますが、それ以降は選手を目指す子どもでなければ辞めることが多くなります。
中学生で習い事が減る理由
中学生になると文化系やスポーツ系の習い事をする人が減る理由には、以下のようなものがあります。
・部活動でスポーツや文化活動ができるようになった
・塾や宿題で時間の余裕が減った
・塾の費用があり、習い事の予算が減った
中学生が習い事を続けるメリット
一方で中学生が学習塾や通信講座以外の習い事をすることには大きなメリットもあります。
自己肯定感
習い事で目標を決めて努力し、達成感を味わう機会が増えることで、自己肯定感が高まります。
また学校や塾の勉強だけでは味わえない成功体験が個性や能力を伸ばすことにもつながります。
ストレス発散
勉強と部活だけの生活は多感な中学生にとって大きなストレスになりがち。
好きなことに集中できる習い事なら、ストレス発散にもなります。
人間関係
学校とは全く違う習い事のコミュニティに入ることで、他校の生徒や違う年齢の人々との交流が生まれます。
特に習い事では同じ趣味を持つ仲間同士が競い合い励まし合うことで学校とはまた違った友人関係ができ、視野も広がります。
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中学生の習い事選びのポイント
中学生が習い事を選ぶ際には、上記の事情やメリットを考慮する必要があります。
特に以下のポイントをしっかり押さえておくことが重要です。
本人の希望を尊重
ストレス発散の場になる習い事がストレスの元になっては本末転倒。
無理に押し付けるのではなく、本人が好きで、やる気がある習い事を優先することが重要です。
使える時間
授業後に部活や塾もある場合、習い事の時間はかなり限られます。
習い事に通う時間も含めて使える時間を把握しておくことが必要。
時間的に無理のない習い事を選べば、結果的に長続きしやすくなります。
経済的余裕
習い事の費用は塾なども含めて手取り収入の5%以下に抑えるべきだと言われています。
中学生になって塾や家庭教師に費用がかかる場合、経済的に無理をしない習い事を選ぶのが理想。
始める前に月謝や年会費、臨時出費の可能性などを調べておく必要があります。
中学生の習い事 おすすめ
上記のようなポイントを押さえた上で中学生から始められる習い事は何でしょうか。
おすすめの5つをご紹介します。
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ピアノ
ピアノは幼い頃から始める印象がありますが、中学生から始める人も多い習い事。
ピアノ教室の月謝はグループレッスンや個人教室なら5000円程度からで、趣味として行うレベルなら比較的安い上、脳に刺激を与えることで知能の発達にも良いという研究者もいます。
スイミング
小学生の頃にスイミングを習っていなかったのなら、中学生で始めるのもおすすめ。
正しい泳ぎ方を身につけることは一生のスキルになります。
また全身運動で運動不足の解消になる上、時間がかかる自宅での反復練習もありません。
月謝は6000円から8000円。
水着と帽子などだけで初期費用が少ないのも魅力です。
武道
中学生になっても辞める人が比較的少ない武道は、長く続けられることが魅力。
精神が鍛えられ礼儀作法が身につくこと、いざというときに身を守れることもメリットです。
また地域の体育館や公民館を利用しているスポーツ少年団も多く、月謝が2000円から3000円と安く抑えられる可能性があるのは親にとって嬉しいポイントではないでしょうか。
ボルダリング
学校の部活では体験できないボルダリングは登り切った時の爽快感から人気のスポーツ。
必要となるものはクライミングシューズやチョークくらいで、週1回なら月謝は6000円からが相場と、経済的負担も意外に低くなります。
しかも体全体を鍛えることができ、親子で一緒に楽しめるのも魅力です。
ゴルフ
ゴルフはプロレベルを目指すとなるとかなりの費用がかかってしまうスポーツ。
しかし初心者向けのグループレッスンなら月謝は5000円からと、一般的な習い事と同じレベルなのです。
そして中学生ではまだマイナーなスポーツなので、社会に出たときに少しだけ周りに差をつけられるというメリットも。
爽快で礼儀作法も身に付きます。
こちらも親子で楽しめるので、コミュニケーションのためにも良いかもしれません。
まとめ
中学生からのおすすめ習い事を5つご紹介しましたが、やってみたいこと、挑戦したいことは人それぞれ。
他にも素敵な習い事はたくさんあります。
調べてみたら、意外と無理なく挑戦できる習い事が見つかるかもしれません。
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