受験勉強や部活動で忙しくなり、習い事をする人の方が少なくなる高校生。
調査によると、塾や通信教育以外で最も人気の音楽系ですら、習っている割合は３.７％。スポーツ系で最高のスイミングはわずか２．２％となっています。
では高校生が習い事をする意味はないのかというと、そのようなことはありません。実は大きなメリットがあるのです。
今回は、高校生から始めても遅くない、おすすめの習い事をご紹介します。
高校生が習い事をするメリット
高校生は時間がないと思われがちですが、上記の学研教育総合研究所「高校生白書２０２１」（２０２１年８月調査）によると、学習塾に通っている高校生の割合は１８.８％。加えて通信教育が４．０％で、学習のために放課後を使っている高校生はあまり多くはないのです。
部活動によほど打ち込んでいるのでなければ、週１回の習い事の時間は確保できるはず。
その時間を使って習い事をすれば、学校以外にも居場所を作ることができ、また好きなことを習ってストレス発散し、リラックスすることができます。
受験や就職を目前に控えて追い込まれがちな高校生にとって、精神的な逃げ場があることは大きなメリット。
また高校生は自分の進路を真剣に考える時期。
習い事を通じてやりたいことが見つかり、将来の選択肢が広がることにも繋がります。
そして自分でやりたいことを選べる高校生からの習い事は一生の趣味になる可能性も。
人生をより豊かなものにしてくれるかもしれません。
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高校生からのおすすめ スポーツ以外の習い事
高校生から始める習い事の中には、将来の職業や人生に役立つものがたくさんあります。
音楽系
ピアノなどの楽器は、幼い頃から習っている人も多い分野。
プロを目指すには高校からでは遅いかもしれませんが、趣味として楽しむために高校生から始める人もたくさんいます。
特にギターなど、高校生から始める人が多い楽器も。
また変声期が落ち着いてくるため、高校生からボイストレーニングやボーカル教室に通う人もいます。
音楽系は、趣味としても、またプロを目指すにも、遅すぎるということが少ない習い事です。
料理
料理は男女問わずすぐに役立つ習い事。
楽しんでストレス発散しながら生活能力を高めることができます。
また料理教室から興味を持って将来の職業に繋がる可能性も。
習字・書道
将来の就職の際に一つの武器になるのが字の美しさ。
そのため習字や書道は実用的な習い事として高校生にも人気です。
心を落ち着けて集中できるのも特徴。
他人と競うものでもないため、劣等感を持たずに高校生から始められる習い事としてもおすすめです。
高校生からのおすすめ スポーツの習い事
高校生のスポーツの習い事は、小中学生の頃から続けていた競技の上級コースになるのが一般的。
今から始めても追いつけなくて恥ずかしいと思いがちですが、そうではない習い事もたくさんあります。
選び方のポイントは、競い合う場面が少なく、長く楽しめるスポーツであること。
おすすめのスポーツを具体的にご紹介します。
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スイミング
スイミングスクールに通っている高校生の多くは選手コース。
すごい泳ぎを目の当たりにして高校生から始めるのは気後れしてしまうかもしれません。
しかし水泳は生涯スポーツ。
高校生から始める人は「自分は選手を目指すわけじゃない」と割り切って楽しむこともできるのです。
有酸素運動で基礎体力がついて免疫力が上がり、脂肪燃焼もできるなどメリットもいっぱいです。
ボルダリング
オリンピックの正式種目にもなって人気のボルダリング。
バリバリの競技者もいますが、ボルダリングは大人になってから趣味として始める人も多いスポーツです。
競う相手は自分の限界と目の前の壁だけ。
達成した時の爽快感も魅力です。
近くに専用のトレーニングジムさえあれば、道具も動きやすい服装とシューズのみで気軽。
しかも全身運動で筋力と体力、柔軟性が養われる上、集中力や考える力、チャレンジ精神も身に付くと言われています。
テニス
部活動では高校から始める人も多い硬式テニス。
そのためスタートが高校生でも遅すぎることはありません。
また部活動では１年生のうちは球拾いや基礎練習のみというところもあり、体育会系の厳しさに馴染めない人も。
テニスも生涯楽しめるスポーツ。
あえて部活動ではなく習い事としてテニスを始めるという選択肢もあります。
野球
高校生で野球といえば部活動が当たり前。
しかし野球は好きだけど高校の野球部は負担が大きすぎるという人もいます。
そのような人におすすめなのが草野球チーム。
草野球チームの中には高校生もＯＫとしているところもあります。
週末などに大人に混ざって野球に打ち込めるのは貴重な経験。
楽しむことを目的としているチームからリーグ戦の優勝を目指すチームまでさまざまなレベルがありますから、自分に合ったチームを探すのも楽しいかもしれません。
弓道
剣道や柔道などの武道は自分と向き合い、一生を通じて精進していくもの。
いつ始めても遅すぎるということはありません。
とはいえ剣道、柔道、空手などは小学生の頃から続けている人も多く、大きな差をつけられている可能性も。
それが気になるようなら、弓道を選ぶのもおすすめです。
弓を引くだけの身体ができていないうちは難しいため、弓道では高校生以上限定という教室や道場も多いのです。
まさに高校生から始めるのに最適な武道だと言えます。
勝ち負けが目的ではなく、集中して的だけを狙う弓道は、立って行う禅「立禅」と呼ばれるほど精神を研ぎ澄ませる武道。
勉強のストレスを一時忘れられるのも魅力です。
まとめ
忙しいようでも、自分で時間の管理ができるようになる高校生。
生涯楽しめる習い事を選ぶのに適した時期でもあります。未来がより充実したものになるよう、何か習い事を始めてみてはいかがでしょうか。
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