スポーツ選手の中でもリッチなことで知られるのがF1ドライバーです。
カーレースの最高峰であり、しかも命懸けの職業。巨大なスポンサーを背負って走っているのですから、高収入なのも当然です。
では実際にどれくらいの年収になるのでしょうか。
今回は、F1ドライバーの年収に迫ります。
【F1ドライバー】2023年の年収一覧
まずは2023年シーズンの推定年俸一覧から。
あまりの額の大きさとその格差に驚くかもしれません。
ドライバー年俸
ドライバー別の推定年俸ランキングは以下の通りです。
順位 | ドライバー | チーム | 推定給与 |
1位 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 5500万ドル(約70億円) |
2位 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 3600万ドル(約46億円) |
3位 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 3500万ドル(約45億円) |
4位 | ランド・ノリス | マクラーレン | 2000万ドル(約26億円) |
5位 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 1000万ドル(約13億円) |
カルロス・サインツ | フェラーリ | 1000万ドル(約13億円) | |
バルテリ・ボッタス | アルファ ロメオ | 1000万ドル(約13億円) | |
8位 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 800万ドル(約10億円) |
9位 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 600万ドル(約8億円) |
10位 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーチン | 500万ドル(約6億円) |
ピエール・ガスリー | アルピーヌ | 500万ドル(約6億円) | |
ケビン・マグヌッセン | ハース | 500万ドル(約6億円) | |
13位 | アレックス・アルボン | ウィリアムズ | 300万ドル(約4億円) |
14位 | ランス・ストロール | アストンマーチン | 200万ドル(約3億円) |
ニコ・ヒュルケンベルグ | ハース | 200万ドル(約3億円) | |
ニック・デ・フリース | アルファタウリ | 200万ドル(約3億円) | |
周冠宇 | アルファ ロメオ | 200万ドル(約3億円) | |
オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 200万ドル(約3億円) | |
19位 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 100万ドル(約1.3億円) |
ローガン・サージェント | ウィリアムズ | 100万ドル(約1.3億円) |
最低でも1億円以上。
とはいえトップのフェルスタッペン選手と最下位の角田選手やサージェント選手の間にはなんと55倍もの差があります。
とはいえフェルスタッペン選手は2年連続でF1ワールドチャンピオンを獲得し、2022 年には年間15勝という新記録を樹立していますから、この年俸も納得できるものかもしれません。
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チーム別年俸額
ドライバーの年俸の違いはチームの懐具合にもよるもの。
そこで各チームの2023年推定ドライバー年俸の合計をランキングで見てみると、以下のようになります。
順位 | チーム | 推定ドライバー年俸の合計 |
1位 | レッドブル | 6500万ドル(約83億円) |
2位 | フェラーリ | 4600万ドル(約60億円) |
3位 | メルセデス | 4300万ドル(約55億円) |
4位 | マクラーレン | 2200万ドル(約28億円) |
5位 | アルファ ロメオ | 1200万ドル(約15億円) |
6位 | アルピーヌ | 1100万ドル(約14億円) |
7位 | アストンマーチン | 700万ドル(約9億円) |
ハース | 700万ドル(約9億円) | |
9位 | ウィリアムズ | 400万ドル(約5億円) |
10位 | アルファタウリ | 300万ドル(約4億円) |
こちらもチームによって20倍以上の差があるのです。
まさに圧倒的な資金力の差。
お金を持っているチームには優れたドライバーが移籍し、さらに勝利を重ねることができるのです。
【F1ドライバー】歴代の年収
では過去にはもっと稼いだドライバーがいたのでしょうか。
F1ドライバーの場合、チームから支払われる年俸・ボーナス以外に広告料などの収入もあります。人気選手では広告収入が年俸の数倍になることもあるそう。
毎年フォーブスが発表している「スポーツ長者番付」の年収ランキングにも、何人かのF1ドライバーが登場しています。
歴代のスポーツ長者番付入りドライバー
1990年以降の「スポーツ長者番付」からトップ3に入ったF1ドライバーをピックアップするとこのようになります。
年 | 名前 | 推定年収 | 順位 |
1992 | アイルトン・セナ | 2200万ドル | 3位 |
1993 | アイルトン・セナ | 1850万ドル | 3位 |
1996 | ミハエル・シューマッハ | 3300万ドル | 3位 |
1998 | ミハエル・シューマッハ | 3800万ドル | 2位 |
1999 | ミハエル・シューマッハ | 4900万ドル | 1位 |
2000 | ミハエル・シューマッハ | 5900万ドル | 1位 |
2002 | ミハエル・シューマッハ | 6700万ドル | 2位 |
2003 | ミハエル・シューマッハ | 7500万ドル | 2位 |
2004 | ミハエル・シューマッハ | 8000万ドル | 2位 |
2005 | ミハエル・シューマッハ | 6000万ドル | 2位 |
2006 | ミハエル・シューマッハ | 5800万ドル | 2位 |
2009 | キミ・ライコネン | 4500万ドル | 2位 |
2010年代以降にはトップ3に入ったF1ドライバーはいません。
では2010年代以降にF1ドライバーの収入が減ったのかというと、そうではなく、他のスポーツ選手の年収が高騰してきたから。
格闘技やサッカーのスターなどが1億ドル以上稼ぐことも珍しくなくなり、F1ドライバーはその中に埋没してしまったのです。
ちなみにスポーツ選手全体での過去最高額は、2015年にボクシングのフロイド・メイウェザー・ジュニアが稼いだ3億ドルだと言われています。
歴代ドライバーと現在のドライバーの比較
インフレ率なども考慮すると、過去に最も稼いだF1ドライバーはミハエル・シューマッハで間違いないところです。
しかし純粋に多くの年俸をもらったドライバーは他にいることになります。
シューマッハの年俸は最も高かったときで推定3800万ドル。
歴代で最も高い年俸は2018年のセバスチャン・ベッテルと2020年のルイス・ハミルトンで、推定6000万ドルになります。
また生涯獲得年俸額はシューマッハが推定4億6400万ドルで歴代1位でしたが、ハミルトンはその額を2019年に突破。歴代で最も年俸を獲得したドライバーになりました。
まとめ
その他のF1ドライバーで生涯獲得金額が多かったのは、フェルディナンド・アロンソが4億5800万ドル、キミ・ライコネンが3億3100万ドルなど。
近年はトップ選手の年俸が5000万ドル台で高いままとなってしていますから、フェルスタッペン選手が今のように勝ち続ければ、年俸と生涯獲得金額でトップになるのも夢ではないはずです。
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