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【騎手|ジョッキー】賞金配分の仕組みをご紹介!ランキング一覧も

平均年収が高いことでも知られる競馬の騎手。
その主な収入源はレースの賞金です。
とはいえレースに勝って大きな賞金を得ると人といえば、馬主も有名。
つまり騎手に賞金が全て入るわけではないのです。
では賞金の配分はどのような割合になっているのでしょうか?
今回は、競馬の賞金配分や騎手の収入について解説。
賞金のランキング一覧もご紹介します。

【騎手|ジョッキー】賞金配分の仕組み

まずは賞金の配分と、賞金その他の種類をご紹介。
もしかしたら騎手に入る賞金が少なくて驚くかもしれません。

配分

競馬のレースは、特に中央競馬の場合、一度勝つだけでもかなりの賞金を得ることができます。
そして支払われた賞金は、馬主、調教師、騎手、厩務員によって分配されます。
一般的なレースでの賞金の配分は、以下の通り。

馬主:約80%
調教師:約10%
騎手:約5%
厩務員:約5%

障害レースの場合は騎手が7%を受け取ることもありますが、いずれにしてもかなり少ない割合。
騎手はこれで十分に稼げるのでしょうか。

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賞金額

賞金額の5%でも騎手の年収が多くなるのは、多くのレースに出ることができるから。そして賞金額がかなり高額だからです。
主なG1レースの3着までの本賞金は以下の通り。

レース名1着2着3着
フェブラリーステークス1億2000万円4800万円3000万円
NHKマイルカップ1億3000万円5200万円3300万円
ヴィクトリアマイル1億3000万円5200万円3300万円
オークス(優駿牝馬)1億4000万円5600万円3500万円
ダービー(東京優駿)2億円8000万円5000万円
安田記念1億8000万円7200万円4500万円
天皇賞(秋)2億円8000万円5000万円
ジャパンカップ4億円1億6000万円1億円

この表では3着までをご紹介していますが、本賞金は5着までに出る賞金です。
本賞金は1着=100とすると、2着=403着=254着=155着=10という割合。
つまり最高峰のジャパンカップなら、1着賞金4億円で騎手には賞金2000万円、5着でも賞金4000万円で騎手には200万円が入ることになります。
またレースのランクが下がっていっても、JRAなら1着賞金は400万円以上。騎手には20万円が入ります。
ただし地方競馬は本賞金が大きく下がるのが一般的。1着賞金が20万円程度のレースもあり、騎手の獲得額も下がることになります。

その他の賞金

本賞金は5着までしか出ませんが、それ以下の馬にも実は賞金が出ます。

・出走奨励金
レースに出走し5着に入賞できなかった場合でも貰える賞金。
一般的なレースは8着以内、重賞レースは10着以内。
6着:1着賞金の8%
7着:1着賞金の7%
8着:1着賞金の6%
9着:1着賞金の3%
10着:1着賞金の2%

・特別出走奨励金
一部のG1やG2のレースで11着以下の馬に支給される賞金。

・特別出走手当
レースに出走した全馬に支払われる賞金。
いわゆる参加賞。
重賞競走:43万2000円
特別競走:42万3000円
1勝馬:42万1000円
未勝利馬・新馬・未勝利戦:41万1000円

・距離別出走奨励金
芝コース・距離1,800m以上の一般競走に出走した馬に支払われる賞金。
着順やレースのレベルによって最高約360万円。

騎乗手当など、その他の収入

賞金の配分以外に、騎手にはレースに参加した時点で騎乗手当が入ります。
中央競馬の場合、その額は以下の通りです。

・平地競走
GⅠ競走:6万3000円
その他の重賞競走:4万3000円
その他の競走:2万6000円

・障害競走
J・GⅠ競走:14万4200円
その他の重賞競走:11万4200円
その他の競走:8万4200円

また騎手奨励手当として1レースあたり1万5500円も支給されます。
これによって、毎週末の1日に7〜8レースに出る騎手なら、手当だけで1ヵ月の収入が100万円以上になることも。
こちらも地方競馬では大幅に下がり、1レース数千円ということも多くなります。
そのほか、特定の厩舎に所属している騎手には騎乗契約料、厩舎に所属しないフリーの騎手が競走馬の調教を手伝うと調教料を支払うのが一般的です。

【騎手|ジョッキー】賞金ランキング

では実際に騎手がどれくらいの賞金を稼いでいるのか、トップ10のランキングをご紹介します。

獲得賞金

まずはレースで獲得した賞金額のランキングから。

1位:武豊・・・918億76万円
2位:横山典弘・・・603億8177万円
3位:福永祐一 ・・・556億2496万円
4位:蛯名正義 ・・・504億5983万円
5位:柴田善臣 ・・・442億9426万円
6位:岩田康誠 ・・・384億1269万円
7位:川田将雅 ・・・374億3505万円
8位:岡部幸雄・・・370億3877万円
9位:藤田伸二 ・・・367億8977万円
10位:C.ルメール・・・364億3963万円

騎手の獲得賞金

上記のランキングは賞金額そのもの。
では騎手が獲得した賞金額はいくらになるのか、単純に5%で計算すると以下の額になります。

1位:武豊・・・45億9004万円
2位:横山典弘・・・30億1909万円
3位:福永祐一 ・・・27億8125万円
4位:蛯名正義 ・・・25億2230万円
5位:柴田善臣 ・・・22億1471万円
6位:岩田康誠 ・・・19億2063万円
7位:川田将雅 ・・・18億7175万円
8位:岡部幸雄・・・18億5194万円
9位:藤田伸二 ・・・18億3949万円
10位:C.ルメール・・・18億2198万円

なんと1位の武豊騎手は生涯獲得賞金が45億円以上になるのです。

まとめ

獲得賞金からの配分は5%で少なく感じるかもしれない騎手の収入。
しかし勝ち続ければその額は数十億円になります。
騎乗手当や騎手奨励手当も合算すれば、収入はさらに増えることに。
一方、馬主は賞金の80%が手に入る代わりに、馬の購入費や調教師の預託料など、莫大な費用を支払わなければなりません。
ハイリスクハイリターンな馬主か、自分の技量だけで稼げる騎手か。
あなたならどちらに憧れますか?

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おおぱ!

おおぱ!

寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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