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【パデル】国際ツアーの参加方法について!パデル選手が徹底解説!

はじめまして。庄山大輔と申します。

私は2019年にテニスとスカッシュのハイブリッドスポーツ「パデル」という競技でアジア人初となるパデルの国際ツアー「WORLD PADEL TOUR」に出場し、現在45歳にして再度世界へ挑戦しています。

スポスルでは私自身の活動のほか、パデルという競技の魅力や最新情報などをお届けします。

ぜひ多くの方がパデルを知り、そして興味を持って頂けるきっかけになれば嬉しいです。

今回は現在日本国内でもブームになりつつあるテニスとスカッシュのハイブリッドスポーツ「パデル」の最新情報をお伝えします。

世界のパデル情報

国際パデル連盟(International Padel Federation)は、1991年にアルゼンチン、スペイン、ウルグアイ連邦の法定代理人によってマドリードで設立された組織で、世界中のあらゆる形態のパデルを宣伝することを目的とした非営利団体で、​現在65カ国が加盟しています。

​2021年の4月にイタリアオリンピック委員会(CONI、ローマ)で行われた国際パデル連盟の総会で日本パデル協会の中塚浩二会長がFIPの理事に就任し、近年急成長しているアジア・パシフィックでのパデル発展を統括する活動を進めていくことになりそうです。

また、アジア・パシフィックからの初めての国際パデル連盟理事就任ということもあり、今後日本含めアジア地域でのパデルの発展が注目されていきそうです。

同委員会で新規加盟した国14カ国のうち7カ国がアジアパシフィックの国々ということで、アジアパシフィックのみならず全世界でパデルが急成長を遂げているのがわかります。

新加入の国々は以下の通りです。(全世界14カ国中アジア・パシフィック7カ国)

*オマーン

*サウジアラビア

*バーレーン

*クウェート

*モリディブ

*フィリピン

*ニュージーランド

他にもヨーロッパではヨーロッパ競技大会の正式種目にパデルが採用されたり、南米でも南米競技大会の正式種目にパデルが入ったことで、念願の「オリンピック」種目入りが見えてきました。

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日本のパデル情報

国内に目を向けてみます。

日本もようやくwithコロナの時代に入ってきつつあり、去年は沖縄や千葉で新たなパデル施設が建設されたり、大会開催やライブ配信などに挑戦し、少しずつではありますが国内のパデル界も動き始めています。

今年もすでに新たにオープンしたパデル施設がいくつかありますので以下で紹介していきます。

また今年中にオープン予定の施設がいくつかあり、パデル界の動向から目が離せません。

茅ヶ崎パデルクラブ

茅ヶ崎パデルクラブ(神奈川県茅ヶ崎市香川1-1-14-2)
TEL:0467-53-3336

神奈川県初のパデル施設です。

パデルの国別対抗戦「WORLD PADEL CHAMPIONSHIP」で採用されているコートサーフェスを利用しているのが特徴です。

キャプテン翼パデル調布

キャプテン翼パデル調布(東京都調布市富士見町1-6-10)
TEL:080-7430-1999

西調布駅から徒歩10分、都内最大パデルコート4面、フットサルコート1面のスポーツ施設です。

日本で参加できる国際大会

残念ながら20222年は男子だけの開催となってしまいましたが、9月17−19日に千葉県千葉市にある「パデル&フットサル晴れのち晴れ」にて国際パデル連盟主催の国際ツアー(FIP TOUR)が開催されました。

日本で開催されたのは「FIP RIZE」というカテゴリのトーナメントで、5カテゴリある中の下から2番目の位置付けのトーナメントです。

この大会は海外選手も参加可能なため、まずは世界ランキング上位者がエントリーを優先され、その後日本ランキング上位者へと権利が移ります。

このトーナメントに出場できると「世界ランカー」となり、ヨーロッパや南米、中東などで開催されているグレードの高い他のFIP TOURへ出場することも夢ではなくなります。

またこのFIP TOURは賞金付きの大会でもあり、上位進出者は賞金を得ることができます。

国内での賞金付きのパデルトーナメントは現在「全日本パデル選手権」しかありませんので、国内のパデルプレーヤーの多くはこのFIP RIZEと全日本パデル選手権に標準を合わせています。

このFIP RIZEは本来男女共催のトーナメントなのですが、男子と比べると国内女子の競技人口が少ないため今年は男子のみ開催となりました。

この男女の競技人口の差は日本に限らずパデルが普及している、普及し始めている国々どこでも同じ状況であり、パデルで日本代表を目指すのであれば女子のほうが可能性が高いと言えます。

以前からこのFIP TOURは存在していましたが、「賞金が少ない」「ヨーロッパや南米でしか行われていない」といったことがネックとなり、テニスのように頻繁に海外遠征に行くのは日本人選手にとってハードルが高かったのですが、今年からちょっと様子が変わってきました。

フランスの有名なプロサッカーチーム「パリ・サンジェルマン」(以下PSG)のオーナーで、Qatar Sports Investments(以下QSI)という投資ファンドの代表も務めるNasserAl-Khelaifi氏が国際パデル連盟とプロパデルプレーヤー協会(以下PPA)と協力し、既存のFIP TOURの上位トーナメントという位置付けで「PREMIER PADEL」がスタートさせたのです。

このPREMIER PADELにもグレードがあり、最上位のPREMIERともなると賞金総額が7000万円近くともなり、これまでの賞金の十倍以上となっています。

ただこのPREMIER PADEL、現時点では男子のみの開催となっており、女子のトーナメントも将来的には行なうと協会会長が発言しているので、男女共催となるのも時間の問題かと思います。

ただ一つ懸念点としては、これまでパデルの普及に大きく貢献してきたWORLD PADEL TOURと係争中であり、この争いは世界中のパデル関係者が注目しています。

このPREMIERが日本含めアジア各国で開催されるのは当分先だとは思いますが、近い将来パデルで億を稼ぐプレーヤーが現れる日が来るかもしれません。

まとめ

今回は日本と海外のパデルに関する最新情報をお伝えしました。

国内ではまだ限られた地域にしかパデルコートがありませんが、今回お伝えしたように今年もいくつかのパデル施設がオープンしていますし、年内オープン予定の首都圏内の施設もいくつかあります。

パデルという競技に興味が湧いた方は、ぜひ一度で構わないのでパデルコートに足を運んでみてください。

パデルを体験すれば、きっと「パデル中毒」になると思います。

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庄山大輔

アジア人初WORLD PADEL TOUR出場。日本代表。全日本パデル選手権二連覇。アジアカップ初代チャンピオン。国内初のパデルアカデミー「JAPAN PADEL ACADEMY」を運営。スポーツを「考える」ことが趣味。スカッシュ歴5年、テニス歴23年。日本プロテニス協会C級講師 アルゼンチンパデル協会公認パデルコーチ 生涯学習開発財団認定コーチ

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