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BMXの歴史・競技人口・ルール・大会【スポーツ辞典】

BMXというスポーツをご存じですか?

Bicycle Motocrossと呼ばれる自転車競技で、近年BMXレースやBMXフリースタイルがオリンピックの正式種目として認定されており、注目を集めているスポーツです。

今回はそんなBMXの歴史やルール、大会などについてご紹介します。

BMXの起源・歴史について

BMXの起源は、1970年代前半にアメリカのカリフォルニア州で、オートバイの競技であるモトクロスレースを真似て子供たちが自転車で走り遊んでいたことが原点と言われております。

そして1971年に公開された「On Any Sunday(栄光のライダー)」のオープニングで、自転車を使って遊ぶ子供たちの映像が流れたことで、BMXは全米に広がったと言われております。

その後、BMXのレースが本格的に競技として認知され、さらに1980年代前半にはBMXフリースタイルが誕生し、現在ではレースとフリースタイルの2系統が存在するようになりました。

その後BMXフリースタイルからさらに様々な種類に分かれるようになり、平坦な場所で技を競い合う「フラットランド」、競技専用施設と呼ばれるスケートパークで技術の高さを競う「パーク」のような様々な種類のフリースタイルが存在するようになりました。

日本におけるBMXの歴史について

BMXが日本で広がる大きな要因となったのは、1982年に公開された大ヒット映画「E.T.」だと言われております。

主人公の少年がBMXを愛用しており、さらにそのBMXがKUWAHARA BIKE WORKS社が手がける日本メーカーということもあり、日本で大きな注目を集めたことがきっかけでした。

これ以降、日本でもBMXが認知され始め、次第に浸透するようになりました。

BMXと関連のあるスポーツ・派生したスポーツ

BMXと比較される競技としては、BMXの発祥の要因となったオートバイ競技のモトクロスが挙げられます。さらにBMXフリースタイルが誕生すると、今度はオートバイで技を決めるフリースタイルモトクロス(FMX)が誕生しました。

他にも同じ自転車競技として比較されるのは、MTBがあります。MTBとはMountain Bikeの略でマウンテンバイクを使った自転車競技です。

BMXレースとは異なり、コースは舗装されていない山道や、急な下り坂といった一般の自転車では走れないようなコースとなっております。

この他にも自転車競技はたくさんありますが、レースだけでなく技を見せる自転車競技でもあるBMXは他の自転車競技とはまた違った魅力を感じることができるのではないでしょうか。

BMXの競技人口について

BMXの競技人口は若者世代を中心に世界各国で競技人口が増えており、現在の競技人口は、世界で約200万人と言われております。

日本での競技人口は約数万人と言われており、欧米と比較すると競技人口はまだ少ないですが、東京2020オリンピックで注目され、ここからさらに競技人口が増えることが期待されております。

BMXのルールについて

BMXではレースとフリースタイルで競技スタイルが異なるため、ルールも異なります。

・BMXレース

BMXレースでは、8mの高さにある「スタートヒル」と呼ばれるスタートから一斉に坂を下り、全長300~400mあるコースを走り、1番先に誰がゴールするかを競います。
コースの途中にはバームと呼ばれるカーブや様々なジャンプセクションが設置されております。

・BMXフリースタイル

BMXフリースタイルでは、競技の種類により細かなルールは異なりますが、共通のルールも存在します。競技時間は1分間で、競技を2回行います。
選手は制限時間内に多くのトリックと呼ばれる技を決め、ポイントを獲得し、1回目と2回目のポイントの平均点で勝負が決まります。ポイントはトリックの難易度によって異なり、難易度が高くなるほど、高得点を狙うことができます。

また、フリースタイルでの得点には走る流れも重要なポイントとなっており、流れを崩さずにトリックを決めることで高得点を獲得することができますが、転んでしまったりすると減点されてしまいます。

BMXの国際的な大会について

1982年に初の世界選手権が開かれて以来、毎年「UCI BMX世界選手権大会」と呼ばれる国際大会が開催されており、年に数回開催されるワールドカップもBMXの主要な国際大会となっています。

また、2008年の北京オリンピックでBMXレーシングが、東京2020オリンピックでBMXフリースタイルが正式種目として認定されております。

世界から見た日本のBMXの強さのレベル

BMXはアメリカ発祥のスポーツという背景から、欧米諸国の選手たちが世界ランキングの上位を占めていましたが、日本の選手も近年世界大会で好成績を収めており、レベルが非常に高くなったことで今後日本人選手の活躍が期待されております。

まとめ

いかがだったでしょうか。BMXは他のスポーツと比べ歴史は浅いように思われますが、その魅力から世界中の多くの人を虜にしているスポーツでもあります。

特に若者世代を中心に、今後もさらに競技人口が増えていくことが見込まれます。

また、東京オリンピックをきっかけに、日本でもBMXの競技環境が整え始められており、日本でもBMXの浸透がさらに深まっていくでしょう。



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カノン

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