インディアカって名前を聞くとインド由来のスポーツ?若しくはインディアンが楽しんだスポーツ?
そう思いたくなりますね。
そんなマイナースポーツの一種であるインディアカについて解説していきます。
インディアカの起源・歴史について
実は1930年代に旧西ドイツで生まれたスポーツとされていて、スポーツ教師のカールハンス・クローン氏がブラジルの代表的なスポーツである「ペテカ」を自国に持ち帰って改良を加えたものとされています。
その名前は「インディアン」と「ペテカ」を合わせたところから生まれています。
インディアンの由来の方はその使用するボールの形状からなのでしょう。
インディアカの競技人口や日本や世界で行われる大会などを知る
ここまでお読みいただければボディコンタクトもない、ボールもさほど重くない、軽装で参加できる点で老若男女が楽しめるスポーツであると言えますが、いったい日本ではどれぐらいの人数の方々がインディアカを楽しまれているのでしょうか。
驚くことに日本での競技人口はおよそ100万人と言われており、正式なデータはないものの恐らく世界一競技人口が多いとされています。
その他発祥の地であるドイツを含むヨーロッパで競技人口が多いとされています。
そんなインディアカは2001年から世界選手権、2002年からワールドカップも開催されています。
現在、国際インディアカ連盟に加盟している国はわずか6か国、日本をはじめ発祥の地ドイツ、そしてエストニア、韓国、ルクセンブルク、スイスとなっています。
世界インディアカ協会の国際ルールにおいてチーム編成は5名とされていて、またインディアカボールの羽の下は白ではなく黄色と定めがあります。
インディアカの世界ランキングの公表はありませんが、強豪国はドイツやエストニアとされていて各大会では常にメダル常連国です。
日本代表もかつてはメダルを獲得するなど世界で活躍しています。
その代表はどのように選ばれるかと言うと、カーリングのように各国内での予選で優勝したチームが日本代表を勝ち取れるシステムになっています。
競技人口の多い日本がやがて世界を席巻する、そんな日を待ちわびましょう。
インディアカをプレイして楽しむ、観戦して楽しむ
インディアカはカラダ一つで楽しめると言ってもよい気軽なスポーツです。
日本インディアカ協会のホームページによると現在39都道府県にインディアカ協会が設立されています。そちらに問い合わせていただいてどこで楽しめるのか聞いてみるのもいいでしょう。
また全国各地にインディアカを楽しむチームや団体も存在しているようですのでぜひウェブサイトでチェックしてみてはいかがでしょうか。
インディアカボールはバトミントンのシャトルほど速くなく、バレーボールのボールのように重くないので気軽に始めてみるのもいいかもしれませんね。
とは言うものの世界レベルの試合においては選手たちの激しい動きやインディアカボールの速さはエンジョイプレイヤーのそれと全く異なります。
その動画はYouTubeなどにもアップされていますのでご興味のある方はどうぞご覧ください。
男子においてはスピード感やジャンプ力の高さやスパイクの強さなども味わうことができ、女子においてはスピード感や力強さなどは劣るものの、女子ならではのパスやレシーブの精度におけるしなやかさには見応えがあります。
男女混合戦においてはお互いの強い点を活かせるメリットがあり、男子はアタックやブロック中心、女子はトス中心と役割分担に妙味があります。
インディアカの大まかな競技内容とそのルールを知る
インディアカはバトミントンのシャトルにも似た高さ25㎝重さ50gの赤い羽根の付いたインディアカボールと呼ばれるボールを素手で打ち合う団体競技です。
バトミントンのダブルスコートを使用し、1チーム4名の対戦型で行う種目で、1セット21点先取、3セットマッチで2セット先取したチームの勝ちとなります。
相手側のコートに打ち返すまでには自陣で3回までボールに触れることはできる、レシーブ、トス、スパイク、そんなイメージを抱くとバレーボールに近いスポーツです。
しかしながらネットを超えて来た一打目とブロック以外は両手を使用できず、肘から下の片手でのみボール打つことが出来るという点は少しバレーボールと異なる点です。
また、インディアカには選手のポジションがあります。
前列は3名、後列は1名とされ、それぞれのポジションにはプレイに制限があり、前列の選手はどの位置からでもアタックができ、またブロックにも参加できます。
後列の選手はサーブを打つ役割を持ち、一方ではフロントラインでアタックができない、アタックするならば後方のアタックラインのみで可能というルールがあります。
バレーボールと同じく右回転でポジションチェンジをしていきます。
バトミントンのコートを用い、バトミントンの羽のような形状のボールを使用し、バレーボールに近いルールで行われるそんなイメージを持って頂けると解りやすいでしょうか。
またバトミントンコートがあればプレイができる、ボールだけあればプレイができる、シューズやユニフォームには規則がないために比較的安価で始められる点も特徴として挙げておきます。
まとめ
インディアカは日本で競技人口が多いと言われながらもまだまだ馴染みがないスポーツです。
しかしながら気軽に楽しめる、老若男女が楽しめるスポーツであり、また本気で取り組むことで世界での競技人口はまだまだ少なく、世界一を目指せる可能性魅力を秘めているとも言えます。
これを機にぜひインディアカ始めてみませんか。
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