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カバディの歴史・競技人口・ルール・大会【スポーツ辞典】

カバディは、kabaddiと表記され、7人1組で行うスポーツです。

特に、インドやパキスタンといった南アジア地方の国々においては、国技スポーツとされています。

ここでは、カバディの言葉の意味はもちろん、カバディの起源や歴史、ルールや競技人口といったように、カバディについて詳しく解説していきます。

カバディの起源・歴史について

カバディの起源は南アジア諸国で始まり、特にインドが発祥とされています。

インド発祥説は今から昔、紀元前人間が命がけで獣と闘っていた時代まで遡ります。

しかし、人間1人では獣と闘うのはどうしても不利で怖さを感じてしまった。そこで、人間が複数人集まって集団を組むことにより、獣と闘うには有利だと感じ、さらにお互いに励まし合い、獣に対しても威嚇する際に声を掛け合おうと決めました。

その際、人間は「ガバディ」という言葉をかけあい、一致団結して獣を相手にして獣に立ち向かった。これが、「ガバディ」という言葉が誕生した瞬間です。

次第に、ドイツではカバディを国の競技として国民が行うスポーツと発表。

19世紀に入り、カバディのルール改正が行われ出場選手7人体制として、7人で1チームと見なす案に改正されました。

のちにカバディは、ドイツ・パキスタンといった南アジア地方にもとどまらず、1980年代にはカバディ文化がアジア諸国に伝わるようになり、1990年代には日本でのカバディ人口も増えていき、正式にスポーツ種目となりました。

日本におけるカパディ史について

19世紀に入り、日本にカバディが伝わり始めました。

1981年日本アマチュアカバディ協会が誕生し、1990年には北京五輪でカバディが正式に五輪種目となると同時に、日本では各都道府県の県大会をはじめ、地方大会が盛んに行われるようになりました。

北京に対し、カバディ第一号の日本代表選手が派遣された年もこの年です。

月日が経過するごとに日本でのカバディ文化は浸透していき、2012年4月に一般社団法人日本カバディ協会に名を変更。

カバディを1人でも多くの方に知って頂く活動を続けています。

ガバディと関連のあるスポーツ・派生したスポーツ

こちらではカバディと関連のあるスポーツとして、鬼ごっこを紹介します。

皆さんおなじみ、お友達やご家族と1度は遊んだことがあるでしょう鬼ごっこのルールは、2人以上で行います。

じゃんけんで鬼を1人決定した後、逃げる人は決まった範囲(例:体育館内・公園の円内)でタッチされないように逃げます。

鬼は1からカウントをはじめ10まで数えます。鬼が逃げる人にタッチした場合、アウトとなります。

また、カバディと派生したスポーツとしてスポーツ鬼ごっこがあります。

スポーツ鬼ごっこは、1チーム7人制で行います(控え選手を含めると10-12人構成)。

宝を必ず各チーム置いて、審判によるスタート開始と同時に試合開始です。試合時間は、5分間定められたコートの中で鬼ごっこ同様のルールを使います。

カバディの競技人口について

2021年現在のカバディ競技人口は世界で約1000万人がプレーされており、日本のカバディ競技人口は約5000人です。

カバディのルールについて

カバディは、身体全体を使います。特に足を使う競技として走ることが重大なスポーツです。

カバディは、体育館や地面を使って行います。その際、体育館や地面で必ず決められた規定に沿ってコートを作ってください。

【コートの長さ】
男性の場合:縦13メートル、横10メートル
女性の場合:縦12メートル、横8メートルと
規定がありますので、必ず規則を守りコートを制作すること。そして、プレー人数は男女ともに1チーム7名で行います。

【試合時間】
男性の場合:前半20分、休憩5分、後半20分
女性の場合:前半15分、休憩3分から5分、後半15分

【体重制限】
男性の場合:85キロ以下
女性の場合:75キロ以下

最後に、カバディ競技における試合の流れを説明します。

カバディを行う際は、半袖シャツ短いパンツを着用し、各チームのユニフォームを必ず統一することが必須。

コートに7人が入ったことを審判が確認後、カバディがスタートします。カバディは攻め・守りを交代しながら行う、身体全体を使った鬼ごっこと思って頂ければよいでしょう。

まず初めに、”レイダー”と呼ばれる攻撃者、また”アンティ”と呼ばれる攻撃を受ける選手を意味することを覚えましょう。

試合が開始すると、片方チームのレイダーと呼ばれる攻撃者が相手コートに入り攻撃します。

攻撃する際は、キャントと呼ばれる発声(ガバディという言葉)の連呼が必須とされており、途中で”カバディ”という言葉が途切れた場合は、攻撃者はアウトになり、相手チームに1点が入ります。

レイダーは、制限時間内にて相手チームの誰かにタッチし、自分のチームに帰ってくることが出来た場合のみ、レイダーがタッチした人数分が得点と見なされます。

レイダーからアンティは決まったコート内を逃げ回るため、まさに鬼ごっこという表現に近いスポーツとされています。

カバディの国際的な大会について

カバディの国際大会は、開催場所がイラン・台湾といったように世界様々な国々を開催地として、国際大会が行われております。

世界から見た日本女子カバディ&日本男子カバディの強さのレベル

日本男子代表の強さレベルは、2021年現在IKFランキングではJAPAN10位と表記されています。

日本女子代表は、2021年現在ランキング未公表のため正確な公表を表記できませんが、世界トップ10位内にレベルを持っている選手が勢揃いしていますので、カバディ日本代表に是非とも期待して応援しましょう。

まとめ

カバディは、インドを中心とした南アジア諸国を発祥としたスポーツです。

今や国境を越え、数多くの諸国で行うスポーツとして浸透しています。カバディの見どころは球を持たない、武器を持たないところです。

自分の身体で攻めや守りを表現します。まさに身体全体を使う、特に「走る」スポーツとして魅力的なスポーツですね。

世界から客観視すると、カバディを行う日本人の人口はやや少ない傾向にありますが、この機会にガバディという素敵なスポーツを知って頂き、ご家族やご友人とプレーされるところからスタートされてみてはいかがでしょうか。

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まり

水泳を誰よりも愛する負けず嫌いライター

好きなスポーツは、水泳。初めは顔も水につけれませんでしたが、気付いたら、12年間毎日のように水泳習い日本代表候補を夢見て特訓。大学では心理学を専攻しスポーツ心理学を学びメンタルヘルスマネジメント3級の資格も取得。水泳をこよなく心から愛しております。

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