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【アジア大会】歴代開催場所一覧|次回大会開催場所は名古屋!

2023年の杭州大会で19回目の開催となるアジア大会(アジア競技大会)。
1951年にスタートした歴史あるこの大会は、次回の開催地が名古屋ということでも注目を集めています。
ではこれまでのアジア大会はどこで開催されてきたのでしょうか。
今回は、アジア大会の歴代開催都市を調査。
ある都市に開催が集中している意外な理由や、出場国数の推移など、アジア大会の開催地の謎にも迫ります。

【アジア大会】歴代開催場所

アジアのスポーツのレベルを押し上げるアジア大会。
その歴代の開催場所を、まずはまとめてご紹介します。

歴代開催場所と参加国数

アジア大会の歴代の開催場所と参加国や地域数・選手数、競技数の一覧がこちら。

開催年開催都市(開催国)国・地域数選手数競技数
11951年ニューデリー(インド)114896
21954年マニラ(フィリピン)1812418
31958年東京(日本)20169213
41962年ジャカルタ(インドネシア)17152714
51966年バンコク(タイ)18194514
61970年バンコク(タイ)18180213
71974年テヘラン(イラン)25267216
81978年バンコク(タイ)27287619
91982年ニューデリー(インド)33463520
101986年ソウル(韓国)27478625
111990年北京(中国)37612227
121994年広島(日本)42682834
131998年バンコク(タイ)41978036
142002年釜山(韓国)44976738
152006年ドーハ(カタール)45952039
162010年広州(中国)44970442
172014年仁川(韓国)45950136
182018年ジャカルタ/パレンバン

(インドネシア)

451130040
192023年杭州(中国)45未定40
202026年名古屋(日本)未定未定未定
212030年ドーハ(カタール)未定未定未定
222034年リヤド(サウジアラビア)未定未定未定

第18回大会は当初2019年にハノイ(ベトナム)で開催される予定でしたが、ベトナム政府が2014年に開催権を辞退。
ジャカルタ(インドネシア)が代わって開催都市に決定し、1年早い2018年に開催されました。

国別開催回数

現在までの国別の開催回数は、以下の通り。

タイ=4回
中国=3回
韓国=3回
インド=2回
日本=2回
インドネシア=2回
イラン=1回
フィリピン=1回
カタール=1回

発足の中心となったインドでの開催は2回と少なく、最も多いのはバンコク(タイ)の4回となっています。
全体的にはバランスよく開催地が散っているのに、バンコクだけが多いのはなぜなのでしょうか。

バンコクでの連続開催

最も奇妙に見えるのは、1966年と1970年のバンコクでの連続開催です。
実はこれには政治的な理由がありました。
1970年の第6回大会は、実はソウル(韓国)で開催予定でした。
ところが1968年1月に北朝鮮の特殊部隊によるソウル侵入事件(青瓦台襲撃未遂事件)が発生。
大会の安全を保証できないということから1968年4月に韓国は大会の開催を返上してしまいます。
この時点で代わりとなる開催都市を選び、施設を建設することは不可能。
そこで急遽、前回大会を開催したバンコクの施設を利用して開催することになったのです。
このときの開催費用は韓国をはじめ参加各国が援助し、ようやく実施にこぎつけました。

広島開催の意義

日本の2度目の開催地となったのは第12回大会の広島市
実はこのときまでアジア大会の開催地は各国の首都ばかりでした。
広島大会は「首都以外の都市で初めて開催されるアジア大会」として注目されることに。この大会は大成功を収め、日本で運営される国際総合競技大会の評価をさらに高めました。
そして名古屋の後は首都以外での開催が増えることになったのです。

福岡市の落選

実は日本からはもうひとつ、首都以外の都市が過去に立候補しています。
それは78年の第8回大会に名乗りを挙げた福岡市
しかし72年に行われた投票で福岡市はシンガポールに敗れてしまいました。
ところが翌年、シンガポールは財政上の理由で開催を返上。さらに代替地に立候補したパキスタンのイスラマバードも財政上の理由で開催を返上してしまいます。
ここに至って福岡市は開催の打診を受けましたが、市民の意欲はすでになく、福岡市は開催を拒否。
結果的に66年の第5回大会と70年の第6回大会を開催していたタイのバンコクがまたもや各国の分担金を活用して開催することになりました。
このような経緯もあってバンコクでの開催数が最も多くなっているのです。

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【アジア大会】次回の開催地

次回、2026年のアジア大会は名古屋での開催が決定しています。
他のどのような都市と争って名古屋での開催が決まったのでしょうか。

招致の経緯

開催の招致を発表したのは2016年。立候補したのは名古屋市ではなく愛知県でした。その後、名古屋市が共催を申し出ます。
実は他に立候補した都市はなかったため、名古屋での開催はスムースに決定。
開催の10年も前に開催都市が決まるのは異例のことでした。

まとめ

アジア大会の開催はアジア各国のスポーツ界にとって非常に重要な出来事。
2026年の愛知・名古屋大会は、東京オリンピックの次の大きな目標となっています。
今回の杭州大会、そして次の愛知・名古屋大会がどのような大会になるのか、その運営にも注目です。

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おおぱ!

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寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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