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【世界水泳】開催地一覧|歴代大会と名シーンを振り返ろう!

2023年の福岡大会で20回目の開催となる世界水泳。
水泳界ではオリンピックが圧倒的な権威を持っていたため以前は大きな国際大会は多くありませんでしたが、今では世界水泳が名実ともにオリンピックに次ぐ大会となっています。
その世界水泳、これまでの20回の大会はどこで行われてきたのでしょうか。
今回は、世界水泳の開催地一覧をご紹介。
日本選手を中心に、歴代の名場面も振り返ります。

【世界水泳 】概要と開催地

世界水泳の正式名称は、世界水泳選手権(World Aquatics Championships)
世界水泳連盟(FINA)が主催する水泳の国際大会です。
以前は2年から5年間隔で不定期に行われる大会でしたが、2001年の福岡大会以降は夏季オリンピックの前年と翌年の奇数年開催となっています。
そのため特にオリンピック前年の大会ではオリンピックに向けた最終調整の大会として好記録が出る傾向に。
世界水泳選手権自体もオリンピックに次ぐ重要な大会となっています。

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開催地一覧

世界水泳のこれまでの開催地一覧がこちら。
参加国数と参加選手数も合わせてご紹介します。

開催年開催都市参加国数参加選手数
1973ベオグラード(ユーゴスラビア)47696
1975カリ(コロンビア)39682
1978ベルリン(西ドイツ)49828
1982グアヤキル(エクアドル)52848
1986マドリード(スペイン)841,119
1991パース(オーストラリア)601,142
1994ローマ(イタリア)1021,382
1998パース(オーストラリア)1191,371
2001福岡(日本)1341,498
2003バルセロナ(スペイン)1582,017
2005モントリオール(カナダ)1441,784
2007メルボルン(オーストラリア)1672,158
2009ローマ(イタリア)1722,438
2011上海(中国)1782,157
2013バルセロナ(スペイン)1772,195
2015カザン(ロシア)1842,412
2017ブダペスト(ハンガリー)1822,303
2019光州広域市(韓国)1922,418
2022ブダペスト(ハンガリー)1852,034
2023福岡(日本)

参加国、参加選手数ともに大きく増加しています。
近年の開催は再び変則的になっていますが、これは新型コロナ感染拡大の影響
本来、2019年の次の2021年大会は福岡で開催する予定でした。
ところが2020年の東京オリンピックが新型コロナの影響で1年延期に。これを受けてFINAは世界水泳の開催期日を2022年5月に設定しました。しかし新型コロナの感染が再拡大し、開催が困難に。
このためFINAは福岡大会を2023年7月に再延期し、実戦の機会を確保するため、2022年に臨時の世界水泳をブダペストで開催したのです。

【世界水泳 】歴代大会の名シーン

1973年に始まった世界水泳では、競泳ではアメリカと東ドイツ、アーティスティックスイミング(当時はシンクロナイズドスイミング)ではアメリカとカナダがトップを競い合う時代が長く続きました。
日本はシンクロなどで銀メダルや銅メダルに食い込むのが精一杯。
その流れを変えたのが、2001年の福岡大会でした。

2001年福岡大会

初の日本開催となった2001年福岡大会で、日本はシンクロナイズドスイミング・デュエットの立花美哉・武田美保組が、初の金メダルを獲得しました。
また飛込種目では寺内健選手が3m板飛込で銅メダル、女子シンクロ高飛込でも宮崎多紀理・大槻枝美組が銅メダルを獲得。これは飛込競技では五輪・世界水泳を通じて初のメダル獲得でした。
しかしこの大会の主役となったのは、オーストラリアのイアン・ソープ選手
出場した7種目のうち、4位となった100m自由形以外の種目で史上最多となる6個の金メダルを獲得。しかも200m、400m、800mと、800mリレーの4種目で世界新記録をマークしたのです。

2003年バルセロナ大会

2003年バルセロナ大会の主役は、平泳ぎの北島康介選手です。
100mと200mを世界新記録で優勝。五輪・世界水泳を通じ、日本選手として初の同一大会個人種目2冠を達成しました。
しかも日本人選手が同時に二つの世界記録保持者となったのは1959年の山中毅選手以来でした。

2015年カザン大会

2015年のカザン大会では、日本人女子が世界水泳の競泳初金メダルを獲得しました。それは200mバタフライの星奈津美選手
4年前の大会では0秒01差の4位、2年前の大会でも4位と悔しい思いをしていた彼女は、大会前年には持病のバセドウ病の手術も経験。そこから必死の努力で日本代表に復帰していました。
そしてカザン大会の決勝では50m通過時点の6番手から徐々に追い上げ、終盤の逆転で見事に優勝。
インタビューで涙を流す彼女の姿に日本中が感動しました。

2019年光州広域市

2019年の光州広域市大会の日本の金メダルは2つ。その両方を瀬戸大也選手が獲得しました。
実は瀬戸選手は代表選考会となる前年の日本選手権では、200mバタフライ、200m個人メドレー、400m個人メドレーが全て2位という結果。ギリギリで3種目の代表入りを決めていました。
しかし世界水泳本番では失速覚悟で前半から飛ばす積極的なレースを展開。400m個人メドレー200m個人メドレーで栄冠を掴みました。
この結果、瀬戸選手は北島康介選手を抜き、日本人最多の通算4個目の金メダルを獲得。さらに200mバタフライで銀メダルも獲得し、日本人初の1大会個人種目メダル3個も記録したのです。

まとめ

2023年の福岡大会の次の世界水泳は、2024年2月2日から18日までカタールのドーハで開催されます。
当初は2023年11月開催の予定でしたが、福岡大会が2023年7月に延期となったことに合わせて延期されたもの。
初の3年連続の世界水泳となります。
しかも2024年にはパリオリンピックが開催されるため、同じ年に世界水泳とオリンピックが開催される異例の事態に。
これによってどのようなドラマが生まれるのかにも注目が集まります。

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おおぱ!

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寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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