多くのスポーツ少年が夢見るプロスポーツ選手。
その年収は、サッカーのJ1で平均約3200万円、プロ野球選手は平均約4100万円と言われています。
これは一般的な年収としてはかなりの高額ですが、現役時代が平均5年と言われるプロスポーツの世界では、生涯収入としては厳しいという見方も。
しかしトップクラスの選手ともなると、はるかに多くの収入を得ることになります。
今回は、スポーツ選手の年収ランキングを調査。
ランキングを世界と日本国内別にご紹介します。
【スポーツ選手】 年収ランキング 世界TOP10
まずは世界のスポーツ選手の年収ランキングから。
アメリカの経済誌・フォーブス誌が毎年発表している「スポーツ長者番付」を元にご紹介します。
これはフォーブスが2022年5月1日から2023年5月1日に得た賞金、給与・ボーナス、スポンサー収入を合算して算出したものです。
10位:ケビン・デュラント
10位はバスケットボールの ケビン・デュラントで、総収入は8910万ドル(約125億円)。
フェニックス・サンズに所属し、マイケル・ジョーダンとも比較される史上最高のスコアラーである彼の年俸・賞金は4410万ドルで、スポンサー収入は4500万ドルでした。
主なスポンサーは、2Kスポーツやナイキなどです。
9位:ロジャー・フェデラー
9位はテニスの ロジャー・フェデラーで、総収入は9510万ドル(約133億円)。
現役を引退した彼の年俸・賞金は10万ドルでしたが、スポンサー収入は9500万ドルにもなり、ランクインしました。
主なスポンサーは、メルセデス・ベンツやロレックス、ユニクロなどです。
8位:ステフィン・カリー
8位はバスケットボールの ステフィン・カリーで、総収入は1億400万ドル(約146億円)。
NBAのオフェンスに革命をもたらしたと言われる彼の年俸・賞金は4840万ドルで、スポンサー収入は5200万ドルでした。
彼の人気は非常に高く、Googleや楽天、アンダーアーマーなどがスポンサーとなっています。
7位:フィル・ミケルセン
7位はゴルフの フィル・ミケルセンで、総収入は1億600万ドル(約148億円)。
生涯獲得賞金ランキングが歴代2位となっている彼の年俸・賞金は1億400万ドルで、スポンサー収入は200万ドルでした。
主なスポンサーは、メルセデス・ベンツやロレックスなどです。
6位:ダスティン・ジョンソン
6位はゴルフの ダスティン・ジョンソンで、総収入は1億700万ドル(約150億円)。
PGAツアーで24勝もしている彼の年俸・賞金は1億200万ドルで、スポンサー収入は500万ドルでした。
主なスポンサーは、ボディアーマーやテーラーメードなどです。
5位:カルロ・アルバレス
5位はボクシングのカルロ・アルバレスで、総収入は1億1000万ドル(約154億円)です。
その内訳は年俸・賞金が1億ドルで、スポンサー収入は1000万ドル。
主なスポンサーは、ルイ・ヴィトンなどです。
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4位:レブロン・ジェームズ
4位はバスケットボールのレブロン・ジェームズで、総収入は1億1950万ドル(約167億円)。
「キング・ジェームズ」「NBA史上最高のバスケットボール選手」と呼ばれ、マイケル・ジョーダンとも比較される彼の年俸・賞金は4450万ドルで、スポンサー収入は7500万ドルでした。
主なスポンサーには、AT&TやBeats、ナイキ、ソニーなどが並んでいます。
3位:キリアン・エムバペ
3位はサッカーのキリアン・エムバペで、総収入は1億2000万ドル(約168億円)。
フランスのリーグ・アンのパリ・サンジェルマンFCに所属する彼は、年俸・賞金が1億ドルで、スポンサー収入は2000万ドルとなっています。
主なスポンサーは、ナイキやオークリーなどです。
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2位:リオネル・メッシ
世界の2位はワールドカップでも大活躍したサッカーのリオネル・メッシで、総収入は1億3000万ドル(約182億円)。
史上最多となる8回のバロンドールに輝くなど、サッカー史上最高の選手の1人と称される彼の2023年の年俸・賞金は6500万ドルで、スポンサー収入も6500万ドルでした。
スポンサーには、アディダス、ゲータレード、ハードロックカフェ、コナミ、マスターカード、ペプシなどがずらりと並んでいます。
1位:クリスティアーノ・ロナウド
1位はこちらもサッカーのスーパースタークリスティアーノ・ロナウドです。総収入は1億3600万ドル(約190億円)。
サウジアラビアのアル・ナスルに所属する彼の2023年の年俸・賞金は4600万ドルで、スポンサー収入は9000万ドルでした。
主なスポンサーは、アディダス、ハードロックカフェ、マスターカード、コナミ、ペプシなどとなっています。
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【スポーツ選手】 年収ランキング 日本TOP5
続いては日本国内の年収ランキング。
近年は日本人国際的な活躍もあって、世界との差は小さくなってきています。
5位 錦織圭
5位はテニスの錦織圭選手で、年収は約25億円。
自己最高位は世界ランキング4位だった錦織選手ですが、怪我による不調などで低迷中。賞金は一時期より激減しています。
それでも高い年収を維持できているのは、グローバルブランドアンバサダーとなっているユニクロなど多くのスポンサー契約があるからです。
4位 ダルビッシュ有
4位は野球のダルビッシュ有投手で、年収は約28億円。
そのうちの年俸は1800万ドル(約23億4000万円)でした。
しかし23年に新たにパドレスと結んだ6年1億800万ドル(約142億300万円)の契約では、契約ボーナスが600万ドル(約7億8000万円)、23年の年俸は2400万ドル(約31億2000万円)となっています。
このため今後はさらに上位に入ることになりそうです。
3位 松山英樹
3位はゴルフの松山英樹選手で、年収は約30億円。
2021年のマスターズを制した松山選手の生涯獲得賞金額は50億円以上。
しかし賞金以上に10社を超えるスポンサー収入が大きくなっています。
2位 大谷翔平
2位は野球の大谷翔平投手で、年収は約32億円。
メジャー入り後の年数が少ない大谷投手の場合、年俸は550万ドル(約7億1500万円)と、メジャーのスーパースターにしては破格に安い金額でした。
しかし2022年にはスポンサー収入がなんと3倍増。アシックスやデサントなど15社から推定約25億円のスポンサー収入があったと言われています。
しかも23年には年俸が3000万ドル(約39億円)に大増額。
今後は日本人の1位になる可能性があるかもしれません。
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1位 大坂なおみ
1位はテニスの大坂なおみ選手で、年収は約77億円。
彼女は世界ランキングの19位にも入っています。しかも女性では3年連続の世界1位。
2022年には休養を取ることも多かった大坂選手は、テニスの賞金が110万ドル(約1億4300万円)と激減。
しかしスポンサー収入は5800万ドル(約75億4000万円)にもなりました。
契約しているスポンサーは20社以上。
大坂選手は社会問題や多様性への意見を自身の言葉でしっかりと述べる姿勢や、SNSでの発信力が世界的に高く評価され、多くのスポンサー獲得につながっています。
【スポーツ選手】 年収ランキング スポンサー収入
今や賞金以上に大きな金額となることも多いスポンサー収入。
その世界ランキングは以下のようになっています。
1位:ロジャー・フェデラー(テニス):9500万ドル
2位:クリスティアーノ・ロナウド(サッカー):9000万ドル
3位:レブロン・ジェームズ(バスケットボール):7500万ドル
4位:リオネル・メッシ(サッカー):6500万ドル
5位:タイガー・ウッズ(ゴルフ):6000万ドル
世界的な人気を誇るテニスのロジャー・フェデラー選手が1位。
引退を発表したフェデラー選手は賞金がわずか10万ドルでしたが、このスポンサー収入で全体の世界9位にランクインしています。
まとめ
トップクラスのスポーツ選手の年収は、日本でも数十億円、世界では百億円超えが当たり前になっています。
その中でも大坂なおみ選手が見事に世界ランキングに入るなど、スポンサー収入は非常に重要なものに。
自身の魅力をうまくアピールする能力やSNSを活用した発信力は、スポーツ選手にとってさらに大きな意味を持ってきそうです。
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