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【走塁妨害】ルールやペナルティについて!各試合を交えてご紹介

野球のプレーは守備と攻撃の選手が交錯しやすいもの。
中でも全力疾走しているランナーが守備側選手と接触してしまう走塁妨害は危険なプレーです。
しかしそのときに迷うのは、どこまでが走塁妨害になるのかということ。
守備妨害との判断基準が難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、野球の走塁妨害をご紹介。
どのようなルールで、どのような場面があり、そしてどのようなペナルティが課せられるのかを解説します。

【走塁妨害】ルール

【走塁妨害】ルールやペナルティについて!各試合を交えてご紹介①走塁妨害は、公認野球規則の用語の定義2.51に以下のように書かれています。

OBSTRUCTION・オブストラクション(走塁妨害)
野手がボールを持たないときか、あるいはボールを処理する行為をしていないときに、走者の走塁を妨げる行為である。

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ボールを処理する行為とは

走塁妨害の定義で問題になるのは、「野手がボールを処理する行為をしている」とはどのような状態かということ。
これについては【原注】として記されています。

〝野手がボールを処理する行為をしている〟とは、野手がまさに送球を捕ろうとしているか、送球が直接野手に向かってきており、しかも十分近くにきていて、野手がこれを受け止めるにふさわしい位置を占めなければならなくなった状態をいう。

つまり適切な守備の動きの中で走塁の邪魔になってしまっても走塁妨害にはならないということ。
しかし例えば守備側がボールに飛びついたにもかかわらず捕れなかったとき、ボールが通り過ぎてからもグラウンドに横たわっていてランナーの邪魔になったとしたら、走塁妨害になります。
このボールを処理している最中かどうかの判断を行うのは審判の役割
もしボールを処理しているときにランナーと交錯したら、守備側が優先となり走塁妨害ではなく守備妨害が成立します。
そのため似たようなプレーでも走塁妨害になることもあれば守備妨害になることもあるのです。

【走塁妨害】実際のパターンと事例

【走塁妨害】ルールやペナルティについて!各試合を交えてご紹介②

走塁妨害の具体的なパターンは主に3つ。
実際に起こった事例と合わせてご紹介します。

走者への妨害

プレーに関係のない野手が、ランナーと接触して邪魔をしてしまうパターン。
1988年、近鉄がロッテに勝てばペナントレース優勝という最終戦9回裏同点の場面でこの走塁妨害を巡るドラマがありました。
無死1、2塁という近鉄サヨナラ優勝のチャンスで、高く浮いた2塁への牽制球を2塁手がジャンプしてキャッチ。
着地しながら2塁ランナーをタッチアウトにしたのですが、2塁手がランナーを押して帰塁の妨害をしたと近鉄の監督が猛抗議したのです。
結局、9分間にわたる抗議は実らず、走塁妨害は不成立に。
試合は延長の末4対4の引き分けとなりました。
近鉄は走塁妨害が成立するかどうかという微妙なこのプレーでリーグ制覇を逃したのです。

走路の妨害

ボールを扱っていない野手がランナーの進路にいて走路を遮ってしまうパターン。
2013年のMLBワールドシリーズ第3戦、レッドソックスの上原浩治投手が投げた9回の場面でまさにこの走塁妨害が起こり、カージナルスがサヨナラ勝ちをしています。
2塁ランナーの3塁への進塁を阻止しようとした捕手の送球が逸れ、腹ばいになった3塁手が走塁妨害と判断されたのです。
塁審は「わざとではなくても走者の進行方向をふさいでいた時点で走塁妨害」と説明。実際には3塁手にはこのプレーを防ぐ手立てはなかったのではないかと疑問の残る走塁妨害となりました。

進塁の妨害

野手がベース上にいてブロックするパターン。
今年8月にはそのプレーに絡んでランナーが怪我をするという事態も起こっています。
それは8月12日のMLBシカゴ・ホワイトソックス対デトロイト・タイガース戦。1塁ランナーが盗塁を仕掛けたところ、2塁手にタッチアウトされました。
ところが後でVTRをチェックしたところ、2塁手が足でベースを覆い隠していたことが発覚。
しかも2塁手は一度ボールを落とし、ランナーが必死にベースに触ろうとしている間もベースを覆ったままボールを拾いタッチしていました。
この接触プレーでランナーは左手首を捻挫
試合では走塁妨害ではないとされましたが、「これを認めてもいいのか」と大きな話題になりました。

【走塁妨害】ペナルティ

【走塁妨害】ルールやペナルティについて!各試合を交えてご紹介③

交錯プレーでも認められることが少ない走塁妨害ですが、もし宣告されるとどのようなペナルティがあるのでしょうか。
まず走塁妨害がなければ達していたはずの塁まで安全に進塁することができます。
例えば1塁ランナーが盗塁している最中に走塁妨害を受けたときは、2塁に進塁できることに。
タイムリーヒットなどで走塁妨害がなければ1塁ランナーは3塁やホームまで進めたはずと審判が判断すれば、その塁まで進めることになります。
さらに、走塁妨害されたランナーが進む塁に他のランナーがいた場合は、繰り出される形でそのランナーも次の塁へ進塁
つまり1塁ランナーが妨害を受けて2塁に進むとき、すでに2塁にもランナーがいたら、そのランナーは3塁に進めることになります。
ただしボークのように各走者に1個の進塁が与えられるわけではありませんから、例えば1塁3塁の場面で1塁のランナーに走塁妨害があったとしても、3塁ランナーが無条件にホームインできるわけではありません。

まとめ

プレーに関わっていないときにランナーの邪魔をする走塁妨害は明らかな守備側のミス。プロでは滅多に見ることはありません。
しかしアマチュアレベルでは起こりがちで、しかも勝敗を決定づける重要なプレーになることも。
怪我の原因にもなりますから、走塁妨害には十分に注意してください。

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スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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