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【高校野球】グローブ規定について|色・紐・刺繍の制限について!

高校野球のルールは草野球などと比べていろいろと厳しめ。
その一例がグローブのカラーです。
草野球では白やピンクのグローブもアリですが、高校野球ではNG。
ルールを知らないとせっかく買ったグローブを使えなくなってしまいます。
今回は、高校野球のグローブ規定をご紹介。
色だけでなく、紐や刺繍などの制限についても解説します。

【高校野球】グローブ規定 色

まずは使っても良いカラーから。
ルールブックを参考に、買ってはいけない色を探ってみます。

ルール

用具に関するルールブックである「高校野球用具の使用制限」の「グラブ・ミット」の項目から抜粋します。

〈カラー〉※投手用・捕手用・野手用 共通
*本体カラーは、ブラウン系、オレンジ系、ブラックとする。(指掛けも含む)
また使用できるカラーであれば、表部と裏部(平裏)部のカラーが違っていても使用可とする。
*品名・品番・マーク類などをスタンプによって表示する場合の色は、ブラックまたは焼印の自然色でなければならない。

解説

これだけで使えるグローブがかなり少なくなってしまうような気がします。
つまりレッド系ブルー系ホワイト系不可ということ。
そして実際にグローブを買いに行くと、これで良いのかとかなり悩むことになります。
「ブラウン系、オレンジ系、ブラック系」とありますが、売っているグローブのカラーはその境界線がかなり微妙なのです。
例えば、メーカーのカラーにある「スプレンディットオレンジ」や「ディープオレンジ」、「レディッシュオレンジ」は「レッド」にかなりそっくり。
「Iブラック」と「Dブルー」はどちらもネイビーに見えます。
しかし「スプレンディットオレンジ」や「ディープオレンジ」、「レディッシュオレンジ」、「Iブラック」は使えるのに、「レッド」と「Dブルー」は使用不可となってしまうのです。
これはメーカーが、「オレンジ」や「ブラック」として高野連へ申請し、通っているかどうかの違い
またかなり明るく、ほとんどクリーム色とも言えるブロンドカラーは、実はブラウン系。申請されているものなら使用可能です。
つまり見た目の色味で判断するのではなく、その色が高野連の審査に通っているかどうかが重要ということ。しっかりチェックして判断する必要があるのです。

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【高校野球】グローブ規定 紐

グローブのカラー以上にややこしいのが、締め紐のカラー。
革の縫い糸に特に制限はありませんが、各部を留めている締め紐に関しては認められる組み合わせと認められない組み合わせがあるのです。

ルール

こちらもまずは「高校野球用具の使用制限」の「グラブ・ミット」の項目から抜粋しましょう。

<しめひも>
*投手用グラブのしめひもは、グラブ本体と同色でなければならない。
ただし、グラブ本体と同系色で目立たないものについては差し支えない。
*野手用(捕手含む)グラブのしめひもは、本体カラーと同系色とする。
ただし、ブラックとブラウン系のしめひもに限っては本体カラーにかかわらず使用できる。

解説

投手用のグローブは比較的単純。
本体と同色か、本体と同系色で目立たないものにしておけば大丈夫です。
ややこしいのが野手用のグローブ。
どの本体カラーの場合でも、本体と同系色か、ブラックとブラウン系の締め紐が使用可能となります。
つまり本体がオレンジのグローブにブラックの締め紐はOK
しかしその逆パターンで本体がブラックのグローブにオレンジの締め紐は使用不可ですから注意してください。
また基本は本体と同系色ですが、本体の色の項目でも述べたように同系色でもかなり色の幅があります。
ほとんど茶色と言える濃いオレンジ系に、ほとんど黄色と言える薄いオレンジ系を合わせるなど、実はけっこう雰囲気の違う組み合わせも可能
オーダーする場合には認められる組み合わせかどうか、ショップとよく相談してください。

【高校野球】グローブ規定 その他

本体と締め紐だけでなく、他の部分にも規定はあります。

ヘリ革

ヘリ革は手の甲の空いた部分(窓)を覆っている部分のこと。
ここにも規定があります。

<へり革>
*グラブ本体と同系色で目立たないもの。

つまり本体がブラウン系ならヘリ革もブラウン系にし、あまり目立たないようにする必要があります。

ハミ出し

ハミダシは各指の左右のパーツをつなぎとめている部分
この部分の色を目立たせるグローブもありますが、こちらもルールが定められています。

<ハミ出し>
*グラブ本体と同系色で目立たないもの、または革の自然色とする。

ハミ出しには切りハミ玉ハミがあり、玉ハミは豊富なカラーで差別化を図るグローブもあるため注意が必要です。
一方の切りハミは白っぽい革の自然色になることが多く、強度的にもこちらを進めているショップが多くあります。

刺繍

グローブに氏名や背番号などの文字を刺繍する場合、表面に書くのは禁止です。
これは捕球面だけでなく背面も同じ。
手を入れる内側に行うようにしてください。

加工

捕球面と背面の色は同じである必要がありますが、革の表面処理の違いは認められています
つまり片面だけにスムース加工やシボ加工、パンチング加工を行なって、見た目の質感が変わることは問題ありません。

まとめ

グローブの規定はかなり細かく決まっていますが、実は見落としがちなのが、締め紐の長さ。
意外と長いままにしている人が多く、親指ほどの長さにしておかないと、試合前のチェックで引っかかることになります。
うっかりして審判に注意されないよう、気をつけてください。

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でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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