運動部のマネージャーは中学校の部活では見かけることがほとんどないため、高校入学時にマネージャー業に興味を持つ方もいると思います。
その中でも、高校野球のマネージャーは大変だというイメージがある方は多いのではないでしょうか?
今回は高校野球のマネージャーに興味がある方に向けて、仕事内容や向いている人をご紹介していきます。
実際に高校野球のマネージャーだった筆者の体験談を交えつつご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
高校野球のマネージャーって大変?
「青春」という言葉が似合うキラキラしたイメージもある高校野球のマネージャーですが、実際はかなり大変です!
普段の練習や試合での仕事だけでなく、野球の細かいルールやスコアの書き方、アナウンスの仕方など、覚えることがたくさんあります。
その他にも、
・朝練や土日に試合、長期休みは遠征や合宿があるため、自分の時間がほとんどない
・勉強との両立が大変
・友だちと遊ぶ時間がない
・夏の大会で行事に参加できない
といったことがあり、とにかく自分の時間がないです。
ただ、仲間と一緒に乗り越えた時間や試合で感じる達成感など、マネージャーをやっていなければ経験できないこともたくさんあります。
高校3年間で貴重な時間を過ごしたと後になって感じることもあるので、やってて良かったと思えるでしょう。
また、3年間あんな大変な日々を乗り越えることができたという達成感も得られるのではないでしょうか?
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高校野球のマネージャーの仕事内容は?
高校によって仕事内容は異なると思いますが、筆者が行なっていたマネージャーの仕事内容についてご紹介していきましょう。
一例として、最後まで読んでみてくださいね。
飲み物や食べ物の準備
普段の練習から部員の飲むドリンク作りや、合宿時は部員の食事を準備します。
監督やコーチ、練習試合であれば相手チームの監督にコーヒーやお茶を出すことも。
また、父母会によるイベントがあった際にも、マネージャーが率先して準備に参加することになりますよ。
普段の練習の仕事内容
普段の練習ではタイムを測って笛を吹いたり、ノック時のボール渡し、ボール拾い、バント用ピッチングマシンへのボール入れなどを行っていました。
さらに、練習が始まる前のホースでの水撒き、ボールやバット、ヘルメットなどの部員が練習に使う道具の出し入れ、片付けもマネージャーがやっていました。
何十キロもする重さの物を持ち運ぶことや部員のウエイトトレーニングに付き合ったり、力仕事もたくさんあります。
試合の仕事内容
試合前は会場のセッティング、試合中はスコアやアナウンス、SBO、アイシング作りなど、状況に応じて臨機応変に対応します。
そして、試合後は後片付けが必須です。
雑務
掃除や道具の管理と手入れ、備品の管理や買い出し、部員の成績の記録をつけて打率を計算して出したり、さまざまな雑務も行います。
また、夏の大会に向けて「鶴文字」とお守りを作ったり。
夏でも冬でも年中休むことなく、本当にたくさんの業務をこなす必要があります。
高校野球のマネージャーに向いている人は?
プレイヤーとして試合に参加することもなく、部員のサポートに徹するマネージャー業。
ここでは、そんな高校野球のマネージャーに向いていると思う人の特徴を挙げていきましょう。
野球が好きな人
「とにかく野球が好き」「野球に関われるだけで幸せ」といった人は、どんなに大変で辛い時でも必ず乗り越えられると思います。
そのため、第一に野球が好きな人が向いていると言えるでしょう。
人の役に立ちたい人
マネージャーは自分がプレイすることはないので、「人の役に立ちたい」「尽くしたい」という人も高校野球のマネージャーに向いています。
メインは部員、自分は裏で支えるというタイプの人は、苦に思うことは少ないのではないでしょうか?
体力のある人
朝が早く、帰る時間も遅く、毎日のように部活があるとなると、マネージャーであっても相当な体力を使います。
また、高校野球のマネージャーは炎天下の日も極寒の冬も、主に屋外にいることが多く、なかなかハードです。
そのため、体力がある人の方が確実に向いています。
気が利く人
マネージャーはその時の状況に応じて臨機応変に対応する能力が求められます。
例えば、部員が怪我をしたらすぐに対応したり、飲み物がなくなる前に補充したり。
小さなことでもすぐに気がつけるような気が利く人も、マネージャーに向いているでしょう。
まとめ
今回は高校野球のマネージャーの仕事内容や向いている人についてご紹介しましたが、参考になったでしょうか?
「大変そうだからなかなか決めきれない」「迷っている」という方もいると思いますが、仲間がいれば大変なことも乗り越えられるはずです。
自分のためだけでなく、部員の活躍のために業務をこなすことによって、自分自身もまた成長できると思います。
マネージャーでしか体験できないようなやりがいを、きっと感じられるでしょう。
「野球が好き」「高校野球のマネージャーに憧れがある」という方は、高校3年間を野球に捧げるくらいの意気込みで挑戦してみてはいかがでしょうか?
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