校庭や体育館での遊びから全国大会まで、幅広く行われているドッジボールは最も身近なスポーツの一つ。
楽しく遊べればOKという子も多い……とはいいつつも、やるからには上手になりたいものです。
そこで今回は、ドッジボールで勝つためのコツや、速い球の投げ方、キャッチの仕方をご紹介します。
コツを覚えて、勝利をつかみましょう!
【ドッジボール】勝つためのコツ
コツ①避けるコツ
ドッジボールのドッジは「避ける」という意味。
その名の通り、ドッジボールの基本は投げて当てることではなく、上手に避けることなのです。
うまく避ければ相手のペースは大きく乱され、チャンスも生まれるもの。
上手にキャッチできない人はとにかく避け続けてください。
そのためにチームとして実践したいコツは、一列に並ぶことです。
バラバラになって逃げると、味方が邪魔になって投げる相手がよく見えないということがよくあります。
相手をよく見るのがドッジボールの基本。
十分な距離をとって横一列に並ぶだけで、避けるのもキャッチするのも、ずっと簡単になるのです。
そして相手の利き腕側に逃げるのもコツです。
ボールを投げるときは腕を斜めに振り下ろします。
このとき利き腕の反対方向=振り下ろす側に逃げると、相手は投げるフォームの途中で修正して、速い球で狙いやすくなるのです。
ところが利き腕側だと、相手はコースを修正しにくく、できても速度が落ちるため、避けやすくなります。
コツ②当てるコツ
相手にボールを当てる最大のコツは速いボールを投げることですが、それには少し練習が必要です。
その前に覚えておきたいのが、コースやタイミングで当てやすくするコツ。
まずコースは、肩口、足元、横を狙うのがコツです。
相手が最も取りやすいのは、胸から腹にかけての体の中心部。
逆に体の中心から外れた場所は取りにくくなります。
肩口と足元は取りにくくて狙い目の場所。
ただし頭に当たってしまうとヘッドアタックの反則になり、低過ぎてワンバウンドするとチャンスボールになってしまいますから、注意してください。
高低のコントロールに自信がない人は、相手の横を狙うのがお勧め。
何もない空間に投げることになりますが、相手が中途半端に手を出してアウトになりやすい場所になります。
またフェイントをうまく使うのもコツです。
パスすると見せかけてアタックする、相手とは別の方向を見ながら投げる、取ってすぐに投げるなど。
フェイントはうまく使えば大きな武器になります。
とはいえフェイントばかり意識すると基本のフォームが崩れやすくなりますから、あまり使い過ぎないようにしてください。
コツ③外野のコツ
外野は早く中に戻りたくてアタックをしがちですが、相手にキャッチされると内野の味方は一気にピンチになってしまいます。
絶対当てられるというチャンス以外はパスに徹するのが勝つためのコツです。
【ドッジボール】速い球を投げるコツ
ドッジボールで勝つためにとても重要なのは、速い球を投げること。
これができないと相手にキャッチされてピンチの場面ばかりが増えてしまいます。
速い球を投げるには、まずは正しいフォームで投げるようにしてください。
慣れていないと体が正面を向いたままの「手投げ」になりがち。
オーバーハンドなら、投げる方と反対の手を前に出し、体を真横に向けてから、体重移動と体のひねりを使って大きく手を振ります。
コツ④走りながら投げる
ドッジボールで速い球を投げるために覚えたいのは、ランニングスロー。
走る速度をボールに乗せられるため、スピードが大きく上がります。
コツは、走って、体重移動して、投げるという動きをスムースに行うこと。
走ることで基本フォームが崩れていないかチェックしてもらいながら、練習してください。
コツ⑤投げない方の手をうまく使う
ランニングスローでは体のひねりがより大きくなります。
このときに重要なのが、投げていない方の手の使い方。
基本のフォームと同じように狙う方向に出したあと、肘を大きく引きます。
こうすれば横を向いた体を素早く戻すことができ、体のひねりをうまく使えるはずです。
【ドッジボール】キャッチのコツ
ボールのキャッチにはハンドキャッチとボディキャッチがあります。
どちらも重要なのは腰を落として構えること。
そして体の中心でキャッチすることです。
逆に言えば、体の中心でキャッチできないと判断したら取りにいってはダメ。
確実に取れるボール以外は避けるようにします。
コツ⑥手だけでなく腕とおなかも使う
ハンドキャッチは手だけで取ろうとしがちですが、これだとボールを弾いてしまいます。
手、腕、おなかを使ってボールを包み込むようにキャッチするのがコツ。
ボールの勢いを柔らかく止めて、ていねいに受け止めるようにします。
コツ⑦ボディキャッチは素早い移動が重要
ボディキャッチはさらに体全体でボールを包むように取る方法。
ひざを落とし、腕とひざでボールを押さえることで落としにくくします。
ハンドキャッチ以上に体の中心で取る必要がありますから、フットワークを使ってボールの真正面に素早く入るのがコツ。
取ることに集中するよりも、素早い移動を意識してください。
まとめ
ドッジボールでよくある失敗は、キャッチするか避けるかの判断が遅くなり、中途半端に手を出してしまうこと。
また投げるときにも、パスなのか、アタックなのか、当てるなら狙うのはどこか、瞬時に判断することが求められます。
一瞬の判断力を伸ばす最大のコツは、経験を積むこと。
ドッジボールは楽しく遊びながら練習できるスポーツです。
今回ご紹介したコツを意識しながら、焦らずに上達を目指してください。
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