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【アイスホッケー】ルール一覧|得点や反則についても詳しくご紹介!

アメリカでは野球、バスケットボール、アメフトと並んで4大プロスポーツにもなっているアイスホッケー。
それと比べて日本ではルールすらよく分からないという方も多くいます。
パワープレーなど独特の用語もあるアイスホッケー。そのルールはいったいどのようになっているのでしょうか。
今回は、アイスホッケーのルールをご紹介。
試合時間や得点、反則など、詳しく解説します。

【アイスホッケー】ルール 競技の概要

まずはアイスホッケーとは何をするスポーツなのかということから。
これはかなり単純です。
氷を張った長方形の競技場で2チームがパックをスティックで打ち合い、パックを相手のゴールに入れて得点を競う競技。つまり簡単にいえば、サッカーのようなスポーツです。
スケートリンクで行い、道具も違いますが、ゴールに入れた得点の多さで勝負が決まるところは同じ。
得点もサッカーと同じように1回のゴールで1点となります。

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【アイスホッケー】ルール 道具や時間など

では競技場や道具、人数などにはどのような特徴があるのでしょうか。
順に解説していきます。

リンク

アイスホッケーのリンクは角が丸くなった長方形です。
アイスホッケーはゴールラインより後ろのスペースも使えるのが特徴。
そのためゴール裏でスムースに移動できるよう、角が丸くなっています。
リンクのサイズは、国際規格北米規格の2種類です。

国際規格:長さ約61m×幅約30m
北米規格:長さ約61m×幅約26m

北米規格の横幅が短いのは、狭くすることで試合の展開を早く、よりスリリングにするため。
リンク中央にはセンターライン、そのセンターラインを挟むように2本のブルーライン(オフサイドライン)が引かれています。
ブルーラインを境界として3つのエリアに分割。自陣ゴールのあるエリアをディフェンディングゾーン、相手ゴールのあるエリアをアタッキングゾーン、ブルーライン間のゾーンをニュートラルゾーンと言います。

フェイスオフスポット

リンクにはディフェンディングゾーンとアタッキングゾーンにそれぞれ2つ、ニュートラルゾーンに5つ、合計9つの点が描かれています。
これはフェイスオフスポット
試合開始や得点後、反則後などは、9つのスポットのいずれかでフェイスオフが行われます
フェイスオフは、両チームの選手1人ずつが向かい合い、審判が落としたパックを取り合うことです。

試合時間

アイスホッケーの試合は20分を1ピリオドとして、3ピリオドの計60分間で行います。
サッカーと違ってプレーが止まる度に時間はストップし、プレー開始と同時に時計が動く方式。そのためロスタイムはありませんが、頻繁に試合が止まるアイスホッケーでは、実際の1ピリオドにかかる時間は20分よりかなり長くなります。
ピリオドの間には15分間のインターバルをとるのが一般的。
3ピリオドを終了しても同点で決着がつかない場合は延長戦を行います。

人数

1チームは17名で、そのうち6人が実際にプレーします。
6人の構成は、3人のフォワード、2人のディフェンス、1人のゴールキーパー。
体力の消耗が激しいため、交代は頻繁に行われます。その交代はいつでも可能で、ゲームが進行している途中で交代することもあります。

用具

アイスホッケーでは専用のスケートを履き、スティックでパックを打ちます
スケート靴は、ラフなプレイから足や足首を護るように頑丈にできていて、刃は他のスケート競技のものより短く厚いのが特徴。
スピードよりも耐久性や小回り性を重視しています。
スティックは先が斜めに曲がった棒。ゴールキーパーはより幅の広いスティックを使います。
このスティックはこれまで木製の重いものでしたが、最近は軽量なカーボン製が主流です。
そしてパックは硬質ゴム製で、円盤型。
一般用のものは直径が75mmで高さは25mm。重量は170gあります。

防具

硬質ゴムのパックの直撃や選手同士の激突などで怪我をする可能性が高いため、アイスホッケーの選手はたくさんの防具で全身を守っています
頭部を守るヘルメットフェイスガード、胴体を守るプロテクターネックガード、足のすねのレッグガード、肘のエルボーパッド、股間のインサイドプロテクター、さらに分厚いグローブで防御。
至近距離からパックを放たれるゴールキーパーはさらに重装備になります。

【アイスホッケー】ルール 反則

アイスホッケーの反則には、技術的な反則ペナルティを伴う反則があります。
技術的な反則は、例えば攻撃側のプレーヤーがパックを持つ選手より先にブルーラインを越えてアタッキングゾーンに入ってしまうオフサイドなど。
この場合、ブルーライン付近のフェイスオフスポットでフェイスオフが行われます。
一方で、アイスホッケーは動きが速く、選手同士が激しく接触するスポーツ。
危険を防ぐために、ペナルティを伴う反則が細かく決められています。

主な反則

ペナリティありの主な反則は以下の通りです。

エルボーイング肘を使って相手の動きを妨害する
ニーイング膝を使って相手の動きを妨害する
キッキング相手を蹴る
ヘッドバッティング相手に頭突きをする
チャージング相手に飛びかかる、または走りこんで衝突する
ボーディング相手をボードに激しく衝突させる
トリッピング相手をつまずかせたり転倒させたりする
フッキングスティックでひっかけて相手の動きを妨害する
ホールディング相手を掴んだり押さえたりして動きを妨害する
スピアリングスティックで相手を突く
バットエンディングスティックの上端で相手に触れて妨害する反則
クリッピング相手の前に倒れたり、ひざまずいたりして妨害する
インターフェアランスパックを保持していない相手を妨害する
ラッフィング相手を殴る、または必要以上の力で相手に衝突する
ダイビング反則を受けたように見せるため、故意に転倒する

このほかにも、相手が近くにいる時にスティックを肩より高く上げて相手やパックに触れるハイスティッキングや、相手のスティックを掴んで妨害するホールディングザ スティック、相手の背面から追突したり飛びかかったりするチェッキングフロムビハインドなどの反則があります。

ペナルティ

ペナルティはその反則の重さに応じて、定められた時間退場するという形。
重さに応じて、代わりに入ることができる選手も異なります。

ペナルティの種類退場時間代替選手
マイナーペナルティ2分間不可
ダブルマイナーペナルティ4分間不可
メジャーペナルティ5分間不可
ミスコンダクトペナルティ10分間
ゲームミスコンダクトペナルティ残り時間すべて
マッチペナルティ残り時間すべて5分後から○

反則で一定時間ペナルティベンチに入ることになった場合、退場処分になった選手のいるチームは4人対5人など、人数的に不利な状況で戦うことに。
相手チームより少ない人数で戦うことはキルプレー、相手より多い人数で戦うことはパワープレーと呼ばれます。

まとめ

アイスホッケーの観戦で注意が必要なのは、選手の交代です。
プレー中にいつの間にか交代していることも多く、ヘルメットやフェイスガードで顔がよく見えないため、応援している選手を見失うこともよくあります。
とはいえ「交代はいつでも可能」、「危険な行為をすればペナルティで人数が減ってしまう」と覚えておけば、あとは比較的単純なのがアイスホッケーのルール。
他のスポーツにはないスピード感とスリル、迫力をぜひお楽しみください。

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おおぱ!

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寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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