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【ムエタイ】キックボクシングとの違いは?各々の特徴を解説!

ムエタイとキックボクシングに興味が出た時に、ふと「どっちも似てる気がする」と思う方も中にはいると思います。
名前は全く違いますが、プレースタイルはどちらも非常によく似ていますよね。
ムエタイとキックボクシング、一体どのような違いがあるのでしょうか?
この記事では、意外とまわりに知られていないムエタイとキックボクシングの違いについて、詳しく解説していきましょう!

ムエタイの特徴は?

ムエタイの特徴は、ゆったりとした独特なリズムが挙げられます。
ムエタイの試合を見てみると、独特なリズムを刻みながら構えている様子が分かるでしょう。
キック技と膝蹴り、肘打ち、首相撲などの技構成からなり、ゆったりとしたリズムとは裏腹に、技を放つ時はかなりの素早さです。
首相撲(クリンチ)とは、対戦相手の首に手を回して相手の攻撃を封じる技のこと。
ボクシングやレスリングといった格闘技でも使われることで知られています。

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キックボクシングの特徴は?

キックボクシングの特徴は、技の種類が豊富であることです。
ムエタイを始めとする格闘技、空手やボクシング、テコンドーなどの出身者が多く出場しているため、ファイトスタイルもさまざま。
立ち技や回転技、パンチ技など、ムエタイでは見れないような技を見ることができるでしょう。

ムエタイとキックボクシングの違い

ムエタイとキックボクシングの特徴について押さえた上で、さっそくそれぞれの違いについて見ていきましょう!
あなたの知らなかったムエタイとキックボクシングの魅力を見つけられるかもしれませんよ。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

歴史やルーツの違い

ムエタイとはタイ発祥の格闘技であり、その歴史は14〜18世紀のアユタヤ王朝までさかのぼります。
独立戦争時代、戦うためにムエタイの元となる武術が誕生し、時代が進むにつれてスポーツとして変化したと言われています。
いまやムエタイはタイの国技となり、世界中に普及するまでの格闘技へと成長を遂げました。
戦争のために作られた武術がスポーツとして発展したのは、それほどタイに親しまれていた武術だったということでしょう。
一方、キックボクシングはムエタイに対抗するために作られた日本発祥の格闘技です。
1966年、野口修によってキックボクシングが生み出され、ムエタイや空手、ボクシングなどの格闘技のスタイルが取り入れられました。
だから、さまざまな技やファイトスタイルが存在しているのです。

ルールの違い

ムエタイは首相撲と肘打ち・膝蹴りが使用可能であるのに対し、キックボクシングでの使用は禁止されている場合が多くあります。
肘打ちと膝蹴りは骨への大きなダメージが懸念され、格闘技での使用が禁止されることが多い技です。
ただ、首相撲と肘打ち・膝蹴りが使用可能なキックボクシングの試合もあるため、厳密に言うとルールにはそこまでの違いはないのかもしれません。
しかし、大きなルールの違いとして挙げられるのは、「首相撲と肘打ち・膝蹴りが禁止されているかいないか」というところでしょう。

採点基準の違い

ムエタイでは、華麗で力強く的確な技であることが必須です。
「技がいかに美しく的確に当てられるか」というのが採点の基準になります。
技それぞれの難易度によってポイントが決まるため、格闘技版フィギュアスケートのようなイメージではないでしょうか?
つまり、「高難易度の美しい技を的確に相手に当てること」が1番高いポイントになります。
ちなみに、ミドルキックやハイキックがポイントの高い技です。
対して、キックボクシングでは「相手に与えるダメージ量」が重要視される格闘技です。
ムエタイの採点基準とは違い、どんな技であっても、相手にダメージを与えることができれば高ポイントを獲得できます。

試合展開の違い

パンチよりもキックのポイントが高いムエタイでは、キック技を打つ場面が多いです。
そのため、キックの応酬となる試合展開が楽しめます。
接近戦になると首相撲を主体とした攻撃展開になり、目にも止まらぬ速さの肘打ちや鋭い膝蹴りで、手に汗握る展開になること間違いなしです。
一方のキックボクシングはファイトスタイルと技の種類が豊富なため、バリエーション豊かな試合展開を楽しめるでしょう。
相手に大きなダメージを与えることを念頭にしたプレーが多いため、次から次へとさまざまな攻撃が繰り出されます。
ムエタイとはまた違った、血気あふれるような場面がキックボクシングでは多いです。
また、ムエタイと比べるとKOになる場面も多く、観客が盛り上がる要因に繋がっています。

まとめ

今回の記事では、ムエタイとキックボクシングの違いについて特徴を押さえた上でご紹介しましたが、いかがでしたか?
一見すると、それぞれ似ているように感じますが、詳しく見ていくと全然違う格闘技だということが分かったと思います。
タイ発祥のムエタイは的確で華麗な技が評価されるのに対し、日本発祥のキックボクシングはファイトスタイルや技がさまざまであり、ダメージが重視されます。
違いについて理解した上で試合を見てみると、また違った魅力について気づけるかもしれませんね!

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ごとうあきら

ごとうあきら

スポーツ好き主婦ライター

「野球」「サッカー」「テニス」「バレーボール」など、スポーツ全般が好きです。子どもにも運動好きになってほしいと思い、習い事はスポーツ系を選びました。主婦目線でスポーツの魅力を伝えていきたいと思っています!

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