多くの人はダイエットが目的でジムに通い始めるのですが、身体を鍛えることに楽しみを覚えた人はボディメイクとしてより綺麗な肉体美を作ろうとする人もいます。
そんなボディメイクの出来栄えをコンテストとして競技化したものが「ボディビル」や「フィジーク」です。
「ボディメイク」は昔からかなり知名度がありますが、「フィジーク」も近年知名度が上がってきました。
今回はまだよく知らないという人のために「フィジーク」について、階級などもふまえて紹介していきます。
フィジジークとは
2013年にアメリカで初めて大会が開催され、2014年頃に海を渡って日本へ伝わってきました。
フィジークの大会に出場する選手のことを「フィジーカー」と呼びます。
ただトレーニングするだけでなく、食事の管理なども行い、身体の美しさを競う競技です。
身体を大きく見せるだけでなく、審査基準に則った体格になる必要があります。
プロとアマチュアの違い
フィジークの競技にもプロ選手とアマチュア選手がいます。
明確にプロ資格などがあるわけではありませんが、プロの大会の出場権があるかどうか、スポンサーがついているかどうかが、違いとしてあります。
フィジークは世界でも行われており、大会によっては優勝すると5,000万円がもらえる大会もあるほど、知名度が高く盛り上がっています。
日本でもプロの大会があり、プロフィジーカーはスポンサーと契約することができます。
フィジークのプロ大会には階級分けがされており、団体によって階級の分け方が異なります。
次は、団体別に階級について紹介します。
【関連記事はこちら】⇩
・【フィジーク】ボディビルとの違いとは?特徴や歴史など徹底解説!
・ボディメイクのコンテストとは!?歴史や魅力も徹底解説!
JBBF:フィジークの階級
JBBF(JAPAN BODYBUILDING &FITNESS FEDERATION)は1995年創設で最も歴史のあるボディビルの団体です。
他の団体よりもドーピング検査に厳しい団体と知られており、抜き打ちでの検査もあります。
歴史があるためコンテストの格式が高く、落ち着いた雰囲気のある大会です。
ボディビルとして歴史のある団体ですが、2021年度からクラシックフィジークのコンテストが追加されました。
階級別に分かれており、どのように分かれているか解説していきます。
23歳以下級
JBBFのフィジークは年齢で区切った後に各年代を身長で区切っています。
23歳以下級では「172cm以下級」「172cm超級」で分かれています。
40歳以下級
40歳以下級では「168cm以下級」「172cm以下級」「176cm超級」で分かれています。
他の年齢の階級と比べて3階級に分かれています。
40歳超級
40歳超級では「172cm以下級」「172cm超級」で分かれています。
23歳以下級と同様の分かれ方です。
FWJ:フィジークの階級
FWJはNPCJから改名し、2015年に新設されました。
歴史のあるJBBFを凌ぐ勢いで人気がある団体です。
その理由は、華やかな演出などエンターテイメント性が溢れる点にあります。
フィジークノービスチャレンジ
FWJはフィジークのレベルと身長で階級が分けられています。
フィジークノービスチャレンジでは「165cm未満」「168cm未満」「170cm未満」「173cm未満」「175cm未満」「175cm以上」で分かれています。
フィジークノービスチャレンジはFWJの中で最も低い階級です。
生涯2回まで出場出来て、過去にオープンクラスで6位以内に入賞していない選手が出場することが出来ます。
生涯2回までのため、比較的初心者が多い傾向にあります。
フィジークノービス
フィジークノービスでは「168cm未満」「170cm未満」「175cm未満」「175cm以上」で分かれています。
過去にオープンクラスで6位以内に入賞していない選手が出場することが出来ます。
ノービスクラスはフィジークの「登竜門」として捉えられている傾向にあります。
フィジーク
フィジークでは「170cm未満」「175cm未満」「175cm以上」で分かれています。
こちらはオープンクラスになり、メインのクラスになります。
出場資格がなく、全体的にレベルが高い傾向にあります。
ほとんどの選手がプロやプロ一歩手前の選手です。
マスターズ
マスターズは40歳以上の選手が参加することができるクラスです。
40歳を超えている選手全員が参加するというわけではなく、40歳以上でトップクラスの選手はオープンクラスに参加するため、レベルは高くないのが特徴です。
BEST BODY JAPAN:フィジークの階級
「BEST BODY JAPAN」は「日本中・世界中が笑顔で満ち溢れ、そして心身共に健康的な生活を過ごすこと」という思いから設立されました。
筋肉量ももちろんですが、爽やかなルックスなどを評価する傾向にあります。
ベストボディジャパン部門&モデルジャパン部門
「ベストボディジャパン部門&モデルジャパン部門」は18歳から59歳までの4クラス、に加え、60歳以上のクラスがあるため、どの世代で
も入賞のチャンスがあります。
マッスルモデル&フィットネスモデル部門
「マッスルモデル&フィットネスモデル部門」は18歳〜39歳のミドルクラス、40歳以上のマスターズクラスに分かれます。
まとめ
フィジークはただ筋肉を大きくすればいいというわけではなく、海が似合うボディメイクを目的としているため、ファッション性も大事になってきます。
まだ大会を一度も見たことがないという方は、自分もトレーニングして、こんな身体になりたいと思うかもしれません。
または、かっこいい選手を見つけてファンとして見に行くのも良いのではないでしょうか。
【関連記事はこちら】⇩
・【フィジーク】ボディビルとの違いとは?特徴や歴史など徹底解説!
・ボディメイクのコンテストとは!?歴史や魅力も徹底解説!