オープンターンは、別名タッチターンとも呼ばれる競泳のターン方法。
25mプールで50m以上泳ぐときには必須の技術となります。ではこのオープンターンとはどのようなターンなのでしょうか。
今回は、オープンターンの基本と練習方法をご紹介。水泳初心者が最初に覚えるターンで、平泳ぎとバタフライでは競技でも使われる技術ですから、この記事を参考にして基本とコツをしっかり覚えてくださいね。
ターンの種類は?
競泳のターンは背泳ぎやバタフライなど泳法それぞれにあるため、細かく分けると多くの種類になります。
しかし基本となるのは2種類です。
オープンターン(タッチターン)
オープンターンは基本的なターン。プールの壁にタッチしてから体を回転させ、壁を蹴ってターンします。
クイックターン
クイックターンは壁に手をつかない方法。壁の手前で半回転して壁を蹴り折り返し、ターンします。
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オープンターンを使う場面
クイックターンは比較的難しい技術。そのため水泳初心者はまずオープンターンを覚えることになります。
さらにバタフライや平泳ぎのターンでは両手で壁にタッチするのがルール。クイックターンが使えないため、競技でもオープンターンを使います。
一方、自由形や背泳ぎの競技ではクイックターンを使うようになっていきますが、クイックターンを覚える場合にも、オープンターンをしっかり身につけていることが大切です。
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オープンターンの基本
それではオープンターン(タッチターン)の基本を解説しましょう。
基本のやり方
オープンターンの基本的な動きは、以下のようになります。
①壁にタッチする
②足を引きつけて前に出し、壁につける
③片手を前に伸ばし、逆向きに進む準備をする
④壁を蹴って進む
動きとしてはこの4つですが、ターンでスピードを落とさずに行うためには、いくつかのポイントがあります。
ポイント①まっすぐな姿勢でタッチする
水泳の基本は水の抵抗を最小にして速度を落とさないこと。
この基本はターンのときにも重要です。スピードを落とさず、まっすぐ姿勢で壁にタッチします。タッチの前から体を立てて減速しないよう気をつけてください。
ただし次の動作で体を水中に沈められるよう、体を少し横向きに傾けます。
ポイント②水中で小さく回る
タッチした勢いのまま顔を壁に近づけていき、同時に足を壁の方に出して体を回転させます。このとき手足を折りたたんでなるべく小さく回るのがポイント。こうすることで水の抵抗を小さくします。
またターンで体が壁に近づきすぎないよう、適切な距離を覚えてください。壁に体が近づきすぎると足が深く曲がり、体が丸まった状態で斜め下の方向に力を加えてしまうことになります。
まっすぐに壁を蹴る
壁を蹴って最大のスピードを得るためには、体が進行方向に対してフラットなストリームラインを作っていることが大切。
体がまっすぐになってから、60度ほどに曲げた膝でまっすぐに壁を蹴るのがポイントです。
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オープンターンの練習
オープンターンの練習で意識すべきなのは、壁に対して90度横向きになり、小さくターンすることと、横向きのストリームラインを作って壁を蹴ること。
まずはこのふたつを意識して練習してみましょう。
横向きに沈む練習
水泳では横向きになって泳ぐことはありませんが、ターンでは横向きになります。
慣れていないとこれが意外と難しいもの。体が横向きになったときに浮き上がってしまうと水の抵抗が大きくなります。
そこでまずは体を横向きにして沈み、壁を蹴ってスタートする練習だけ行います。
①プールの中の壁際に立つ
②プールの床ではなく横の壁の方に顔と体を向けた状態で進行方向に倒れ込む
③膝を軽く曲げて壁に足の裏をつけ、上半身と手は進行方向にストリームライを作る
最初はこの動作で体が浮き上がってしまうはず。
滑らかな動きで浮き上がらずにストリームラインが作れるよう練習してください。
ストリームラインができてから壁を蹴る練習
ターンで焦ると、体を回転して壁を蹴ってから体を伸ばそうとしてしまいます。
しかしそれでは壁を蹴った勢いが水の抵抗で無駄になってしまうことに。大切なのはストリームラインを作ってから蹴ることです。
そこで横向きに沈む形ができてきたら、横向きのストリームラインを素早く作ってから壁を蹴る練習をします。
壁を蹴って前に進み出したら、スムースに体を回転させて下向き(背泳ぎなら上向き)になる練習をしてください。
素早くターンする練習
ターンの後半ができるようになったら、前半の練習をします。
ターン前半で重要なのは、ストリームラインでタッチしてからなるべく早く足を壁につけること。
そのために、素早くだるま浮きになる練習をします。
①体をフラットに伸ばした姿勢でプールに浮く
②そこからできるだけ素早く手と足を体に引き寄せ、小さく丸まって浮く
この動作を素早く行うためには、腹筋を使って手足を体の中心に引く必要があります。また最短距離で手足を引きつけることも重要。
この練習をしてからターンの練習をすれば、水の抵抗を減らしてコンパクトなターンができるようになるはずです。
まとめ
ターン後半の練習をしてから前半の練習をしたら、あとは2つを組み合わせるだけ。
オープンターンでは
①しっかりタッチする
②素早くコンパクトに足を前に出す
③水中で横向きのストリームラインを作る
④ストリームラインができてからまっすぐに壁を蹴る
というそれぞれ動作を正しく行うことが大切。
そのためにも一連の流れで練習するのではなく、バラバラに練習した方が良いのです。
ポイントをしっかり押さえて、スムースなオープンターンを身につけてください。
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