水泳では、その素晴らしいパフォーマンスを更に引き立てるためにターンが欠かせません。ここでは、水泳のターンの種類とその基本的なやり方から上級者向けのテクニックまでを詳しく解説します。
基本のターン
タッチターン
タッチターンは最も基本的なターンで、泳ぎが終わるときにプールの壁を「タッチ」してから、体を回転させます。このターンでは、力強いキックを用いて速度を維持することが重要です。
クイックターン
クイックターンは、タッチターンよりも一瞬で方向転換を行う技術です。壁に到達したら両手でプッシュし、同時に膝を胸に引き寄せて体を丸め、強く壁から蹴り出します。ここでも力強いキックがポイントとなります。
【関連記事はこちら】⇩
・【水泳資格級】男女各年代別一覧｜自分の泳力を調べよう！
・【水泳】泳ぎ方は４種類！それぞれの泳ぎを正確にマスターしよう！
上級者のターン
バタフライターン
バタフライターンは、壁に到達する直前に体をひねり、足で壁を押し出すことで方向転換します。力強いキックと滑らかな体の回転が求められます。
バックストロークのターン
バックストロークのターンは少し特殊で、壁に近づくと体を180度回転させ、うつぶせの姿勢になります。その状態で壁を押し、再度180度体をひねりながら水中に戻ります。
ブレストストロークのターン
ブレストストロークのターンは、一旦壁に触れてから反転し、再び水中に戻ります。最も重要なのは、速度を維持しながらスムーズに動きを連続させることです。
個人メドレーのターン
個人メドレーのターンは、それぞれの泳法のターンをうまく組み合わせる技術が必要です。各種目の終わりに適切なターンを実行することが求められます。
各ターンのコツとポイント
タッチターン
タッチターンでは、壁に到達する前に適切な距離感が求められます。近すぎると反転が難しく、遠すぎると効率的な蹴りができません。また、壁を押す際の力の加減も重要です。壁を押すことで反動を利用し、反対方向への推進力を得ることができます。
クイックターン
クイックターンでは、速やかに体を丸めて反転することが求められます。特に足元から壁を押し、その反動で体をひっくり返す動きが重要です。また、壁からの押し出しは一気に行い、可能な限り遠くへ飛ぶことを心掛けます。
バタフライターン
バタフライターンでは、壁から蹴り出す時に上体をひねることで、次のストロークにスムーズに移行できます。また体をひねりながら壁を蹴ることで、方向転換をスムーズに行うことができます。
バックストロークのターン
バックストロークのターンは、他の泳ぎとは異なり、背泳ぎの状態から壁に到達する直前に体を回転させる必要があります。これにより、うつぶせの状態から壁を蹴り、反対方向へ蹴り出します。
ブレストストロークのターン
ブレストストロークのターンでは、壁を押す力とタイミングが重要です。壁を押す力を最大限に使い、体が水中に戻るまでの時間を最小限に抑えることで、効率的なターンを行えます。
個人メドレーのターン
個人メドレーのターンは、各種目の終わりに適切なターンを実行する技術が求められます。それぞれの泳法のターンをマスターし、適切なタイミングでターンを切り替えることが求められます。
それぞれのターンを成功させるための練習方法
タッチターンの練習方法
タッチターンの練習には、壁へのアプローチから反転までのタイミングを重視します。プールの端で反復練習を行うことで、適切な距離感と力の加減を身につけましょう。
クイックターンの練習方法
クイックターンの練習には、壁から体をひっくり返す動作を反復練習します。また、壁を蹴る力を効率的に使うために、全身を使った強力な蹴りを練習することも重要です。
バタフライターンの練習方法
バタフライターンの練習では、壁からの反発力を使い、体をひねりながら反転する動作を重視します。実際に泳ぎながら壁に向かい、蹴りとひねりを同時に行う練習を反復して行います。
バックストロークのターンの練習方法
バックストロークのターンの練習では、背泳ぎからうつ伏せになる瞬間の体の回転をスムーズにすることが重要です。壁への接近と回転、反転の瞬間を一つの流れとして理解し、連続した動作として練習します。
ブレストストロークのターンの練習方法
ブレストストロークのターンの練習では、壁を押す力とそのタイミングに焦点を当てます。効率的に反対方向へ反発力を使うことで、より早く次の泳ぎに移行する練習をします。
個人メドレーのターンの練習方法
個人メドレーのターンの練習では、各種目の終わりのターンを連続して練習します。適切なタイミングでのターン切り替えが求められるため、そのタイミングを体に覚え込ませることが大切です。
まとめ
それぞれの泳法に応じたターンの技術は、泳ぎのスピードを大きく左右します。適切な技術とタイミングでターンを行うことで、効率的な泳ぎが可能になります。また、各ターンにおける練習方法を身につけ、日々の練習に取り入れてください。スムーズなターンは、効率的な泳ぎに繋がる大切な要素です。
【関連記事はこちら】⇩
・【水泳】歴史をひも解く！代表的な４泳法はどうやって生まれた！？
・プロ水泳選手の年収は！？実業団とプロの違いも徹底解説！
