卓球が上達するコツは、基本のテクニックを身につけることです。
オリンピックで活躍する選手も基礎を徹底し、数々の成績を収めています。
そこでこの記事では、卓球の実践に役立つ9つのコツをご紹介します。
試合で勝つことだけでなく、卓球を楽しむ目的でも本記事を参考にしてください。
「フォアハンド」のコツ
卓球のフォアハンドにはおもにロング・ドライブ・スマッシュなど3つの種類があります。
それぞれの打ち方のコツを押さえて、使い分けてみましょう。
ロングは軽く弾く
ロングボールの目的はつなげることが基本です。
打ち方はボールが来たら、右利きの場合は上半身を右にひねります。
腕はなるべく後ろに下げないようにコンパクトにテイクバックをおこないましょう。
テイクバックの次は、腰のひねりとともに、右足から左足に重心を移動させます。
体が正面に向いたところでインパクトが完了し、フォローする体制に入ります。
このときボールが上に飛んでしまう人は、ラケットをかぶせるようにして打ちましょう。
ドライブはこする
ドライブはロングに比べてテイクバックを大きく取ります。
右足を後ろに引き、飛んで来たボールを十分に引きつけましょう。
ドライブのコツは、前にこすることです。こする強弱は状況によって異なります。
またインパクトに際にはグリップを強く握ると回転をかけやすいでしょう。
ドライブもロングボール同様に腰のひねりを活かしますが、フォロースルーの後はしっかりと構えに戻ることが大切です。
仕掛けることも意識して、練習してみましょう。
スマッシュは腰をひねる
スマッシュはドライブよりもさらに腰を大きくひねります。
また右足も大きく踏み込み、上半身は低い位置から高い位置に移動させます。
インパクトの瞬間は強く弾くイメージです。
横に向けた腰を素早く正面に戻して、水平方向にスイングしましょう。
スマッシュは早い打球であることが大切です。決める意識を持って、練習をしてみましょう。
フォロースルーでは大きく振り切ってください。
オーバーミスをする場合は、ラケットの進入角度を調節しましょう。
「バックハンド」のコツ
フォアハンドに比べると感覚を身につけるのが難しいですが、バックハンドが使えるようになれば、攻守にわたって活かせます。
肘からコンパクトに打つ
バックハンドにはさまざまな打ち方があります。
初心者が押さえるべきは、コンパクトに打つこと。
ショートで安定的に返球し、ラリーを続けたり、攻撃に活かしたりしましょう。
ショードでは、飛んで来たボールに対して膝を曲げ、肘から先でコンパクトに打ちます。
このとき手首はある程度固定しておきましょう。回転をかけられますが、まずは通常の角度で返すことをしてください。
またインパクトの瞬間は体を前傾姿勢にして、ボールの位置が高くならないように調節します。
手首を内側に曲げる
バックハンドでドライブを打つためには、手首のスナップを効かせましょう。
基本姿勢は膝を曲げ、体の内側にボールが来るような姿勢になります。
そして手をお腹辺りまで引きつけて、バックスイングを取ります。
ボールの打点は頂点を過ぎた辺りまで引きつけることが重要です。
ショートとの違いはボールの回転です。
極端にスイングが大きくなるとオーバーしてしまうので、ショートよりも少し大きく振る程度にしましょう。
弾く
バックハンドではプッシュという打ち方があります。
プッシュとは、回転が少なく威力のあるボールのことです。
打ち方はショートと同じように小さくテイクバックを取ります。
そして台とラケットが水平ぐらいになるように打つ姿勢に入ります。
ショートでは、鋭く弾くようなイメージでボールを打ちましょう。
体のひねりを使わないので、腕の振りが重要になります。
「サーブ」と「レシーブ」のコツ
強烈な攻撃を仕掛けられるのがサーブです。
自分が主導権を握られるので、相手を惑わせられるサーブを練習しましょう。
回転をかけるコツはスイングの加速
サーブで回転をかけるためには、ラケットの強弱を意識しましょう。
打ち方はリラックスして構えます。そして、ボールを投げて脱力しながらバックスイングをします。
インパクトの瞬間にスイングを加速させて回転をかけましょう。
このときラケットの動きはインパクトの瞬間まで加速させ、その後は急停止させます。
つまり緩急をつけて、ボールを打つことが大切です。
変化を出すためにはラケットの接点を変える
ボールの回転は、インパクトの瞬間にどの方向にラケットを出すかで決まります。
またボールを触る場所によっても変化はつけられますが、最初はラケットの方向で回転を決めましょう。
練習時はどの方向にラケットを出すと、どんな回転をするかを確認しながら取り組むことがポイントです。
トスは腕の力だけでなく、下半身の上下運動を利用しましょう。
腕の力だけでは、ボールの落下速度を一定に保ちにくくなります。
サーブとレシーブはセットで捉える
サーブは試合で唯一、有利な立場で攻撃できます。
当然、サーブを打てば相手からレシーブが返ってきます。そのためサーブとレシーブはセットで捉えましょう。
ポイントはサーブを打つ時点でレシーブを予測することです。
つまり3球目で自分がどのような攻撃を仕掛けたいのかを考えなければなりません。
相手にプレッシャーを与えることも考慮して、強烈なサーブを打ちましょう。
まとめ
年齢や性別関係なく幅広く取り組めるのが卓球です。
卓球の魅力はその人の考え方によっても決まるでしょう。
自分が試合で勝ちたいのか、みんなでワイワイしたいのか。
本記事の内容を参考にして、卓球を楽しんでみてください。
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