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卓球選手になるには?プロと実業団の活動内容などを徹底解説!

東京2020オリンピックでは、男女混合ダブルスで伊藤美誠選手と水谷隼選手が、強豪中国を破り、日本卓球史上初の金メダルを獲得しました。

その後も女子シングルスで銅メダル獲得、女子団体で銀メダル獲得と日本は大活躍。

オリンピックでの金銀銅の3メダルをコンプリート達成するという快挙を成しとげました。

日本国内では、2018年にTリーグという初のプロリーグが誕生し、卓球界が盛り上がりを見せる中、プロを目指して卓球を始める子供たちも増えています。

そこで今回の記事では、卓球選手になる方法や活動内容についてご紹介します。

卓球選手になるには

日本での卓球選手の活躍の場は、大きく2つあります。

ひとつは、日本初のプロリーグとして2018年に誕生したTリーグ。もうひとつは実業団リーグの日本卓球リーグです。

どちらも特別な資格などは必要なく、誰にでも可能性のあるスポーツですが、プロや実業団で活躍するまでには厳しい道のりがあります。

一般的なルートとしては、他のスポーツと同様、アマチュアとして大会で良い成績を残していくことで、実力が認められ、チームに入団します。

小学生ですでに活躍している卓球少女や卓球少年のニュースなどを目にすることがありますが、全日本卓球選手権大会には、小学生以下の部門が設けられており、小学生時代からトップレベルで活躍する選手も珍しくありません。

中でも、特に才能があると認められた小学生、中学生は、「JOCエリートアカデミー」という養成機関に入学することができます。

JOCエリートアカデミーとは、オリンピックや国際大会で活躍する選手を育成するための専門養成機関です。

JOCエリートアカデミーに入学できれば、将来プロの卓球選手として大いに活躍できる可能性がグッと広がります。

多くのチャンスがあるという意味では、卓球を始める時期は早ければ早いほどいいですが、高校や大学で才能を開花し、トップチームで活躍する遅咲きの選手もいます。

卓球は競技人口が多い分、プロへの道は狭き門ですが、日々の地道な努力を重ね、目の前の大会を勝ち抜いていくことがプロへの道につながることに変わりはありません。

卓球選手になるために鍛えておくべきこと

卓球選手になるまでの道のりについて、上記で解説してきました。

卓球選手になるには、他のスポーツ同様、地道なトレーニングや練習は欠かせません。

それに加えて特に意識すると良い2点について、解説していきます。

脳を鍛える

「卓球は、100メートル走をしながらチェスをするようなもの」といった選手がいました。

卓球は、身体的能力もさることながら、あの素早いスピードの中で、あらゆる戦術を駆使しながら駆け引きを行うスポーツです。忍耐力や集中力のほか、知力や頭の回転の速さが求められます。

他のスポーツ選手にも言えることではありますが、卓球選手には勉強もできて頭がいい選手が多いと聞きます。

身体的なトレーニングとともに、知的体力も鍛えることが一流選手への近道といえます。

動体視力を鍛える

卓球は、球技の中でも一段とスピードが速く、球も小さいです。

球の動きをとらえるため、動体視力を鍛えることは競技力の向上につながります。

動体視力を鍛える専門的な装置もありますが、手軽にできる方法として、走る電車の中や車の中から、外の看板の文字や電柱の文字を素早く読み取ることでも訓練はできます。

こういった方法で動体視力を鍛えていたという野球選手の逸話もあります。

卓球選手の活動内容と収入

実業団リーグの選手は、各企業に所属している社員です。日々の業務をこなしながら、卓球選手としての練習やトレーニング、試合に臨みます。

収入は、基本的には一般の社員と同程度の給与といわれています。

プロのTリーグに所属する選手の場合、シーズンとなる10月から翌3月までは試合が生活の中心となりますが、オフシーズンになると試合以外にも様々な仕事が入ってきます。

スポーツ誌や卓球専門誌といった各メディアの撮影や取材、有名な選手になるとテレビ出演やCM出演などのオファーもあります。

プロ選手は、企業と提携してのスポンサー料などが大きな収入源になるため、CM出演などは大事な仕事の一つです。

有名な日本代表選手の中にはCM出演料等で1億円以上稼いでいる選手もいます。

実業団リーグの選手もTリーグの選手も、日本代表に選出されれば、オリンピックや世界選手権などの国際大会に出場できます。

国際大会で良い結果を残せば、世界ランキングが上がります。

Tリーグの場合、そのランキングが選手登録や収入にも影響してくるので、国際大会に出場していかに結果を残せるかが、プロ選手として生き残っていくカギとなってきます。

まとめ

卓球は、オリンピックなどの国際大会で脚光をあびる競技スポーツですが、その一方で子供から高齢者までが気軽に楽しむことのできる日常的な娯楽スポーツでもあります。

昨今の日本選手の活躍や、Tリーグというプロリーグが誕生したことを受け、日本の卓球界はますます裾野を広げ、盛り上がっていくでしょう。

遊びのいっかんで始めた卓球が、やがて将来の夢となる少年少女がたくさん出てくることを期待します。

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ほっけちゃん

ほっけちゃん

好奇心旺盛な何でも体験したがりライター

好きなスポーツはアイスホッケーです。日本ではマイナーですが、観るのもやるのもエキサイティングでハマってしまいました。他に体験したことのあるスポーツは、ダンス、スキー、スノボ、テニス、ボルダリング、サーフィン、ウエイクボード、乗馬、フットサル、ラクロス、ヨガなど。たいしてできないくせに、やりたがりです。

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