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アーティスティックスイミングとは?過酷なトレーニングの裏側に迫る!

アーティスティックスイミングは、音楽に合わせて水中で演技をするスポーツで、その演技の同調性や芸術性で競い合います。

聞き慣れない方もいるかもしれませんが、以前は「シンクロナイズドスイミング」と呼ばれていました。

美しくきらびやかなイメージのこの競技ですが、選手達は我々の想像を超える過酷なトレーニングをしていると言われています。

この記事では、美しいアーティスティックスイミングの陰にある過酷なトレーニングの実態について解説します。

アーティスティックスイミングとは?

以前は、「同調」を意味する「シンクロナイズド」という言葉が用いられていましたが、2017年に「アーティスティックスイミング」に種目名が変わりました。

その名の通り、曲に動きを同調させるだけでなく、芸術性も求められるアーティスティックスイミングは、見る人に強烈な感動をあたえる魅力的な競技です。
また、容姿が美しい選手が多いことも人気の秘密で、「人魚姫」と例えられることもあります。

1984年のロサンゼルス五輪からオリンピック公式種目になったことから、世界的にも人気のスポーツになりました。

美しい選手が芸術的にシンクロするその姿に多くの人が憧れを抱きますが、そのきらびやかさの陰には、我々の想像を超える過酷なトレーニングがあります。

美しさの陰にある過酷なトレーニング

アーティスティックスイミングの演技時間はわずか数分ですが、その数分のために1日10時間以上練習することもあります。その練習量はオリンピック種目の中でもトップクラスと言われるほどです。

選手は、基本的に水中で足をつかずにずっと動き続けています。
その状態で、曲に合わせて体全身を使ってひたすら演技し続けるため、手や足をはじめとした全身を酷使します。

また、水の抵抗もあるため体にかかる負担はかなり大きく、演技は数分であってもかなりの体力が求められるのです。

演技のために必要な体力をつけるための、トレーニングの一例を紹介します。

腹筋2500回
高地トレーニング
ウエイトトレーニング
マスクをつけてエアロバイク
2㎏の重りをつけて5㎞泳ぐ

これだけで十分ハードに思えますが、これは体力をつけるためのもので、このトレーニングに加えて演技の練習も行います。ただ水中で演技するだけでなく、身長や癖が異なる数人で演技を合わせるため、必然的に練習が長くなることも。

からだ全身の筋肉に加え、肺活量、そして演技を合わせるために頭も使うため、「寝ても疲れがとれない」ということもあるのだそうです。

きらびやかで美しく芸術的な演技は、私たちの想像をはるかに超える過酷なトレーニングがあってこそのものだというのが分かりますね。

過酷な練習の中でケガをすることも

過酷な練習を繰り返すため、ケガをしてしまうことも珍しくありません。
からだ全身を使うため腰やひざの故障、ときには肩に水が溜まってしまい本番に出場できなくなる選手もいるそうです。

また、トレーニング中だけでなく、演技の練習中に他の選手と足が衝突して小指が折れてしまうなんてことも。

選手同士の距離が近いほうがいいのですが、それだけに足や頭が接触してケガをすることも少なくないようです。

アーティスティックスイミング選手の食事

1日10時間以上の過酷なトレーニングに加え、水中では足をつかずにずっと動き続けている選手たち。

その尋常ではない練習を支えているのは、これまた尋常ではない食事の量で、1日に食べる食事量は力士並みと言われています。

「トレーニングをして、大量に食べて筋肉をつける」というのを繰り返すことで、美しくキレのある演技ができる体を作り上げているのです。

美しい選手たちが、力士並みに食べているというのは意外かもしれませんが、それだけ食べても体重が落ちてしまうこともあるのだとか。

しっかり食べなければ、過酷な練習に耐えられないだけでなく、選手として必要な体を作ることもできません。

まさに食事もトレーニングの一環で、食の細い選手にとっては食べることこそが一番過酷なトレーニングとも言えるのです。

精神的な強さも必要

同じ水中競技でも競泳などでは、大会直前になるとコンディションを整えるため、練習量を落とすのが一般的です。

しかし、アーティスティックスイミングの場合はギリギリまで追い込みます。
大会前に緩めると全員の動きがバラバラになる可能性があるため、本番のコンディションよりも演技の完成度を重視するためです。

体力をつけるために過酷なトレーニングを行い、体を作るための食事もトレーニングの一環。

また、試合の直前まで追い込む必要があるため、過酷な状況を乗り越えられる精神的な強さも必要だと言えますね。

まとめ

美しいアーティスティックスイミングの陰にある、過酷なトレーニングの実態について解説しました。
たった数分で多くの人を感動させる演技の裏には、人並外れた過酷なトレーニングや食事、そして精神的な強さが必要不可欠です。

そういった努力があるからこそ、観る人を強烈に感動させることができるのでしょう。
美しい選手の努力の結晶であるアーティスティックスイミングの演技から、これからも目が離せません。

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