野球をしていたら、「もっと打てるようになりたい!」「バッティングを上達させたい!」と誰しもが思うでしょう。
その際にお手本とするのは、かっこいいバッティングフォームの選手だったり、あなたの好きな選手だったり、人によってさまざまです。
ただ、「バッティングフォームがきれいな選手」もしくは「理想的なバッティングフォームの選手」について聞かれたら、あなたはどの選手を挙げますか?
今回の記事では、バッティングフォームの基本を押さえた上で、バッティングフォームがきれいな選手を経歴や特徴も合わせてご紹介していきましょう。
あなたもぜひ参考にしてみてくださいね!
バッティングフォームの基本とは?
バッティングにおいて、基本的なフォームのポイントは5つあります。
まず、打つ準備が完了した際の「構え」。できるだけリラックスした状態で構えることが大切です。
次に、後ろ足に体重を移し、力をためる「テイクバック」。後ろ足の股関節付近に体重を乗せるようイメージするのがポイント。
そして、バットを振る前の「トップ」では、グリップの位置をストライクゾーンより上に持っていくようにすると良いでしょう。
さらに、バットを振る際の「スイング」は、腰を回転することによって生まれる遠心力でバットを振ることが重要だと言われています。
最後は、バットにボールが当たった瞬間の「インパクト」。バットの先端が下がらないよう、ボールを前に押し込むイメージで振り切ります。
バッティングフォームでは、以上の5つの動作をひとつひとつ意識しながら自分に合ったフォームを見つけましょう!
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バッティングフォームがきれいな選手6選!
基本的なポイントを押さえた上で知りたいのが、どのような選手がバッティングフォームがきれいだと言われているのかですよね。
ここでは、バッティングフォームがきれいな選手を右バッターと左バッターと分けてご紹介していきましょう!
右バッターでバッティングフォームがきれいな選手
小久保裕紀
経歴:福岡ダイエー(1994〜2002)→読売(2004〜2006)→福岡ソフトバンク(2007〜2012)
小久保裕紀選手は、プロ通算413本ものホームランを打ち、しっかりとした「タメ」の時間をとっているのが特徴です。
また、インパクトの瞬間に力が入るよう、脇をしめているのも大きな特徴のひとつ。
足を大きく上げたフォームなので、体重を支える下半身を強化することが大切です。
前田智徳
経歴:広島カープ(1990〜2013)
90年代において最強のバッターと名高い前田智徳選手の特徴は、テイクバックのコンパクトさです。
また、トップの位置が低いため、バットの振り始めも低く、動きに一切の無駄がありません。
お手本にするようなバッティングフォームのきれいな選手だと言えるでしょう。
坂本勇人
経歴:読売(2002〜)
坂本勇人選手は2020年に通算安打2000本を達成し、左利き右打ちの珍しい選手です。
特徴は、テイクバックの際に足を大きく上げずに全体重を軸足に移していること。
そして、流れるような動きで振り切っているのも、きれいなバッティングフォームだと言われる所以でしょう。
左バッターでバッティングフォームがきれいな選手
イチロー
経歴:オリックス(1992〜2000)→マリナーズ(2001〜2012)→ヤンキース(2012〜2015)→マーリンズ(2015~2018)→マリナーズ(2018~2019)
通算安打数が4000以上の記録を持つイチロー選手は、日本人なら誰もが知っているような野球選手ですが、バッティングフォームもきれいです。
構えからスイングまで、非常にリラックスした状態ですが、インパクトの瞬間のみ力を入れるフォームが特徴的です。
そうすることによって、効率よくボールに力を伝えられると言われています。
高橋由伸
経歴:読売(1996〜2015)
入団してから「2年連続で打率を3割以上をキープ」した史上4人目の選手として知られている高橋由伸選手。
彼の特徴は、なんといっても軸が安定していることです。
構えからインパクトまで、頭の位置はほとんど動きません。
そのため、きれいな安定したバッティングフォームが実現可能になるのです。
大谷翔平
経歴:日本ハム(2013〜2017)→エンゼルス(2018〜)
「二刀流」として活躍する大谷翔平選手のバッティングフォームで特徴的なのは、足を上げずに「タメ」を作る「ノーンステップ打法」です。
大きく足を上げる小久保裕紀選手とは対照的なフォームです。
足を上げないため、タイミングの速いボールにも対応できるだけでなく、内角と外角どちらのボールにも対応しやすいと言われています。
まとめ
今回の記事では、バッティングフォームがきれいな選手についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
きれいなフォームを意識することによって、バッティングが上達する可能性も十分にあります。
好きな選手をお手本にするのも良いですが、バッティングフォームがきれいな選手を参考にしてみるのもいいかもしれませんね。
ただし、バッティングフォームに正解はありません。
さまざまな構えを試した上で、自分に合ったフォームを探すのが上達する1番の近道ではないでしょうか?
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