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【日韓戦】野球通算成績一覧|名シーンなども振り返ろう!

互いにライバルとして意識し合う野球の日本と韓国。
他国との試合以上に力が入る対戦で、両国はこれまでに数多くの名勝負を繰り返してきました。
ではその通算成績は、何勝何敗なのでしょうか。
今回は、野球の日韓戦をご紹介。
過去の名シーンも振り返ります。

【日韓戦】野球通算成績

まずは過去の日本代表と韓国代表の全試合から。
全ての対戦をまとめると、かなりの試合数になります。

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全代表戦

過去の日韓戦、全てを集計すると、以下のようになります。

勝ち負け引き分け勝率
日本代表76432.639
大学年代1120.846
U-23/21年代5001.000
U-18年代12100.545
U-15年代6001.000
U-12年代320.600
女子野球4001.000

日本代表が初の日韓戦を行ったのは1959年のアジア選手権
ここから1999年の4か国・地域国際大会まではアマチュアのみの日本代表でした。
プロアマ混合となったのは、1999年のシドニーオリンピック予選から。
いずれにしても日本は代表を含め、すべての年代・性別で勝ち越しています
トータルすると117勝57敗2分で、勝率は.672
見事な結果を残していると言えます。

フル代表

しかし皆さんが最も気になるのは、近年の日本代表「侍ジャパン」の成績ではないでしょうか。
そこで、プロによるフル代表となった2003年アテネオリンピック予選以降の日本代表の韓国戦を振り返ってみます。

大会名結果
2003アテネオリンピック予選・決勝リーグ◯ 2-0
2006WBC・1次リーグ● 2-3
WBC・2次リーグ● 1-2
WBC・準決勝◯ 6-0
2007北京オリンピック予選・決勝リーグ◯ 4-3
2008北京オリンピック・予選リーグ● 3-5
北京オリンピック・準決勝● 2-6
2009WBC・1次リーグ◯ 14-2
● 0-1
WBC・2次リーグ● 1-4
◯ 6-2
WBC・決勝◯ 5-3
2015プレミア12・1次リーグ◯ 5-0
プレミア12・準決勝● 3-4
2019プレミア12・2次リーグ◯ 10-8
プレミア12・決勝◯ 5-3
2021東京オリンピック◯ 5-2
2023WBC・1次リーグ◯ 13-4

トータルは、18戦で11勝7敗(2023年3月10日時点)。
2019年以降は4連勝しています。
逆に2015年までは7勝7敗でイーブン。2009年WBCの前までは3勝4敗で負け越していたことになります。
近年はかなり勝っているイメージですが、実は長い期間、大苦戦していたとも言えるのです。

【日韓戦】野球 名シーン

これまでに数々の熱戦を繰り広げてきた日韓戦。
その中でも特に名場面と呼ばれているものを振り返ってみましょう。

2006年 WBC

過去の日韓戦で最も印象に残る対戦として多くの野球ファンに挙げられるのが、2度のWBC。2006年の第1回大会から日韓戦は熱く燃え上がったのです。
この大会では開幕前にイチロー選手が「向こう30年、日本に勝てないなと思わせるような勝ち方をしたい」と意気込みを語りました。
するとこれを挑発と受け取った韓国側が奮起。1次・2次リーグで日本に連勝しました。特に2次リーグでは韓国選手がマウンドに国旗を立て、イチロー選手が悔しさを爆発させます。
そして両国は予選を勝ち上がり、迎えた準決勝。日本は、先発の上原浩治投手が韓国打線を相手に7回で8奪三振という快投を見せます。
さらに攻撃では7回に代打福留孝介選手の2ラン、イチロー選手のタイムリーなど打者一巡の猛攻で一気に5点を奪取。6-0で快勝して決勝進出を決めました
この試合後、3安打2盗塁だったイチロー選手は「3回同じ相手に負けると、日本のプロ野球に汚点を残す。野球はけんかではない。でもそんな気持ちで戦った」と語っています。

2009年 WBC

日本がディフェンディングチャンピオンとなった2009年の第2回WBCは、さらにドラマチックな展開となりました。
ダブルエリミネーションという試合方式で2敗すれば敗退というルールになった結果、日本は決勝までの9試合のうちなんと5試合が韓国戦に。
第4戦までで2勝2敗となり、5度目の対決は決勝戦でした。
日本が1点リードで迎えた9回、救援のダルビッシュ有投手が同点タイムリーを打たれて試合は延長戦に。
10回表、2死2、3塁となると、この大会中ずっと絶不調だったイチロー選手に打順が回ってきます。
ここでイチロー選手は劇的な決勝タイムリーを放ち、その裏をダルビッシュ投手が締めて2連覇を達成したのです。
イチロー選手は不調だったこの大会の自分を振り返り、「谷しかなかった。最後に山に登ることができてよかった。神が降りてきた」と語りました。

2015年 プレミア12

2015年のプレミア12はWBCほど多くの人の印象に残っている大会ではないかもしれません。
しかしこの大会の2度の韓国戦は、大谷翔平投手が大きくレベルアップを果たすきっかけとなったのです。
いまでこそメジャーリーグでMVPを取るほどになった大谷投手ですが、この当時は日本ハムで、活躍はするけど肝心のところで勝ちきれないということも多い投手でした。
その彼に任されたのが、プレミア12の大事な初戦。「相手は韓国だ、分かっているな」と釘を刺され、日韓戦の重さを痛感したという大谷投手は、6回無失点、10個の三振を奪う無双状態で日本に貴重な1勝をもたらしました。
そして2度目の韓国戦となった準決勝にも大谷投手は登板。肝心のところで勝ちきれないというトラウマを吹き飛ばし、7回を投げて被安打わずか1、11個の三振という圧巻の内容で無失点に締めたのです。
結果的にこの試合は後続投手が打たれて日本の敗戦となりましたが、大谷投手が飛躍した試合として今後も語り継がれるかもしれません。

まとめ

2023年WBC予選1次リーグではダルビッシュ投手が先発し、13対4という大差の勝利となった日韓戦。
日本は3点先制されながらもすぐに逆転し、その後も次々に得点を積み重ねました。
互いに特別な試合という意識を持ち、負けられない戦いとなる日韓戦。
その熱い試合が日本選手と日本チームの飛躍にもつながっているのです。

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スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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