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【ブラジリアン柔術】技一覧|初心者が覚えるべき技もご紹介!

総合格闘技の世界でもその強さで知られているのがブラジリアン柔術。
1993年にホイス・グレイシー選手が総合格闘技イベント「アルティメット大会(UFC)」で優勝したことで一躍脚光を浴びることになった格闘技です。
そのブラジリアン柔術とは、どのような格闘技で、どういった技があるのでしょうか。
今回は、ブラジリアン柔術の技一覧をご紹介します。

【ブラジリアン柔術】とは

ブラジリアン柔術は創始者の名前を取ってグレイシー柔術とも呼ばれる、寝技の組み技を中心とした格闘技
ブラジルに移住した日本人柔道家の前田光世(コンデコマ)氏が現地で習得した技術と柔道の技術をグレイシー一族に伝えたのが始まりです。
教えを受けたグレイシー一族の一人、エリオ・グレイシーは小柄な体格。自分より大きな相手や力のある相手にも勝ち、我が身を守れるように、ブラジリアン柔術(グレイシー柔術)を考案しました。
こうして完成したブラジリアン柔術は寝技主体のため安全性が高く、素人でも始められるハードルの低さも魅力です。

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ルール

柔道には一本勝ちがあるのに対し、ブラジリアン柔術には投げ技での一本勝ちはないのが特徴。
その代わりにブラジリアン柔術では総合的なポイントを競います
一本となるのは、関節技や絞め技で相手がタップ(参った)した場合のみ。基本的にはポイントを多く取った方が勝ちとなるため、上級者になるほどタップでの一本ではなく、ポイントを狙って技をかけ合います。

【ブラジリアン柔術】技一覧

ブラジリアン柔術の技の数は、数千種類とも言われています。
講道館柔道で規定されている柔道の技は100種類。なぜブラジリアン柔術には数千種類もの技があるのでしょうか。
それはブラジリアン柔術の技は非常に自由度が高いから。オリジナルのテクニックを作ることも可能であるため、技は日々増えているのです。
しかも数年に一度はブラジリアン柔術界を一変するような新しいコンセプトが出るほど変化が大きいのも特徴。
とはいえブラジリアン柔術の技には、手順を踏めば初心者でもすぐに習得できるものが多いため、練習の敷居は低いと言われています。

技の分類

ブラジリアン柔術の主な勝敗はポイントで決まります。
ポイントはそれぞれの技の種類によって決定。
ここではポイントと技の基本を解説します。

マウントポジション/リバースマウント(4ポイント)
馬乗りになって相手を抑え込む技。
バックコントロール/バックグラブ(3ポイント)
背後から相手の両足を抑え込む技。
パスガード(3ポイント)
組み敷かれた相手の両足を抑え、横または頭上から押さえ込む技。
テイクダウン(2ポイント)
投げ技で相手を倒し、寝技に持ち込む技。
ニーオンベリー(2ポイント)
仰向けの相手の胴部に片膝を当て、相手の動きを制御する技。
スイープ/リバーサル(2ポイント)
組み敷かれた選手が体勢を変え、上下のポジションが逆になる状態。

柔道のように投げ技でも一本にはならないブラジリアン柔術では、寝技で奪ったポジションを重要視。
そのため寝技の種類が非常に豊富になります。

基本の技① パスガード

ブラジリアン柔術で最も使われるのがパスガードの攻防です。
パスガードはガードポジションにある相手の足を超えて、首から腰までのエリアを3秒以上制圧すること。柔道でいう抑え込みになります。
このパスガードは大きく分類すると、近距離・中間距離・長距離の3種類
長距離からのアタックの代表的なものは立った状態から足を捌くもので、トレアドールショルダードライブニースライスなどがあります。
中間距離からのアタックは、相手の腰の自由を奪うもの。
代表的なものはオーバーアンダーボディーロックスタッキングスタックレッグドラッグなどで、どれも低い姿勢で相手と密着します。
近距離からのアタックは、相手の首をコントロール。
代表的なものには脇差しパス問答無用パスなどがあります。

基本の技② スイープ

ブラジリアン柔術で使われる技で、次に多いのはスイープです。
スイープとは英語で「掃く」という意味で、柔道では「足払い」の英語訳になっています。
一方、ブラジリアン柔術では自分が下にいる状態から上にいる相手を転がす、または倒してトップポジションを取るまでの動きのこと。
スイープでトップポジションを取って3秒キープできれば2ポイント入ります。
スイープは初心者でも覚えられる技が多いのが特徴です。
例えばシザースイープは、両足をハサミのように使って相手を倒す技。片方の脚で相手の腹部、もう片方の脚で相手の膝の辺りを鋭く刈るような動きで倒します。
フラワースイープは、相手の袖とズボンを掴み、片方の脚を相手の背中の上に蹴るように回すことで相手を転がす技。そのままマウントポジションを取ることができます。
バタフライスイープは、お尻を床につけて片足のフックを相手にかけた状態で仕掛ける技。片方の腕を相手の腰に回し、もう片方の手で相手の手をコントロールし、床についている足を伸ばして踏ん張ります。

まとめ

技の数が非常に多いブラジリアン柔術。
体で行うチェスと言われるほど頭を使う格闘技で、ゲーム性が高いことも特徴です。
しっかり頭を使ってポイントを稼ぎ、関節技や絞め技ができる体勢に追い詰めるのが主な攻防。
一方で打撃技がなく、投げ技で相手を床に叩きつけることもほとんどないため、怪我のリスクが少ないのも魅力です。
興味を持った方は、ぜひ体験してみてください。

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