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柔術のプロ選手になるには?仕事内容についても徹底解説!

日本・海外で非常に人気のある柔術。格闘技の中では比較的安全なことや、総合格闘技の大会で柔術の選手が活躍していることもあり、更に人気が高まっています。

熱くてかっこいいイメージはあるけど、実際どのようなプロセスでプロの選手になれるかはあまり知られていません。

今回はプロになるための方法をご紹介するとともに、プロの柔術選手の仕事内容についても解説します。

柔術のプロ選手になるには?

柔術のプロ選手になるにはどのようなプロセスがあるのか。以下では、その道のりについて解説していきます。

まずは道場に通う

柔術を習いたいと思ったら、まずは道場に通うのが一般的です。道場探しにあたっては、「なぜ柔術を習いたいのか」を考え、自分自身に落とし込むのがとても大事です。

柔術は人気もありますしダイエット効果もあるスポーツですので、道場の雰囲気や設けられているカリキュラムも多種多様です。

プロを育成できるような道場がどこにあるかの情報収集、また候補を見つけたら必ず体験練習にも参加し、士気が高く成長のできる環境であるかの確認をしっかりすることをお勧めします。

基礎的な技術の習得

道場に通い始めたらまずは基礎的な技の練習を行います。柔術には数百もの技がありますが、基礎的な技の習得は今後の自分自身の成長幅を大きく左右します。

柔術は身体能力だけでなく、頭を使って勝つスポーツです。帯の色が、最初に変わるまでに辞めてしまう人も多いようですが、非常に重要な部分ですので、柔術を始めた動機を噛みしめつつ、技を自分のものにしましょう。

帯の色

多くの格闘技同様、柔術も自分のレベルに応じて帯の色が変わっていきます。以下はIBJJF(国際ブラジリアン柔術連盟)の定める帯色に関するルールです。
前提として、各帯に対象年齢が設けられています。対象となる年齢は、年末時点の年齢で見なされます。

〈帯と対象年齢〉
・白帯(すべての年齢)
・灰帯(4歳~15歳)
・黄帯(7歳~15歳)
・橙帯(10歳~15歳)
・緑帯(13歳~15歳)
・青帯(16歳~)
・紫帯(16歳~)
・茶帯(18歳~)
・黒帯(19歳~)
・赤黒帯(50歳~)
・赤白帯(57歳~)
・赤帯(67歳~)

また、各帯には最短修了期間が設けられています。

〈各帯の最短修了期間〉
・16~17歳
白帯(定めず)
青帯(定めず)
紫帯(2年)

・18歳以上
白帯(定めず)
青帯(2年)
紫帯(1年6ヶ月)
茶帯(1年)

帯の色を昇格させる条件として年齢制限と最短修了期間がありますが、昇格には指導者または連盟の認定が必要になります。また帯色だけではなく、帯の中でもレベル分けが行われています。

白、灰、黄、橙、緑、青、紫、茶の各帯は、ストライプ0本~4本までの5つのレベルに分別されています。ストライプの認定は、団体指導者の裁量で決定できます。

黒帯はストライプ0本~6本の7つのレベルに分別されており、以降、赤黒帯七段、赤白帯八段、赤帯九段へと昇段します。段位は連盟によってのみ認定されます。

黒帯以降のストライプの認定には申請可能期間が設定されています。
〈黒帯以降のストライプ認定〉

一段の申請(黒帯の取得後3年を経過した後に可能)
二段、三段の申請(前の段位を取得してから3年を経過した後に可能)
四段、五段、六段の申請(前の段位を取得してから5年を経過した後に可能)
七段の赤黒帯(六段取得後、7年を経過した後に申請可能)
八段の赤白帯(七段取得後、7年を経過した後に申請可能)
九段の赤帯は(八段取得後、10年を経過した後に申請可能)

※十段の赤帯は、ブラジリアン柔術の先駆者5名のグレイシー兄弟にのみ授与された帯となっている。

黒帯になると茶帯以下の認定ができ、黒帯二段以上からは黒帯の認定ができます。黒帯になるには、12か月以内に救命講習とIBJJFルール講習会を受講していることが条件になる為、その点もご留意ください。

柔術のプロ選手の仕事内容

柔術のプロ選手の仕事としてはどのような仕事があるのでしょうか。ここでは3つ紹介します。

指導者

柔術は近年、日本・世界で非常に人気が拡大しており、多様な形態の道場が現れています。既存の泥臭いイメージの道場から脱却した、清潔感のある道場も増えています。

必然的に指導者のニーズは高まっていますし、指導者をしつつ自分の技を磨き、大会での上位入賞をめざすことも可能です。

柔術大会への出場

柔術の世界的な大会、日本国内での大会に出場します。IBJJFが主催の世界選手権大会でも男女問わず日本人のチャンピンが多く輩出されており、日本で腕を磨き躍進できるチャンスは大いにあります。

総合格闘技家として大会への出場

こちらは総合格闘技なので柔術だけではないのですが、総合格闘技家で柔術をマスターしている人は多く、大会に上位入賞している選手も多いです。

純粋な柔術だけの大会ではありませんが、総合格闘技の大会は大規模に実施されることが多く、自身の選手としての知名度アップが期待できます。

まとめ

柔術に必要なのは、身体的な強さだけでなく考える力や粘り強さです。物理的なパワーもありつつ、生涯を通じて取り組める深みのあるスポーツですので、つらい局面でも柔術を始めたきっかけを胸に練習を続けましょう。

段位認定ができるのは黒帯以降ですが、青帯以降で世界選手権もありますし、指導者になっている人も多いです。

まずは道場探しから始め、柔術の道に足を踏み入れましょう。

【関連記事はこちら】⇩
柔道の歴史・競技人口・ルール・大会【スポーツ辞典】



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