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ワールドカップ|ジンクス7選!前回優勝国は勝てない?【サッカー】

サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会は、日本をはじめとする出場国やグループリーグの対戦相手も決定しており、各国とも本番へ向けて着々と準備を進めています。

ところで、このW杯にはさまざまな「ジンクス」があり、不思議と当たることが多いようです。

この記事では、7つのジンクスについて詳しく解説します。

サッカーワールドカップのジンクスとは?前回優勝国は勝てない?

世界中の予選を勝ち抜いて、強豪国が本番で競い合うサッカー・ワールドカップは、世界中のサッカーファンが釘付けになって熱狂し、時には事故や暴動まで発生するほどエキサイティングな大会としてあまりにも有名です。

ところで、W杯の長い歴史の中では、数々のジンクスが存在します。その中でも、特に優勝国に関する興味深いジンクスは、サッカーファンの間でも大きな話題となっています。

例えば、前回優勝国はその次の大会で勝てないジンクスなどもそのひとつです。

主なジンクスについてみていきましょう。

ジンクス1:前回大会優勝国はグループリーグで敗退する

上述のとおり、前回大会で優勝した国は次の大会でグループリーグ(GL:上位ベスト16を決める予選ポッド)を勝ち抜けないというジンクスがあります。

実際に、2000年以降に開催された5大会のうち、4大会で前回優勝国がGLで敗退しています。

・1998年フランス大会優勝のフランス:2002年日韓大会でGL1分2敗の4位敗退
・2006年ドイツ大会優勝のイタリア:2010年南アフリカ大会でGL2分1敗の4位敗退
・2010年南アフリカ大会優勝のスペイン:2014年ブラジル大会でGL1勝2分の3位敗退
・2014年ブラジル大会優勝のドイツ:2018年ロシア大会でGL1勝2敗の4位敗退

このジンクスに当てはまらないのは2002年のブラジルだけ(2006年にはベスト8に進出)で、最近では非常に高い確率(80%)で前回優勝国が決勝トーナメントに進めず、大会を後にしている状況です。

主な原因としては、主力選手の不調や怪我など様々に挙げられますが、どの国も強豪であり、本来であればGLを勝ち抜くチーム力を持っています。それでも、このような不思議な現象が生まれるのがサッカーの怖さであり、また魅力でもあります。

今回のカタール大会でこのジンクスに挑むのは、前回優勝国のフランスとなります。

フランスが無事GLを勝ち抜けるのか、それともジンクスに飲み込まれ、敗退してしまうのか。本大会での結果が非常に注目されます。

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ジンクス2:優勝国は必ず自国出身の監督で、外国人監督は優勝できない

続いて、優勝国の監督は必ず自国出身の監督というジンクスがあります。

過去20回のW杯本番での優勝経験をみると、その国は意外に限られており、ブラジル(5回)、イタリア、ドイツ(各4回)、ウルグアイ、アルゼンチン(各2回)、イングランド、フランス、スペイン(各1回)の8ケ国だけです。

これらの国々には大きな共通点があり、すべて自国出身の監督がチームを率いて優勝を勝ち取っています。

なんと、自国出身監督の勝率は100%であり、逆に言えば外国人監督が制覇した例はありません。

その意味では、前回優勝のフランスを率いるデシャン監督は自国出身の監督なので、このジンクスをクリアしています。

ジンクス3:開催大陸の国が優勝する

サッカーW杯では、記念すべき第一回の1930年ウルグアイ大会から現在に至るまで、開催する大陸から優勝国が誕生してきました。

例外としては、1958年のスウェーデン大会と1970年のメキシコ大会でブラジルが優勝したケースがありますが、これ以外では、2010年大会までこのジンクスは生きていました。

なお、2002年の日韓大会はアジアでの初開催であり、残念ながらアジア勢の実力では、開催大陸に所属する代表国が優勝するのは困難なので、南米ブラジルの優勝でジンクスが崩れたというほど話題にはなりませんでした。

また、2010年の南アフリカ大会は、これもアフリカ初の開催であり、アジア勢と似た評価で、アフリカ勢の最高成績はベスト8でした。

この2大会は、敢えて「ジンクス外」の評価とされています。

この例外を除いて状況が変わったのは、2014年大会です。南米ブラジルが舞台の大会で、欧州のドイツが優勝したのです。

その後、2018年のロシア大会ではフランスが優勝し、ジンクスを元に戻しています。

そして今回はまた中東初開催のカタールということで、こちらはおそらくまた「ジンクス外」となる可能性が強いでしょう。

ジンクス4:欧州と南米が交互に優勝する

開催大陸の国が優勝するジンクスに続いては、欧州と南米のチームがそれぞれ交互に優勝するというものです。

このジンクスは、1962年大会から2006年まで、12大会連続で守られてきましたが、その後、2006年大会のイタリアに続く2010年大会をスペインが、更に2014年大会をドイツが、それぞれ続けて制したことで、このジンクスはここ最近になって大きく崩れている状況です。

仮に今大会でフランスが連覇を達成すれば、4大会連続で欧州チームが優勝することとなり、このジンクスは消滅する可能性があります。その意味では、贔屓(ひいき)するわけではありませんが、南米チームの活躍を期待したいものです。

ジンクス5:開催国は初戦で無敗

ワールドカップのグループリーグで、開催国は対戦相手に比較的恵まれたグループに振り分けられがちな事実があります。

過去20大会における開催国の初戦の成績は14勝6分と、なんと無敗を誇っています。ちょっと信じられないほどの完璧さですね。数あるジンクスの中でも、このジンクスが、自国出身の監督同様に最強といえるでしょう。

ちなみに、今回の開催国であるカタールは、GLでエクアドル、セネガル、オランダと同じポッドに入っています。

最新の国際サッカー連盟(FIFA)ランキング(2022年10月8日)によれば、カタールが50位、エクアドル44位、セネガル18位、そしてオランダが8位となっており、残念ながらカタールはランキング上ではグループ内で最下位です。

ただ、ランキングが比較的低いエクアドルと初戦で当たる場合、あくまでデータ上のことですが、勝てる可能性もあるので、このジンクスが継続されるかどうか、非常に注目されます。

ジンクス6:コンフェデレーションズ杯の優勝国は優勝できない

サッカーのコンフェデレーションズ杯(コンフェデ杯)とは、ワールドカップ開催国が、大会本番における運営全般に対する予行演習という位置づけで、W杯の前年に実施される大会です。

この大会には、各大陸の王者とW杯の開催国が参加するのが恒例ですが、この大会で優勝したチームはW杯本番で優勝できないというジンクスがあります。

例えば、1997年のこの大会で優勝したブラジルは翌1998年にW杯で準優勝に終わり、2001年大会を制したフランスはやはり、翌2002年のW杯でまさかのグループリーグ敗退を喫しています。

その後も、2005年、2009年、2013年に優勝したブラジルは、W杯で全て優勝を逃しています。2017年のコンフェデ杯でも、ドイツが圧倒的な強さを見せつけて優勝しましたが、W杯では苦杯をなめています。

なお、直近今回(2021年)の同大会は様々な検討を経て一旦延期されているため、今年のW杯でのジンクスには該当しないこととなります。

ジンクス7:バロンドールの呪(のろ)い

様々なジンクスの最後に取り上げるのは、「バロンドールの呪い」という衝撃的なものです。

バロンドールとは、FIFAが選出する、全世界のサッカー選手を対象とした「年間最優秀選手」に贈られる賞のことです。

そして、この素晴らしい賞を受賞した選手には奇妙な共通点があるのです。W杯前年のバロンドール受賞者は、W杯本番で優勝できないのです。これを「バロンドールの呪い」といいます。

過去の例をみると、少し古いところ(20世紀)であればヨハン・クライフ(オランダ)やミシェル・プラティニ(フランス)といったスーパースターが、また21世紀に入ると、ロナウジーニョ(ブラジル)、リオネル・メッシ(アルゼンチン)、クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)といった名手たちが、バロンドールの呪縛によって栄冠を阻まれ続けています。

ちなみに、今回の対象となるのは2021年の同賞受賞者ですが、その選手とは何と通算7回選出という最高記録を誇る、アルゼンチンのリオネル・メッシ選手です。

今回、アルゼンチンがW杯優勝トロフィーを獲得すれば、過去のジンクスを破ることでも大きな話題となるでしょう。

まとめ

サッカー・ワールドカップの大会本番で、多くのファンに語り継がれている様々なジンクスについて解説しました。

そのどれもが、一見すると不思議でもあり、また、その逆になるほどと頷(うなず)ける部分もあり、ますます興味を惹(ひ)かれます。

間近に迫ったワールドカップ。こうしたジンクスが今大会ではどう展開されるのか、ワクワクしながら観戦したいものです。

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ミッシー

ミッシー

スポーツ全般を観るのもするのも大好きなスポーツファン

オールド野球ファンがドメインですが、他にもラグビー・サッカーなど、どんなスポーツでも大好きです。本格的なスポーツ経験は剣道で、趣味のスポーツとしては野球・水泳・ジョギングなどを愛好しています。

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