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【面白い】スポーツのルール変更・改正をご紹介!こんなのあり?!

スポーツ好きの方なら、毎年のように何かの競技でルールが改定されていることにお気づきではないでしょうか?

プロ野球の「申告敬遠」、柔道の「有効」の廃止など、ルールは変更の度に議論の的となっています。

ところが、スポーツのルールは、最近の改定など問題とならないくらい大きく変更されているものも多いのです。

ここでは、人気の3つのスポーツに存在した意外なルールをご紹介します。

野球

ボールを投げて棒で打つという遊びだった野球のルールがほぼ現在のような形になったのは、1845年のこと。

現在の野球のルール改定は、申告敬遠に代表されるように試合時間の短縮が主な目的となっていますが、実は誕生当時から野球にとって試合時間の長さは大きな問題でした。

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21点先取

当初の野球も現在のように表裏の攻撃。しかし9回で終了ではなく、21点先取した方が勝ちというルールでした。そのため投手戦になった場合には延々と試合が続くことに。

しかも当時は、試合後に主催チームが相手チームに食事を振る舞うのが習慣でした。これで困ったのが料理人。せっかく料理を作っても冷めてしまうと猛反発した結果、試合時間を短くし、終了時刻がある程度読めるように現在の9回制になりました。

ボールとフォアボール

最初の野球では、打者は3回の空振りでアウトでしたが、見逃しはいくらでも可能でした。ところがそれでは時間がかかりすぎるため、1863年にストライクとボールが決まり、1879年になってようやくフォアボールが始まりました。

ところが当時のフォアボールはボール9回で進塁と、現在の倍以上。やはり時間がかかりすぎることから徐々に減っていき、1889年に4ボールになりました。

バスケットボール

1891年に全く新しい室内スポーツとして考案された当時、バスケットボールのルールは13項目しかありませんでした。

そのため現在では考えられないような試合も行われています。

人数制限なし

アメリカの国際YMCAスクールで初めて試合が行われた際、18人の学生を2チームに分けたため、バスケットボールは9人対9人というのが暗黙の了解になりました。ところが当時のルール上は、両チーム同じ人数であれば制限はなかったのです。

そのため50人対50人という試合が行われたことも。やはりこれでは競技としておかしいということになり、1893年に、体育館の大きさに合わせて1チーム5人、7人、9人で行うことが決まりました。

3ポイントシュートなし

3ポイントシュートのルールが生まれたのは1961年と、歴史を考えればかなり最近のこと。国際的な公式ルールとなったのは1984年でした。

これは背の低い選手が圧倒的に不利という当時の状況を克服するため。それまでは2mを超える選手がゴール下で待っていて得点を取るのが最強パターンとされていましたが、このルール改定で大きく変わりました。
また終了間際に逆転できる機会が増えたことで終盤の展開が劇的に面白くなるという効果も。

ただし背の高い選手がすぐに3ポイントシュートの技術を身に付けたため、背の低い選手が有利になるという意味はあまりなかったとも言われています。

バレーボール

「サーブ権」の消滅、「リベロ」の設定など、大きなルール改定が多いバレーボール。

こちらも昔はさらに大きなルール変更を繰り返しています。

打ち続ける競技

バレーボールの原型が誕生したのは1895年のアメリカ。激しくぶつかり合うバスケットボールに向かない女性や子ども、高齢者も気軽に楽しめる室内運動として考案されました。

当時のバレーボールはボールを落とすことなく打ち続けるのが目的。チーム全員が1回から3回打ったところで相手コートに返せるというルールでした。

このスポーツが1910年にフィリピンに伝わると大ブームになります。ところが、1912年に連続52回トスされるのを見たフィリピン体育協会のメンバーが「3回以内に返すルールにすべきだ」と提案。
この変更がアメリカにも逆輸入され、バレーボールが一気に攻撃的なスポーツに生まれ変わりました。

人数無制限

バレーボールが誕生した当時、ルールに人数の制限はありませんでした。その上、全員が打つというルールだったため、試合は延々と続くことに。

人数はその後も曖昧なままで、1913年に日本に紹介されたときには16人で行われました。ところがその人数では多すぎてボールに触れない選手までいるということで人数が減り、12人制を経て9人制が定着したのです。

一方、ヨーロッパには1920年に6人制で伝わり、それが国際基準になりました。日本が国際バレーボール連盟に加盟したのは1951年。
その頃には9人制が普及していたため、今でも日本では9人制が残っているのです。

ビーチバレーボールのビキニ

ビーチバレーボールのルールで長年議論の的となっていたのがユニフォームです。かつて女性選手はビキニで、トップスは背中が大きく開いていること、ボトムスのサイドの幅は7㎝までと決められていました。

これには世界中から批判が集中。一方でビーチバレーボールが世界的に人気になったことで、寒い地域でのプレーに支障が出るという問題も浮上しました。さらにイスラム圏の女性はビキニの着用が許されないという事情も。その結果、このルールは廃止されました。

まとめ

賛否両論ありつつも、スポーツのルールは徐々に変わっていくもの。

ルールが生まれたきっかけにも注目すると、プレーや観戦がさらに楽しくなるかもしれません。

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でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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