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【テニススコア】数え方の由来は〇〇!疑問や謎について迫る!

野球やサッカーでは、スコアが1点ずつ加算されるのが一般的ですが、テニスのスコアは15、30ときてその次は40になります。

謎が多いこの数え方ですが、テニス経験者でもこの理由を知らない人が多いのではないでしょうか?
この記事では、テニス経験者でも意外と知らないスコアの謎について解説します。

テニススコア|数え方の由来とは

ポイントの数え方

テニスのポイントは0(ラブ)からはじまり、1ポイント目を15(フィフティーン)、2ポイント目を30(サーティ)、3ポイント目を40(フォーティ)と数え、そして4ポイント目を先にとったほうが、1ゲームを獲得できるというものです。

ゲームとセット

ゲームの数え方は一般的で「0、1、2、3~」と数えていき、相手よりも先に6ゲーム先取すると、1セットを獲得することができます。

1セットマッチの場合は1セット獲得したほうの勝利となり、5セットマッチの場合は先に3セット獲得したほうの勝利となります。

セットに関しても「0、1、2、3」と数えていくわけですが、なぜポイントだけ「15、30、40」と数えていくのでしょうか?

テニススコア|「1ポイント=15」の謎

「1ポイント=15」である理由は諸説あります。

教会の鐘説

11世紀のフランスでは修道院の中庭などで、「ジュ・ド・ポーム」という球を打ち合うゲームが行われていたそうです。

この「ジュ・ド・ポーム」が17世紀に貴族や市民の間に広まったのが、テニスのはじまりと言われています。
当時の修道院では教会の鐘が15分ごとに鳴っていて、なにをするにも15分刻みで作業が行われていました。

その15分というのが生活に深く根付いていたので、テニスの得点の数え方にも繋がったという説です。

貨幣説

当時のフランスでは貨幣の単位として「スー」「ドゥーニエ」というものが使われていました。

この貨幣の最小単位が「15スー」で、「15スー」が4枚で「1ドゥーニエ」になるため、
「15スー=1ポイント」、「1ドゥーニエ=1ゲーム」とし、「15を4つ獲れば1ゲーム獲得」というふうに数えていたという説です。

また、当時は賭け事としても楽しまれていて、「1ポイント獲得すると、15スーもらえたから」という説もあります。

時計説

当時はポイントを数える際に、60進法を用いた時計を使っていたからという説です。

4ポイントで1ゲーム獲得なので、1ポイント獲るごとに90度ずつ針を動かし、「15、30、45」そして「60」で1ゲームと数えていたようです。
遠くからでもポイントが分かりやすいため、この説が一番有力なのではないかと言われています。

※「60進法」とは数の表記法の一種で、60ずつまとめて上の位に上げていく表し方。現在でも時間や角度の単位に用いられている。

「1ポイント=15」というのは分かりましたが、「なぜ、30の次が40なの?」という疑問が残りますね。

テニススコア|15、30の次が40の謎

30の次が40である理由にも2つの説があります。

単純に言いやすさの問題説

最も有力なのがこの「単純に言いやすいから!」という説。

単純に「45(フォーティファイブ)」だと単語として長く、言いにくいので「40(フォーティ)」に省略されたということです。

カウントする際、現在では
「15-40」=「フィフティーン、フォーティ」ですが、

「45」だとすると
「15-45」=「フィフティーン、フォーティファイブ」

となり、長いしテンポもよくないため、「もうフォーティだけでよくない?」となったのでしょう。

デュースを考慮した説

テニスにはデュースがあります。

デュースとは、同時にマッチポイントになったとき、相手に2ポイント差をつけなければ勝てないルールです。

もしも、「45」にしてしまうと、アドバンテージ(相手から1ポイント先取した状態)のはいる余地がなく、次のポイントを獲れば試合が決まってしまいそうなもの。
そういった理由から「45」ではなく、「40」になっているという説です。

このように理由を知ると、「45」より「40」ほうがしっくりきますよね。

テニススコア|なぜ「0」を「ラブ」というのか?

テニスのスコアでもうひとつ謎なのが「0=ラブ」という理由。こちらについても2つの説を紹介します。

「0」を卵に見立てた説

数字の「0」が丸い形をしていることから、卵の形に見立てていたという説です。

卵のことをフランス語で「ルフ(l’oeuf)」と言います。この「ルフ」を「ラブ」と聞き間違え、それが定着したと言われています。

「LOVE」説

かつて「LOVE」は、「かたちのない」や「なにもない」という意味で使われていたそうで、なにもない「0」の状態を「LOVE(ラブ)」と呼んでいたという説です。

なにもない状態からはじまることを「LOVE」と呼ぶなんて、なんだかロマンチックですね。

まとめ

テニス経験者でも意外と知らないスコアの謎について解説しました。
テニスのスコアの謎にはいろいろな説がありますが、どれも納得できるものばかりだったのではないでしょうか?

いずれにせよ、単に「3-0(サン対ゼロ)」と数えるよりも「40-0(フォーティ、ラブ)」というほうが今ではしっくりきますよね。

スコアの数え方が個性的で、日本人スター選手が世界で活躍するテニスから、今後も目が離せません!

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