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【スポーツ観戦×VR】競技別でご紹介!トレーニング方法も変化!

日々進化しているVR(バーチャルリアリティ)。ゲームの世界ではお馴染みのこの技術で、スポーツの世界も大きく変わっています。

ここでは、続々とスポーツ界に導入されているVRを、ファン目線と選手目線からご紹介します。

VRでスポーツ観戦が進化

VRでスポーツを視聴するメリットは、まるで競技場にいるかのような臨場感を得られること。コロナ禍以降の「密を避けたい」という人々のマインドの変化もあり、スポーツ界は試合などの視聴方法としてVRに注目しています。

しかし、それ以上の体験ができるのがVRのさらなる魅力。競技場どころかベンチ内や選手自身の視点まで体験できるのです。

野球のバッター目線を体験

プロ野球の球団が公開しているVRコンテンツでは、実際のピッチングをバッター目線で体験できます。

大丈夫だと分かっていても自分に向かって投げ込まれる速球は腰が引けるほどの迫力。変化球も、こんなに曲がるのかと感動します。

バレーボールのレシーバー目線を体験

Vリーグのチーム公式チャンネルでは、スパイクをレシーバー目線で体験できます。

テレビでは横から見る映像がほとんどなので、こちらに飛んでくるボールの速度は驚異的。それを拾うレシーバーの凄さも実感できるVR映像です。

サッカーの壁目線を体験

サッカーのフリーキックを体験できるコンテンツも。

しかもキーパー目線ではなく、その前に立つ壁目線です。壁になるサッカー選手がいかに怖いか、しっかり体感できます。

スキージャンプの選手目線を体験

上記の3つは機会さえ得られれば自分も体験できるかもしれませんが、普通の人には絶対不可能なのが、スキージャンプ。

VRなら選手目線でジャンプすることができます。しかも選手ですら体験できない滑空中の「よそ見」まで体験可能。

カーリングのストーン目線を体験

無意味なようで見ると感動してしまうのが、カーリングのVRです。投げた人ではなく、ストーン目線というのがミソ。

選手がどれだけ狭い隙間を狙っているのか、その精緻なコントロールを体感できます。

VRでトレーニングが進化

視聴体験と同じようにスポーツ界を激変させようとしているのが、トレーニングです。

今、プロスポーツの世界にもVRが本格的に導入され、効果を上げつつあります。

プロ野球のトレーニングシステム

基本的にプロ野球の練習相手は自軍の選手。そのため、特にクセのある投手が相手の場合、バッターは対戦で苦労することになります。
そんな問題を解消したのが、「スポーツ一人称視点合成技術」を使ったVRトレーニングシステムです。

これは全周囲から撮った画像を元に、敵チームの投手映像を再現するもの。ヘッドディスプレイを付け、3次元の野球場空間に立つとそこに相手投手が現れ、実物と全く同じ投球フォームで投げてくるのです。

投球動作だけでなくボールの軌跡も完全再現。しかも、弾道計測機器で最近の試合でのコースや球速、球筋、回転数などもデータ化しておくことで、バッター一人ひとりが攻略法をじっくり探ることができます。

このシステムは実際にプロ球団も導入。効果を上げていることから、高校野球でも利用され始めています。
また、この技術をそのまま使った体感ゲームを球場で公開しているチームも。本物のフォームと軌道で飛んでくるボールが体験できると評判になっています。

テニスのトレーニングシステム

テニスのレシーバーは、相手がサービスを打ってから1秒以内に反応し、打ち返さなければなりません。このときに重要なのが、コースや球種を読む技術。

ボールを投げ上げるトスの方向や体の動きから、フラット、スピン、キック、スライスなどの球種を予測し、それに応じて動くのはかなりの鍛錬が必要となります。
そこで開発されたのがテニスサービスVRシステム。

熟練者のデータからサービスの球種による動きの違いを完全再現し、それをVRで繰り返し体験します。
VRの相手に合わせて反応速度を上げていくことで、現実の相手がいなくてもレシーブの技術を効果的に鍛えることができるのです。

アイスホッケーのトレーニングシステム

パックが当たると歯が折れてしまうことも多いアイスホッケー。そのプロの世界でもVRは活用されています。ホッケースティックを持ってプレイするとVR映像の中でパックを受け、飛ばすことも可能。

求められる技術のレベルが急速に上がっている反面、アイスホッケーでは無理な練習をすれば怪我の危険性も増すため、VR技術は必須に。NHLの選手も積極的に利用しています。

最初に登場したのは特に反射神経と瞬発力が要求されるゴールキーパー向け。今では他のポジション用も開発され、存在感を増しています。

まとめ

VRを利用したスポーツ観戦は、これまでのテレビ視聴にはなかった没入感と迫力が魅力。スポーツをまさに体感することで、その魅力を堪能できます。

今後、通信技術と撮影、視聴機器が進化すれば、スポーツの視聴方法は大きく変わる可能性があります。

一方の選手にとってもVRは革新的な技術。怪我のリスクを減らしながら効果的に反復練習を行えるため、今後多くのスポーツで導入されていくだろうと言われています。

スポーツ界と切っても切れない存在になったVR。今後の発展にご注目ください。

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でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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