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【NFL】日本人選手がいない理由とは?出場に近づいた選手もご紹介

以前は想像もできなかった日本人選手の世界での活躍が、近年になって次々と現実のものとなっています。
バスケットボールのNBAのレギュラー、テニスのグランドスラム大会での優勝、100m走の10秒切り、MLBのホームラン王争いなど。
また以前はMLBで日本人が活躍することなどほとんど考えられなかったのに、今では累計70人以上がMLB選手になっています。
一方でまだ日本人選手が1人も出場できていない北米プロリーグもあるのです。
それがNFL。
なぜ日本人のNFL選手は誕生しないのでしょうか。
今回はその理由と、出場に最も近づいた日本人選手をご紹介します。

【NFL】日本人選手がいない理由

なぜ日本人のNFL選手が誕生しないのか。
そこには多くの理由があります。

選手の人数は多い?

アメフトは各ポジションの専業化がはっきりしていて、しかも交代は何度でも自由なスポーツ。
そのため11対11の出場人数に対して交代要員がかなり多くなります。
実際に試合に出られる選手枠はNFLの場合、46人。
選手登録枠ロースター)は1チーム最大53人となっています。
各チームは、トレーニングキャンプ時には80人までの選手と契約し、シーズン開始前に選手登録枠である53人に絞り込むという流れ。
NFLのチーム数は32ですから、NFL選手の数は1696人となります。
日本人が初のNFL選手となるためには、この枠に入る必要があるのです。

他のリーグとの比較

では他の北米プロリーグの登録人数はどうなっているのでしょうか。
MLB(野球)は出場できる選手枠が26人で、契約できる選手登録枠は40人。30チームあるためメジャーリーガーの数は1200人となります。
NBA(バスケットボール)は登録選手が15人で、傘下のチームから1軍に出場できるツーウェイ契約を含めると17人。チーム数は30ですからNBAプレーヤーはわずか510人しかいないことになります。
NHL(アイスホッケー)は出場登録枠が20人で、選手登録は23人まで。チーム数は32ですから、NHL選手の数は736人です。
こうして見ると、北米4大プロスポーツの中でもNFLは選手数が突出して多いことになります。
ではなぜこれまでに日本人選手が1人も誕生していないのでしょうか。

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体格の違いは?

よく言われている理由が、体格の違いです。
しかし実際には日本人のトップ選手が体格的に劣っているということはなく、日本人選手より小さなNFL選手も大勢います。
またアメフトには多くの専門的ポジションがあるため、全てを体格で語るのはナンセンス。日本人が一人も出場できていない理由は体格の違いだとは言えないのです。

ルートがほとんどない

実はNFLには大きな特徴があります。
それは下部リーグがないということ。
野球には3A、2Aなどのマイナーリーグがあり、バスケットボールにはGリーグ(NBAゲータレードリーグ)、アイスホッケーにはAHL(アメリカン・ホッケー・リーグ)などの下部リーグがあります。
そしてそこで活躍すれば、トップリーグに昇格できることに。
ところがNFLにはそうした下部リーグがありません。
以前はアメフトを世界に広める目的でNFLヨーロッパというリーグがあり、それが下部リーグの役割も果たしていました。ところが2008年にNFLの経営方針の変更で消滅。現在は下部リーグが全くない状態です。
ではそのことが日本人選手にどうして不利になるのでしょうか。
それはNFL入りするルートがほとんどないということです。
下部リーグがないため、NFLが選手を集める最大の方法は、大学からのドラフト。しかし日本人がそれを目指してアメリカの大学に行くのはかなりの賭けになります。
そうなるとあとはNFL主催のトライアウトを受けるしか現実的な手段はありません。
しかしトライアウトはかなり狭き門。NFL選手と比べても飛び抜けたレベルの何かを持っていなければ、目に止まることもないと言われています。
つまり日本人がNFLに挑戦しようと思っても、そのルート自体がないに等しいということなのです。

コミュニケーション力

豪快な印象がありますが、アメリカンフットボールはコンビネーションプレーが多く、高度に連携して動くことが必要なスポーツ。
自分を律し、チームのためにプレーできる選手でなければNFLには入れないといわれています。
そのためキャンプではたった1度の遅刻でクビになることも日常茶飯事。
日本人は真面目で勤勉ですから、その面では有利とも言われています。
しかし一方でアメフトはワンプレーごとに戦術を話し合って動くため、高度なコミュニケーション力も必要とするスポーツ。日本人にはどうしても言葉のハンデがあります。
それを特に気にするのがチームの監督やコーチ。選手としての能力がよほど突出していない限り、リスクを取って日本人を使おうとは考えないのです。

競技人口が少ない

日本では運動能力が高い子どもはサッカーか野球をするのが一般的。周囲の大人もまずはサッカーか野球を勧めます。
逆に幼い頃からアメフトをする子どもはほとんどいないはず。
日本でのサッカーの競技人口が750万人で野球の競技人口が730万人であるのに対して、アメフトの競技人口はわずか1万8千人でしかないのです。
ところがアメリカでは、体格が良く運動神経に優れた子どもにまず勧められるスポーツがアメフト。競技人口はなんと900万人にもなります。
競技人口が500分の1で、しかも幼い頃からやっていた人はほとんどいないというだけでも、日本人はほぼ太刀打ちできないことが分かります。

【NFL】出場に最も近づいた日本人

しかし過去には、NFLのロースター入り目前まで行った日本人選手がいます。
それは俊足を活かして主にワイドレシーバーとして活躍した木下典明選手
NFLヨーロッパのアムステルダム・アドミラルズに所属していた彼は、2007年と2008年にNFLアトランタ・ファルコンズサマーキャンプに招待されました。
これは7月から1カ月間のキャンプとプレシーズンゲームに参加し、そこで結果を出せばロースター入りできるという重要なテスト期間。
そこでは3度もカット(クビ)の機会があるのですが、木下選手はシーズン直前まで見事に残留しました。
ところが最後の最後、このプレーが決まれば確実に残れるというところで、木下選手は芝に足を取られて転倒。紙一重でカット対象となり、ライバルと目されていた選手が生き残ったのです。
この時木下選手とロースター入りを争っていたのはエリック・ウィームズという選手。彼はその後、2010年にはNFLのオールスターに選ばれ、2017年にはスーパーボウルにも出場しています。

まとめ

日本人には高すぎるNFLの壁。
しかし今回ご紹介したように最も大変なのはNFLの選手枠に入ることだといえます。
もし選手になれれば、大活躍することは不可能ではないかもしれないのです。
近年は「無理だ」と思われたスポーツでも日本人が躍動中。
いつの日か日本人選手がNFLのドラフトの目に止まり、夢の日本人NFLプレーヤーが誕生するかもしれません。

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