トラックレース(自転車競技)をご存じでしょうか?
自転車競技にはいくつかの種類がありますが、トラックレースはオリンピック・パラリンピックの種目にもなっているため、見たことがあるという方もいるのではないでしょうか。
今回は、トラックレースのトップ選手になるにはどうしたら良いのか、トラックレースについてお伝えしていきます。是非参考にしてください。
トラックレース(自転車競技)とは
トラックレースとは自転車競技場の走路でタイムを競いながらレースをするものです。走路には板張りやコンクリートなどがありますが、スピードを落とさないために傾斜が付けられています。
距離は、250m、400mがあり短距離勝負のレースとなります。オリンピックや世界大会では250mのトラックで競い、車並みの速さで走るレースに圧倒されることでしょう。
トラックレースの種類
トラックレースは、主に5つの種目にわかれています。
・スプリント:決められた周回を主に2人で競う
・オムニアム:4つの種目を1日で行い、ポイントを競う
・マディソン:2人組で交代しながら距離、周回ごとの着順のポイントで競う
・パーシュート:離れた位置から2人がスタートし、完走するまでを競う
・ケイリン:最大で7人でトラックを約6周走り着順を競う
自転車をきちんと扱えるようにする
通勤、通学で自転車に乗る機会は沢山ありますが、あまり深く考えずに乗っていることが多いと思います。
トップ選手になる為には、自転車に乗れるということが大前提になります。幼少期から自転車の扱いになれることと自転車の危険性について知っておく必要があり、走る、曲がる、止まる、といった基本的なことを正しく安全にコントロールできないことには、ケガの多い自転車競技においては命取りになりかねません。
さまざまなスポーツを経験しておく
そして、幼少期から自転車だけでなくほかのスポーツも経験しておくとよいでしょう。下半身強化や精神力向上、自分をコントロールする力などを養っておくとよいでしょう。
幼少期に様々なスポーツに触れることで体の使い方や筋肉の成長、運動神経の発達に役立ちます。そして、どのような競技でもそうですが、その競技を好きであることが大切です。
過酷な練習やプレッシャーに負けないためにはその競技が好きでなければ継続することは難しいでしょう。そこを見極めるためにも、幼少期から水泳、サッカー、ダンス、野球などの様々な競技と並行しながら自転車競技を行い、最終的に自転車競技がやりたいと思えることが大事になってきます。
比べる対象があると自分がトップ選手を目指せるくらいに自転車競技が好きなのか、向いているのかがわかりやすくなります。
自転車競技部のある高校に入学する
聞きなれないかもしれないですが、自転車競技部が存在する高校が全国で約240校あります。
高校自転車競技大会には、インターハイ、高校選抜自転車競技大会、ジュニア全日本、国民体育大会という四大大会があります。自転車競技部に入り、高校の自転車競技の大会に出場できると全国のレベルも理解でき、トップ選手になる為の近道になるはずです。
学生時代に競技に必要なトレーニングができることや整備されたコースで練習ができる環境は、自身の選手としてのレベルの向上にも繋がるでしょう。
インターハイに出場するには
インターハイに出場するには、都大会、ブロック大会を勝ち抜いて出場資格を手に入れますが、高校の競技部が自転車競技連盟に加入していることが必須となるため、自転車競技部を選ぶ際はその点も注意しながら選ぶと良いでしょう。
加入していない場合は、実業団登録をしているチームに入ることにより出場できます。大きな大会に出場し成績を残せば大学への推薦入学という選択肢も増えます。
何より自分と一緒の競技で頑張っている仲間と知り合い、切磋琢磨することができるということはトップ選手にとって宝になるのではないでしょうか。
自転車の本場に留学する
自転車競技の本場は、ヨーロッパです。
日本のレースで結果を残すことができると、海外留学という選択肢もあります。国内の大会で活躍すれば色々な指導者の目に留まって声がかかることもあります。強豪チームの監督さんにお会いできる機会もありますので挨拶をしてアピールすることもできます。
このようにして繋がりを持つことで海外留学の話などができるようになると、さまざまな情報を得ることができ、チームを紹介して頂けるということなどもあります。
まずは国内のレースで活躍し、自分をアピールしながら海外留学という道を開くとよいでしょう。
まとめ
トラックレースのトップ選手になる為には、競技の技術や精神面の強さも大事ですが、それを発揮できる環境に身を置くことが重要になってきます。国内外の大会に出場するためには、一人ではできないことです。
良い指導者や仲間と巡り合い情報を得ることも大事です。海外に行く為には、語学力やコミュニケーション能力も必要となってきます。
競技部、実業団、大学、留学色々な選択肢がありますので、自分にあった方法を探していきながらトップ選手を目指してみてください。