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トップ選手への道のり

カーリングのプロ選手になるには?道のりやトレーニングなどを解説!

カーリング日本女子代表チーム、ロコ・ソラーレの2018平昌オリンピックでの銅メダルの活躍はまだ記憶に新しいですね。

また、試合中に栄養補給と作戦会議のための7分間とされるデッドタイムでの北海道銘菓赤いサイロを頬張る『もぐもぐタイム』も彼女たちの活躍とともに注目されました。

今回はカーリングの魅力に触れながら、彼女たちのようにトップ選手になるためにはどうしたらよいのかを見て行きましょう。

カーリングの始め方

カーリングは認知度が高まったと言えまだまだマイナーなスポーツ。競技人口はおよそ3000人程度と言われています。

カーリングを始めてみようとなれば、まずは全国に40程度あるカーリング協会やクラブに問い合わせをしてスクールに入会します。

東京では明治神宮東大和のスケートリンクで参加可能、2時間程度で道具も無料で貸し出しして頂けるので気軽にカーリングが始められます。

カーリングのプロ選手になるには?

そんなカーリングのプロ選手になるには、どのような道のりがあるのでしょうか。

まずは大会に出て実績を積む必要があるようです。その後オリンピックへの道も開けてくるそうで、以下で詳しく解説していきます。

カーリングの大会に出場するためには

カーリングの大会には公式戦とオープン戦があります。

オープン戦はカーリングを楽しむ方ならどなたでも参加できる大会で、初心者向けもあるので気軽にカーリングの試合に参加できる環境が準備されています。

例年は5月から3月にかけて5つほどのオープン大会が用意されています。もちろんオリンピックを目指すのであれば公式戦に出場しなればなりません。

そして公式戦に出場するには各都道府県のカーリング協会に所属し、日本カーリング協会所属の選手になる必要があります。

カーリングでオリンピックに出場するためには

カーリングでオリンピックを目指すためには強いチームに入り、そのチームでメンバーに選ばれる必要があります。

カーリングはサッカーや野球のような日本代表の選考方法ではなく、全国各地で行われる地方大会を経て日本選手権へ、日本選手権で優勝したチームが日本代表となるという選考方法です。

ちなみに女子では平昌メダリストのロコ・ソラーレ、北海道銀行の北海道勢、中部電力や富士急など本州勢も力をつけてきており強豪と言われています。

男子では最近地力をつけている北海道コンサドーレ札幌をはじめ、TM軽井沢などの軽井沢勢、カーリングの聖地にある常呂ジュニアなどがあります。
しのぎを削って日本代表となったチームは例年11月若しくは12月に行われるパシフィックアジアカーリング選手権に出場可能となり、その大会で準優勝以内であれば世界選手権出場の資格を取得できます。

世界選手権に出場するとその順位に応じてポイントが付与されることになり、オリンピック直前2シーズンの合計ポイントが多い国からオリンピックの出場権を得られるシステムになっています。

オリンピックに出場できるのは10か国と狭き門になっています。

強くなるためにトップレベルのカーリング選手はどのような練習しているのか

カーリング選手でトップ選手になるには、どのようなトレーニングが必要となるのでしょうか。こちらも詳しく解説していきます。

現代のスポーツに必要なフィジカルトレーニング

カーリングの試合時間はおおよそ2時間30分、想像以上にタフな長さです。また選手が投げるストーンの重さは直径30センチ重さ20キロ、ビール瓶1ケースほどの重さだと考えれば、相当な筋力を必要とします。

氷上でのトレーニングはもちろんのこと、陸上での筋力や走力、持久力のトレーニング、そして現代のスポーツ選手が多く取り入れているメンタルトレーニングなども必要です。

ロコ・ソラーレのメンバーはフィジカルトレーナーの指導を受け、第一にしっかり食事をするようにと言われたそうです。ただ筋力を鍛えるだけではなく、筋力を鍛えるためには先んじてコンディションを整えることが大切であり食事もトレーニングの一つだと学んだそうです。

個々の体質には当然ながら特性があり、例えば体が硬い人は柔軟性を養ってから筋力トレーニングを施すことで強化が果たされるなど、新たなトレーニングノウハウを蓄積するとともにトレーニングへの意識改革がなされました。

試合後に欠かせないメンテナンスも大切なトレーニング

そして試合後のクールダウンもトレーニングの一環として大切にしています。観ているだけでは過酷なスポーツには感じませんが、2時間半に及ぶ氷上の戦いは彼女たちには過酷であり、体力のみならず気力も大いに削がれていることでしょう。

今までおざなりに考えられてきた試合後の体へのメンテナンスにおいてもトレーニングの一環として考えられたメニューをしっかりこなすことで翌日以降に疲れを残さない、明日もまた戦える、気力体力のリカバリーを果たしています。

まとめ

「勝たなくても憧れられる、尊敬されるカーラーを目指す」カーリング日本女子代表、ロコ・ソラーレの名スキップである藤沢五月選手がこんな言葉を残しました。

ただ単に勝つだけでなく美しく勝つことを目指す、ミスで感情の起伏が激しくなり周囲への影響も与えたことでの反省点からメンタルの強化に臨んで残した彼女の言葉です。

技術だけでなく、持つ技術を最大限発揮させられる精神力こそが大切だと彼女の経験から生まれた言葉には重みがあります。

トップ選手になるためには心技体それぞれをしっかり鍛錬すること、それが一番大切だとカーリング選手から学びました。

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すぎさくしゃちょー

すぎさくしゃちょー

年々涙腺が緩くなるCEOスポーツライター

スポーツ選手のセカンドキャリアアドバイザー。 スクールウォーズとルーキーズを観ると涙が止まらない55歳。 人財測定コンサルタント/メンタルトレーナー/ブランド・プランナーなどの資格を保有しています。

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