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トップ選手への道のり

レスリングでプロ選手でなるには?年収なども解説!

東京2020オリンピックでは、レスリングが金メダル5個、銀メダルと銅メダルがそれぞれ1個、合計7個のメダルを獲得しました。

また、五輪3連覇を成し遂げ、霊長類最強と言われた吉田沙保里選手や、東京オリンピック2020では圧倒的な強さで金メダルを獲得し、話題になった須崎結衣選手など、世界の舞台で毎回大きな活躍を見せる日本のレスリング。

こうした選手たちに憧れて、レスリングをやってみたい、オリンピックを目指したいと思う子どもたちも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、レスリング選手になる方法や、その活動内容などについて紹介いたします。

レスリング選手になるには

世界で活躍を続けている日本のレスリングですが、2021年現在、日本にはレスリングでプロ契約をしている選手はほぼ存在していません。

世界大会など大きな大会で活躍する選手も、そのほとんどが会社員として企業に在籍し、給料をもらいながらレスリングをしています。皆、アマチュアとして活動をしているというのが実情です。

レスリング選手になるのに、特別な資格や試験はいりません。先ずは、子どもの頃から地域で行われているレスリングクラブに通い、練習を積み重ね、地区大会から全国大会へと勝ち進む実力をつけていくことから始めることになります。

親がレスリングの選手だったり、たまたま通っていた学校の先生がレスリングのコーチだったりと、中には特別な環境下でスタートする人もいるかも知れませんが、ほとんどの選手が皆、地道な努力により世界で活躍できる実力を身に付けていくといった道を歩んで行くことになります。

逆に言うと、誰でも努力次第で世界で活躍できる選手になることができるとも考えられます。

世界で活躍できる選手になるには

全ての選手が世界で活躍できる選手になれるわけではありませんが、世界を目指すには先ず、全国レベルから世界大会につながる実力を身につける必要があります。

実力をつけ注目されるようになると、日本オリンピック委員会がすすめる「エリートアカデミー」などで有望選手として選ばれ、特別な指導やトレーニングを受けることができるチャンスも巡っていきます。

また、過去に優秀な選手を輩出してきた、高校や大学を目指すのも世界で活躍できる選手になるための方法の一つとも言えます。こうした高校や大学では、実績のある指導者や最新鋭の設備など、高いレベルの環境下で、トレーニングを受けることができます。

ただ、日本ではこうした環境は少なく、実際レスリングを大人になるまで続ける人は多くありません。逆に言うと目標をもって努力し、レスリングを続けることで、トップレベルの選手として成長していく可能性も大きくなるということになります。

体のトレーニング以外に、トップ選手を目指すには精神力も大きな要素となります。特に体が資本となるレスリング選手は、食生活であったりオフの過ごし方であったり、トレーニング以外の場所でも、常に体のことを意識し努力を怠らない必要があります。

ほかには、毎日の厳しい練習も楽しくできるくらいの楽天的な部分も必要となってきます。

レスリング選手の活動内容と年収

レスリング選手は日々の練習と試合が活動の中心になります。

2021年現在、レスリング選手でプロの契約をしている選手は、ほぼいない状態で知名度の高い選手の多くは、レスリング部のある企業などに属し、会社員としてレスリングを行っています。

こうした選手は、会社の知名度アップのためイベント参加などの活動もあります。企業に属していない選手には、昼間は働き、仕事が終わった夜にジムなどで日々トレーニングを行うといった生活をしている人も多くいます。

ほかのスポーツのようにプロリーグのない日本のレスリング界では、ほとんどの選手がこのような生活を送っています。(※ちなみに、日本には「プロレスリング」と「プロ」の付くレスリング団体がありますが、基本的なレスリングの型は同じで、興業性が強くスポーツというよりエンターテイメントの「レスリング」とは違う位置づけとされています。)

では、レスリング選手の収入はどのくらいになるのでしょう。企業に属する選手の収入は、基本的に一般的な会社員と変わりません。
属している企業によって上下はしますが、一般的な20代~30代の平均年収300万円~400万円程度と考えられます。オリンピックなどで活躍し、知名度の上がった選手は、ほかにCM契約による収入だったり、また所属企業との契約も年俸制に変わったりと、収入アップが期待できます。

レスリング選手のほとんどが40代になる前に引退をしますが、引退後は多くの選手が指導者やレスリングの普及に携わる道を選びます。中には、そのまま企業に残り会社員として生活を続けるといった選手もいます。

少数ではありますが、キャラクターを生かし吉田沙保里選手のようにタレントやコメンテーターとして活躍する選手もいます。

注目されることの多い日本のレスリングでは、世界で活躍したあとにまた違った選択肢を選ぶことができる可能性も少なくありません。

まとめ

世界の舞台で活躍を続ける日本のレスリングですが、競技人口は極めて少ないスポーツです。小学生から始め、中学、高校と進学が進むにつれ、さらに競技人口の減少が進みます。

これは、逆に目標をもって努力を続けることでトップ選手への道を手に入れるチャンスが増えるとも考えられます。

日本のレスリングは世界でもトップレベルです。それはオリンピックのメダルの数を見てもわかりますが、その分注目されることの多い競技です。

今後は、多くの選手がレスリングを長く続けていくことができるよう、選手の育成環境が整備されることで、トップレベルの選手の輩出が今以上に増えることを期待します。

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Hiromu

Hiromu

体を動かすことが大好きなアクティブライター

プレイヤーとしての経験に加え、サッカーの審判、メンタルコーチなど、様々な視点からスポーツの魅力を多くの人に伝えられるような記事を提供いたします。

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