プロになりたい、ストレス解消にサンドバッグを殴ってみたい、ダイエットしたいなど、いろいろなきっかけで始める人が増えているボクシング。
独学で行えるものではないため、ほとんどの場合、ボクシングジムに通うことになります。
とはいえボクシングジムは初心者には敷居が高く感じるもの。
どのような基準でジムを選べば良いのでしょうか。
今回は、初心者が知っておきたいボクシングジムの選び方を解説します。
【ボクシングジム】種類
昔はボクシングジムといえば、血反吐を吐きながらプロを目指す場所というイメージでした。
しかし最近はボクシングをベースにしたエクササイズが人気を集めていることもあり、ボクシングジムの種類はかなり細分化しています。
これを間違うと、思っていたボクシングを習うことすらできなくなってしまいますから、まずは注意してください。
ではどのようなボクシングジムがあるのか、その種類をご紹介します。
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プロボクシングジム
日本プロボクシング協会(JBC)に加盟しているボクシングジム。
プロのライセンスを取るためにはプロボクシングジムに所属する必要があります。
憧れのチャンピオンの間近でトレーニングできることも。
レベルの差はありますが、専門のボクシングジムの多くはプロ養成を目指すジムとなっています。
アマチュアボクシングジム
アマチュアボクシング連盟(JABA)に加盟しているボクシングジム。
アマチュアボクシングの大会にはこのタイプのジムに所属して出場することになります。
とはいえアマチュア専門のジムはあまり多くはなく、プロ向けのジムがアマチュアコースも設定しているというのが一般的になります。
ボクシングパーソナルトレーニング
ボクシングの基本動作やミット打ちを個人指導で習えるのがパーソナルトレーニングジム。
大勢で習うのが苦手で、ボクシング技術を丁寧に教えてほしい人に向いているジムで、料金は高くなりますが元プロボクサーから指導を受けられるジムもあります。
ボクシングフィットネスジム
ダイエットや健康維持などを目的としたボクシングジム。
試合ではなく、主にミット打ちやサンドバッグ打ちなど、ボクシングの動きをベースにしたフィットネスを行うジムです。
プロ向けのジムがコースを開設していることもよくあります。
ボクシングスタジオレッスン
フィットネスジムなどのスタジオ(広い空間)で参加するグループレッスンのボクシングフィットネスを行うジム。
音楽に合わせてキックやパンチなどボクシングの動作を行うもので、本格的なボクシングではなく、よりフィットネスに近いプログラムになります。
キッズボクシングジム
子ども向けのボクシングジム。
プロボクシングジムが開設しているものも多く、将来のプロを目指す子どもや、基礎体力をつけたい子どもなどが通います。
剣道や柔道のような習い事の感覚で通えるのが特徴。とはいえボクシング自体がハードなスポーツですから、練習はそれなりにキツくなるのが一般的です。
【ボクシングジム】選び方のポイント
多くの種類があるボクシングジム。やりたいことのイメージがある場合、その目的にあったジムを探すことになります。
ではコース以外にはどういった点に気をつければ良いのでしょうか?
立地
まず無視できないのが、ジムの立地です。
これはフィットネスジムやトレーニングジムを選ぶ際にも言えることですが、「通いにくい」というのが、途中で投げ出す最大の理由になってしまいます。
自宅に近い、または毎日通う会社や学校に近いのが理想。
通勤・通学の途中で寄りやすい立地なら続けやすくなります。
しかし普段の生活とは別の駅にわざわざ電車を乗り換えて行かなければならないジムなら注意が必要。自分にはそこに通うだけのモチベーションがあるのか、しっかり考えるようにしてください。
規模
プロボクシングジムにアマチュアコースやフィットネスコースを設定しているところもよくあります。しかし多くのコースがある場合、そのジムの規模が十分に大きいかをチェックする必要があります。
コースの種類が多くても規模の大きなジムなら問題ない場合がほとんど。一方で規模が小さく、トレーナーの人数も少ないのに、それに対して多すぎるコースを設定しているジムもあるのです。
ボクシングはトレーナーに指導してもらうのが基本。トレーナーの数が少ない場合、しっかり教えてもらえない可能性があります。
1日体験
ボクシングは実は儲けることが難しい業界。
有能なトレーナーを雇えず、コーチングがおざなりなジムもあります。
そこで、まずは体験レッスンでよく調べてから入会するのがおすすめです。
1日体験では自分のコースだけでなく、周囲の雰囲気もしっかり観察してください。
練習生に熱心に指導を行っているか、具体的な指示をしているかをチェック。全体的に活気があり、トレーナーが熱心に指導しているジムなら、自分のやる気も上がるはずです。
1人でほったらかしにされている練習生が何人もいたり、コーチングもせずにひたすらワンツーのミット打ちをさせていたりするようなら要注意。トレーナーにやる気や能力がないジムかもしれません。
またトレーナーの指導態度が自分に合っているかも重要です。
ボクシングの場合、攻撃的な言葉使いで鼓舞してもらった方がやる気が出る人もいれば、優しく丁寧に指導してもらいたい人もいます。
この辺りの相性の良し悪しはあって当然。体験してみなければ分かりませんから、遠慮なく1日体験に申し込んでください。
まとめ
ボクシングは続けていれば上達や結果が見えやすいスポーツ。
しかしハードなだけに挫折もしやすいのが難点です。
その意味でも、今回紹介した立地の条件はかなり重要。
1日体験に申し込む前に何度かジムの前まで歩いてみて、「面倒だ」と自分に言い訳せず通えるかを判断してみるのもお勧めです。
ダイエットやストレス解消の効果も高いボクシング。
長く続けるためにもぜひ自分に合ったジムを見つけてください。
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