体育会系の部活の中でも人気が高いサッカー部。
ある程度大きな部になると欠かせないのが、マネージャーの存在です。
やってみたいという人も多いサッカー部のマネージャー。
とはいえ具体的にはどのような仕事をする役割なのでしょうか。
今回は、サッカー部のマネージャーについて調査。
驚くほど多いその役割や求められる資質、またマネージャーになることのメリットもご紹介します。
【サッカー部】マネージャーとは
そもそもマネージャーとは、サッカー部の中でどのような位置付けになるのでしょうか。
位置付け
サッカー部のマネージャーを一言で表すとサポート役。
常に部員のことを考え、部員や監督が快適な環境でプレーできるように気を配る、そして表には出ない、まさにサポート役となります。
一方で「チームの一員として欠かせない」と言われるのもマネージャー。
多くのサッカー部でマネージャーは同じ目標に向かう「仲間」として認められています。
別名
サッカー部のマネージャーは中学や高校では「サカマネ」という略称で呼ばれ、親しまれています。
一方、大学サッカーでは「主務」と呼ばれることも。
呼び名が一気に堅くなるその理由については後述します。
【サッカー部】マネージャーの役割|高校
サッカー部のマネージャーの役割にはどのようなものがあるのでしょうか。
まずは高校サッカー部での具体的な仕事をご紹介します。
基本的な役割
ほとんどのサッカー部で、以下の仕事はマネージャーの役割となっています。
・練習や試合のスコアノートの記入
・選手のドリンクの準備
・練習道具の準備手伝い
・コーチや監督のサポート
・チームのモチベーション維持
スコアノートの記入はマネージャー業務の基本で、重要な役割。
書き方などを先輩から教えてもらって覚えることになります。
そして実はとても重要なのがチームのモチベーション維持。
試合で応援をするだけでなく、普段から部員一人ひとりのことをよく知り、その人のやる気がアップするようポジティブな声かけをすることが求められます。
また選手同士の関係、会話がうまくいくよう導くという難しい役割も。
誰でもできるわけではありませんが、マネージャーには高いコミュニケーション能力も求められるのです。
追加されることがある業務
部活によっては以下のような仕事が加わることもよくあります。
・大会や試合などの会場設営の手伝い
・大会などでの貴重品の管理
・大会などでの来賓への対応
・相手校とのユニフォームの色などの事前打ち合わせ
・部員のユニフォームやビブスの洗濯
・部室の清掃
・テーピングなどの応急処置
・ウォーミングアップの手伝い
その仕事は多岐に渡り、かなり多忙。
まさにマネージメント能力が問われる仕事となります。
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【サッカー部】マネージャーの役割|大学
大学サッカー部のマネージャーも、基本的な仕事は高校と同じ。
しかし他にも「主務」と呼ばれるにふさわしい仕事が加わってきます。
追加される仕事
大学サッカー部で追加される仕事には以下のようなものがあります。
・経費の管理
・試合相手との交渉
・必要書類の作成と配布
・学連や体育課との連絡
「学連」とは関東大学サッカー連盟や関西大学サッカー連盟など、その大学が加入している大学サッカー連盟のこと。リーグ戦のエントリーなど重要な連絡が任されますから、責任重大です。
他にも高校までは顧問の教師が行なっていた事務的な業務がマネージャーの仕事に。そのため大学のサカマネは「主務」と呼ばれるのです。
【サッカー部】マネージャーのメリット
実はなかなかの激務で熱意も必要なサッカー部のマネージャー。
本人にもメリットはあるのでしょうか。
サッカーを深く理解できる
女子サッカー部がない高校や大学でもサッカーに関わることができるのはマネージャーの魅力。
サポートをしながらサッカー選手の心理や戦術などをより深く理解できます。
もちろん試合を間近で見ることができるのもメリット。
とはいえ試合中はマネージャーの仕事が山積みですから、純粋に楽しむことはほとんどできません。
気遣いが身につく
サポート役は気遣いがとても大切。選手を支えながら出しゃばりすぎない気遣いとコミュニケーション能力が鍛えられます。
また試合の連絡などで他校の大人と話をすることも。
言葉遣いなど社会に出てから役立つ会話能力も高めることができます。
チームの一員になれる
運動が苦手でもマネージャーはチームの一員として迎えられます。
同じ目標に向かって努力すれば、仲間として勝利の喜びを感じられることに。
「青春してる!」と実感できるのが魅力というマネージャーも多いようです。
マネージメント力が高まる
マネージャーの業務は非常に多く忙しいため、自己管理能力や時間の管理能力、事務処理能力が鍛えられます。
将来の仕事にも役立つマネージメント力が得られるのは大きなメリットです。
人の役に立っていると実感できる
マネージャーはスポットライトが当たらない仕事。
最初からそれを理解しているだけに「人の役に立つ仕事だと実感しやすい」と言われています。
自分は表舞台に立つことはありませんが、支えてきた部員たちから「ありがとう」と言われたときに大きな喜びを感じられると多くのマネージャー経験者が語っています。
まとめ
マネージャー希望者の中でも特に人気が高いサッカー部。
実際にやってみたら思っていたよりずっと大変だったという声も多く聞かれます。
しかしそれだけにやりがいがある役割。
サッカーが好きで、人の役に立つことをしたいと思っている人なら、とても有意義な経験となるに違いありません。
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