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【スポーツ】ルーティンって意味があるの?種類や代表例もご紹介!

アスリートがプレー中などに、何気なく行なっている「ルーティン」ってご存じですか?

最近では、色んなアスリートのルーティンが取り上げられ真似をする選手や子供たちも少なくありません。

トップアスリート達も行なっているルーティンについて、メンタルトレーナーの資格保持者でもある筆者が、詳しくお話ししていきます。

アスリートの代表的なルーティン

ルーティンとは、選手それぞれ違います。

特に代表的なアスリートをご紹介していきます。

イチロー(元プロ野球選手)
バッターボックスに立った際に、袖をまくりバットを投手の方向に掲げ構えに入ります。

クリスティアーノ・ロナウド(サッカー選手)
フリーキックを蹴る前に大股で5歩下がり、仁王立ちをしてから大きく息を吐きキックの動作に入ります。

内村航平(体操選手)
跳馬の際に、両腕を前に伸ばし狙いを定めるような仕草をしてから、助走に入ります。

羽生結弦(フィギュアスケート選手)
スケートリンクを周りながら、胸の前で「士」の文字を書くような仕草を行なっています。これは、体の縦の軸と横の軸を確認する為に行なっているそうです。この動作の後に演技に入ります。

この様に一人一人違う動作ではありますが、必ず決まった動作をしてから、メインの動作に移っています!

ルーティンの種類とは?

ルーティンにも種類があり、色々な場面に関わってきます。

ルーティンの種類を簡単に説明していきます。

ウェイティング・ルーティン

このルーティンは、本番を待っている時のルーティンです。

例えば、音楽を聴いて気持ちをコントロールして、モチベーションを上げる為の映像を見たりするなどがこのルーティンにあたります。

プレ・スタート・ルーティン

このルーティンは、本番直前に行うルーティンです。

例えば、円陣を組んだり、コートに入る際に床を触れたり、コートに入る前に飛び跳ねたりなどがこのルーティンにあたります。

プレ・パフォーマンス・ルーティン

このルーティンは、プレー中に行うルーティンです。

上記であげたアスリート達がやっている動作のほとんどはこのルーティンにあたります。
プレーの動作を行う前に、行うルーティンです。

例えば
・サッカーやバスケットボールなど試合の流れが続くスポーツでは、サッカーならPKやフリーキックの直前など、バスケットボールならフリースローの直前など

・テニスやバレーボールなどサーブから試合の流れが始まるスポーツでは、サーブの直前など

・陸上や水泳などスタートの動作や位置をセットするスポーツでは、スターティングポジションをセットする直前など

競技でそれぞれ違いはありますが、トップアスリート達の見覚えのある動作は、このルーティンである場合がほとんどです。

ポスト・パフォーマンス・ルーティン

このルーティンは、プレー後に行われるルーティンです。

例えば
・テニスでミスショットの後に深呼吸を行う・ガットを直すなど

・ゴルフでショット後にスイング(素振り)をするなど

これらがこのルーティンにあたります。
プレーの後に気持ちや動作の修正を行い、ミスを引きずらない様にリセットする為に行います。

ウォーキング・ルーティン

このルーティンは、プレーとプレーの間に行われるルーティンです。

例えば、歩きながら深呼吸行う・姿勢を正す・セット間に伸びをするなどが、このルーティンにあたります。

上記で説明した全てのルーティンをアスリート全員が行なっているわけではありません。

どれか一つでも取り入れて、自分なりのルーティンを作ってみる事をオススメします。

ルーティンの効果とは?

さてこのルーティンですが、アスリートはなぜ行なっているのでしょうか?

それは、本人達がその効果を実感しているからです!
これらのルーティンには

・成功の妨げとなる思考や行動を防ぐ

・不安や緊張を和らげ、心を整え、集中力を高める

・プレーの確実性を高める

などといった効果があると言われています。

大事な場面で、マイナスな思考や感情は極度の緊張状態を作り出し、体の状態も変化してしまいます。
いつもより力んでしまったり、余計な事を考えてしまったりとパフォーマンスを低下させてしまう恐れがあるのです。

そういったマイナス思考をストップさせ、いつもの心の状態になり、いつも通りの状態でパフォーマンスを行うためにルーティンが役立つのです。

まとめ

代表的なものをまとめてみましたが、ルーティンとは奥が深いもので、試合の日の朝食は必ず同じメニューを食べるなどもルーティンの一つと言えます。

ビジネスに取り入れている方達もいますし、主婦の方でも取り入れている方もいますので、いつも通りの自分で最高のパフォーマンスを出せる様、これをキッカケに取り入れてみるのも良いと思います。

競技やポジションに関係なく出来るのがルーティンの良いところですね。

この記事が、あなたのパフォーマンスの手助けになってくれたら幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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コジ

コジ

スポーツ関わる全ての人を笑顔にしたい!

柔道整復師・パーソナルトレーナー・メンタルトレーナーの資格を保有しスポーツに関わっています。わかりやすく、読みやすい記事をお届け致します!

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